「熊徹」と名乗る熊のような容姿をした身勝手で粗暴なバケモノが主人公の九太の育ての親で師匠だが、どうも「熊徹」が「モービィ・ディック」のようだ。廣瀬すずが声を演じる楓が「白鯨は船長自身の心の闇の化身なのだ」と九太に説明するところで九太の闇でもある。
『バケモノの子』は、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちの棲む異世界での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛など。子どもから大人まで、あらゆる世代が共感できるだろう。
グリーンダカラちゃんとムギちゃんが、映画『バケモノの子』の世界に差し入れするコラボも面白い。サントリー食品インターナショナルの機能性飲料「GREEN DA・KA・RA」「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」と、『バケモノの子』のコラボ展開が始まった。映画の舞台となっている渋谷には壁面広告が登場するなど、コラボ展開が今後目白押し。
0 件のコメント:
コメントを投稿