2014年12月31日水曜日

岡本太郎の残した数々の名言の中でも、特にイノベーティブな言葉を選んでみた。選んでみると以外やMITメディアラボの副所長の石井裕さんの発言にも類似している。

















今いくつかの出版を計画している。作家の代理人としての出版エージェントでもある鬼塚忠さんと次回の出版企画のミーティングをしているときに、「坂井さんはの口調が合うから文体の参考にしたら?」というアドバイスを頂いた。

早速名言集を読んで見ると確かに共感の嵐。大阪万博の「太陽の塔」を作ったことで知られている岡本太郎。彼のユニークな行動や「芸術は爆発だ」の発言は特に有名だ。生涯自分の意思を貫き通し、今でも多くのファンに愛されている。















彼の残した数々の名言の中でも、特にイノベーティブな言葉を選んでみた。選んでみると案外MITメディアラボの副所長の石井裕さんの発言にも類似している。これに近いことを若い人にアドバイスすることが多い。しかし、たとえば「16,成功したら成功したでいい。失敗したら失敗したでいい。」と言うと、いや僕は失敗したくない。となる、バイヤスを破るのは簡単ではなく、体験の質量が必要なんだろう。

















1,生きるというのは瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて現在に充実することだ。過去にこだわったり、未来でごまかすなんて根性では現在を本当に生きることはできない。

2,ズバリ答えよう。金と名誉を捨てたら人間の「生命」がのこるんだ、精神の自由さから来るデタラメこそが真の芸術である。

3,いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこにとびこむんだ。やってごらん。

4,人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。

5,挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない。

6,手なれたものには飛躍がない。常に猛烈なシロウトとして、危険をおかし、直感に賭けてこそ、ひらめきが生まれるのだ。

7,自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければなおいい。決意の凄みを見せてやるというつもりで、やればいいんだよ。

8,面白いねぇ、実に。オレの人生は。だって道がないんだ。眼の前にはいつも、なんにもない。ただ前に向かって身心をぶつけて挑む。瞬間、瞬間があるだけ。

9,僕は流れるって感じが好きなんだ。固定したものは全然つまらない。人生だってそうだろう?いつも流動的で、何が起こるかわからない。だから面白いんだ。

10,自分という人間をその瞬間瞬間にぶつけていく。そしてしょっちゅう新しく生まれ変わっていく、エネルギーを燃やせば燃やすほど、ぜんぜん別な世界観が出来てくる。

11,人間の運命というものは、99.9%が成功しないものだ。成功者でないほうがより人間的な運命だ。

12,自分自身を突き飛ばせばいいのだ。炎はその瞬間に舞い上がり、あとは無。爆発するんだ。

13,全身全霊が宇宙に向かってパーッとひらくこと。それが「爆発」だ。

14,人生は本来、瞬間瞬間に、無償、無目的に爆発し続けるべきだ。いのちのほんとうの在り方だ。

15,ぼくが芸術というのは生きることそのものである。人間として最も強烈に生きる者、無条件に生命を突き出し爆発する、その生き方こそが芸術なのだということを強調したい。

16,成功したら成功したでいい。失敗したら失敗したでいい。それだけでいい。





2014年12月30日火曜日

「アトム信号機」まで登場した神奈川県「ROBOT TOWN SAGAMI(さがみロボット産業特区)」プロジェクト


最近地域活性化プロジェクトの話を良く聞く。コミュニティデザイナーの山崎亮さんなどの地域活性化の専門家も増えた。クリエイターの持つ直感力が貢献できる分野だろう。

神奈川県「ROBOT TOWN SAGAMI(さがみロボット産業特区)」プロジェクトは神奈川県が県民の「いのち」を守る、生活支援ロボットの実用化・普及を進めたり、関連企業の集積を進めている施策だ。
人のいのちを支えるという点から「鉄腕アトム」が起用され様々なイベントなどを実施、さらにはさがみにシンボルになるようなものを作ろうとアトム柄の信号機まで神奈川県某所に出現し、話題となっている。この施策をプロデュースするのは三寺雅人さん。













このエリアはもともと全国トップレベルのロボット関連産業が集積しているエリアだった。「アトムを探せ」と、様々なこの地域で開かれるイベントの中でアトムを見つけてもらうというイベントも実施した。

自治体のキャンペーンは予算は限られていることが多い、そういう中ではコストパフォーマンスの良い地域活性化プロジェクトになりそうだ。期待したい!

http://sagamirobot.com/
http://adgang.jp/2014/12/83324.html


2014年12月29日月曜日

271年前に、800ページに及ぶたった一冊の手書きの本から色の百科事典「パントン」が始まったとは知らなかった。


パントンカラーガイドは、「A Boogert」としてのみ知られているアーティストは彩画のために絵の具を混合するための包括的なガイドを271年前に組み立てた。特定の色合いとどのようにミックスする方法を示し微妙に異なる様々な色の百科事典だ。




















衝撃的なのは、大規模で視覚的に美しい作品は、何世紀にもわたってほとんどの学者や一般市民に事実上知られていなかった。












1692年に中世の書籍の歴史家 Erik Kwakkelによって知られることになり、1963年に初めて公開される。1962年にパントンは、化粧品メーカーに色見本帳を印刷する会社を母体に創業した。1963年には、印刷会社用に「パントン・マッチング・システム」を発売した。



http://www.mymodernmet.com/


2014年12月28日日曜日

コンサルタントで思想家の山口揚平さんFBでの“イーロン・マスクを生み出すことのできたこの世界”の投稿が興味深い。


山口揚平:起業家のヒーロー、リアルアイアンマンとして人気絶頂のイーロン・マスクだけど、彼を追いかけるのではなくて、本当は、逆に“イーロン・マスクを生み出すことのできたこの世界”の新しいしくみを考えることの方が大事。

Paypalで大金持ちにあっさりなった後に、テスラモーター(電気自動車)とスペースX(宇宙ロケット)とチューブ(高速鉄道)を起業して成功する、なんてことができるこの世界のしくみは一体なんだろう。(山口揚平さんFBから引用)

















ネット、ロケット、EV、高速鉄道と20世紀の概念では、あり得ない多岐の分野において成功している理由は何だろうと私も考えていた。山口揚平さんは、それを端的に「起業家の役割は、全体構想とモジュール分解」と以下のように答えを出す。















山口揚平:最高の技術知見のアクセス可能性と、圧倒的な資本調達の可能性に答えがある。起業家の役割は、全体構想とモジュール分解。きっとイーロン・マスクは、この世のあらゆるモジュール分解された資源は調達しうる、ということを疑っていない。

だからこそ自身はひたすら構想とそのための知識に集中し、構想化された方程式が現実世界で機能するかをひたすら検証し続ける。そしてそのための資本集約のための技術と信用を保持する。そういったことだ。普通我々はリソースベースで物事を考えてしまう。だがこれは分業とネットワークが十分でなかった20世紀の発想なのだ。(山口揚平さんFBから引用)

イーロン・マスクという21世紀の怪物の正体を見破る山口揚平さんは興味深い。

https://www.facebook.com/groups/133314753530215/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E6%8F%9A%E5%B9%B3


2014年12月27日土曜日

スニーカーデザインにバイアスを持たないマーク・ニューソンは、0からデザインを再定義しマルチピース構造でソールもアッパーも一つのデザインで構成したZVEZDOCHKAの清々しさ。




















通常スニーカーのデザイナーは、①スニーカーの靴底の事をアウトソール、②アウトソールとインソール(足裏)との間に入るミッドソール③スニーカーのソール以外の部分アッパー④シューレース(靴紐)ホール(靴紐を通す穴)⑤タン⑥アッパー部分の内側ライナー⑦ヒールカウンターと7種類のパーツを前提にデザインを考える。














ところがスニーカーデザインにバイアスを持たないマーク・ニューソンは、0からデザインを考えマルチピース構造で表も裏もソールもアッパーも一つのデザインで構成した。天才のすがすがしさに驚かされる。
















マーク・ニューソンは、2004年にリリースNIKE ZVEZDOCHKA(靴の名は、ZVEZDOCHKAがでスプートニク10に乗って軌道に打ち上げロシアの宇宙犬の名前)をデザインした。宇宙好きのマーク・ニューソンが、初期の宇宙時代に触発された大胆かつ洗練されたスニーカーは、珍しいマルチピース構造。

構造は外側ケージ、連動アウトソール、インナースリーブとインソールに分けられるが、外観からはどこから見ても同じ表情をまとっている。ZVEZDOCHKAは画期的なエンジニアリングの結果だった。コンピュータ上で完全にモデル化し、靴はモジュラー設計。

通気性有孔ケージは、連動部品の基盤を形成した。第二の皮膚のように足をフィッティング、インナースリーブは足をカバーし保護するために、柔軟な耐熱材料で作られた。 ZVEZDOCHKAはNIKELABで、オンライン2014年12月29日から再リリースされる。http://www.designboom.com/



2014年12月26日金曜日

世界初の義足のポップスターのヴィクトリアは、MVの中でゴージャスなジュエリーのように装飾された義足を披露、ショッキングに美しい。


 ラトビア生まれのモデルで歌手のヴィクトリア・モデスタは宝飾品のようにゴージャスにデコレーションされた義足を隠すことなく、むしろ誇らしく見せることを前提に作られたプロトタイプの義足で最初のミュージックビデオをリリースした。
最初に広く知られた義足のポップスターなので、彼女は多くのハンディを持つ人々に成功へのインスピレーションを与えた。ヴィクトリアは常に障害に関係なく夢をかなえたことを誇りに思っている。ダイバシティの時代の到来だ。



http://www.boredpanda.com/


2014年12月25日木曜日

間もなく発売されるApple Watchのライバルは、スイスの高級時計かもしれない。そしてAppleのライバルはもはやサムスンやSONYではなく、高級ファッションブランドのLOUIS VUITTONやGUCCIだろう。

マーク・ニューソンを迎え「Apple Watch」をハイエンドのファッションアイテムとして位置づけようとする同社のマーケティング戦略は、デジタルプロダクトのメーカーというポジションから、デジタルテクノロジーに強いファッション企業へと舵を切った。
ただしiMac登場もパーソナルコンピュータのファッション化だったことを考えると一貫した流れにも見える。アップルが、今なによりも注力しているミッション。それはApple Watchをオシャレなファッションアイテムとして認識させること。
Appleはパリコレクションに参加し、フランスの高級ブティック、ColletteでApple Watchスペシャルイベントを開催した。ガジェットの展示は、それでも多くの群衆を集めている。スポートツコレクション、ベーシックコレクション、および18金ケースのハイエンドコレクションからなるラインナップの豊富さは完全にファッションビジネスだ。















Apple Watchの発売時期を、2015年早期間もなく購入できる。Appleは、Apple Watchをファッションアイテムとして位置付けようとしていることを隠そうとしない ― ファッション中心地のパリでイベントを開き、中国人トップモデル・リウ・ウェンをApple watchをまとい『ヴォーグ』の表紙に登場させ、編集長のアナ・ウィンターらのスペシャルゲストを招待することによって、インフルエンサーたちをも巻き込もうとしている。

http://www.apple.com/jp/watch/films/#film-reveal
http://jp.techcrunch.com/
http://matome.naver.jp/odai/2140845879021118201




2014年12月24日水曜日

大量に同じデザインの衣料が販売されるファストファッションも、多くの人たちが繋がったSNSも個性の喪失に貢献している?

オランダの写真家Hans Eijkelboomが、上海、ニューヨーク、またはパリで、彼が見たものを20年間も撮影した。これらの写真を見ていて岡田斗司夫さんと”個性”の話になったことを思い出した。

岡田さん曰く「FacebookやLineなどのSNSを通してあまりにも多くの人たちが繋がった結果、価値感が平均化し個性を維持することが難しくなり皆同じような普通になった」という文脈だった。





























Hans Eijkelboomが、ほぼ毎日、80枚の写真を撮影に費やし、21世紀の人々/People of the Twenty-First Century という本も、個性の喪失を実証している。これらの写真は撮影日、都市と時間でグループ化されている。ローラーブレードを履き上半身裸の男たち、赤いジャケットの人々、上下デニムの人たち等を通して日常生活の陳腐さを感じさせる。

人々は皆個性的でありたいと思っているのだろうけれど、いくつかの典型に分類されてしまう結果。短いサイクルで世界的に大量に同じデザインの衣料が販売されるファストファッションもSNSも個性の喪失に貢献しているのかもしれない。
































http://bit.ly/1zdmgoB

*「個性的=かっこいい」という観念が破壊され、時代は今"ふつう"を欲している。ニューヨークで広がる"ノームコア"というトレンド
http://sakainaoki.blogspot.jp/2014/04/blog-post_10.html

*岡田斗司夫さんも個性について書いている。
「個性が素晴らしい・・・本当にそうか!!?」
http://www.netcity.or.jp/otakuweekly/BW2.4/frame.html





2014年12月23日火曜日

ピクセル・コミックのGIFアニメ、なぜピクセルコミックは魅力的なのだろうか?ピクセルコミックをモチーフにしたTシャツも魅力的。

スロバキアのデザイナーDusan Cezekは「Pixelomics」と題されたGIFで少しのシーンだけが反応するコミックのスーパーヒーローが登場する作品を作った。なぜピクセルコミックは魅力的なのだろうか?https://www.behance.net/najboljidizajn













ピクセルコミックをモチーフにしたTシャツも魅力的
https://www.behance.net/





2014年12月22日月曜日

激しいポップアップ広告のようなGifアニメが強烈で肝心のテーマのベストマガジン2014の表紙がよくわからない。

2014年にリリースされた最も美しいの雑誌の表紙にフォーカスしたfubizの投稿、激しいポップアップ広告のようなGifアニメが強烈で肝心のテーマのベストマガジン2014の表紙がよくわからない。






http://www.fubiz.net/

2014年12月21日日曜日

宇宙ファン待望の“Orbits Clock”軌道時計























これは面白いですね。Studio Veは、時計の円形にした時分秒針が“Orbits Clock”軌道時計を構成します。

Orbits Clock from Studio Ve on Vimeo.
3本の黒い円形の輪になったカーボンファイバーは、非常に微妙な、風通しの良いスタイルを実現したが、一方で壁から手前にかなり大きなスペースが必要になる。
http://www.studiove.com/