2012年1月31日火曜日

太陽の昇らない街に、人工の太陽をプレゼントしよう。というトロピカーナが行ったキャンペーンです。














まずはカナダの北の街、イヌヴィック(Inuvik)で行われました。この街は北極圏にあり、冬には約一ヶ月の間太陽が昇らない日がある薄暗い街です。そんな街で初日の出を見せるべく行われたのが、このキャンペーンです。子供達の笑顔に、ぐっときます。
Tropicana Advert Commercial: Arctic Sun - Brighter mornings for brighter days


同様に、イギリスでもこのキャンペーンは行われました。人々の何とも言えない笑顔が感動的です。

Trafalgar Sun Timelapse -- Tropicana Brightens up London 2 Hours Earlyメイキング













この人工の太陽は、アーティスト集団"Greyworld"によって行われました。暗い街を照らす、トロピカーナのキャンペーンは実にファンタジックで素敵です。

2012年1月30日月曜日

過去というのは自分の中の他人だ。すると過去の自分から未来の自分を想像する時、それも他人だ。過去も未来も他人だとすると、自分は現在だけということになりそう。横尾忠則

さて人生系のレクチャーの後、学生から受ける質問に、一つのパターンがあります。「先生の20才の時に、やっておけば良かったと思うものは、なんですか?」的な質問、もっとバリエーションがありますが、この類「たられば」の質問がかなりあります。

学生がそれを聞きたい理由もわかるのですが、その時僕は常に戸惑います。なぜなら45年前の自分はすでに他人だからです。横尾忠則さんの「つぶやき」にあるように。

また横尾さんは、今まで数多くのY字路の絵を描いています。Y字路へのこだわりを「生か死か、過去か未来か。岐路を表すものとしての特性」と語っています。つまり人生は「あみだくじ」なのです。






















横尾忠則:「過去というのは自分の中の他人だ。すると過去の自分から未来の自分を想像する時、それも他人だ。過去も未来も他人だとすると、自分は現在だけということになりそう。その自分も死んだら、生きていた自分はみんな他人か?」

坂井:先日のレクチャーで二人の質問を受けながら、上手く説明出来なかったのですが、横尾さんのつぶやきで、かなり僕の言いたいことに近い文章がありました。20才の自分に出会えるのなら、聞いて見たいですね。おまえ何を考えていたんだ?と、、

学生A:この横尾さんのつぶやきを読んでみて、まだ味わったことがない観念だと思いました。まだ20歳ということもあるとは思いますが、過去を振り返る時に自分の中に他人っぽさを感じたことはありませんでした。時間が経つとそういった感覚になるのかもしれませんね…!

 横尾忠則:「Y字路の持つ特性ってあると思う。生か死か、過去か未来か。岐路を表すものとしての特性ね。だけど今は、モチーフ(主題)としてはY字路を使っているけれど、そうした形而上(けいじじょう)的な特性から離れて、もっと絵画的な問題として考えたいと思っています」

2012年1月29日日曜日

Youtubeに380万年間でアップロードされる動画の合計時間は、宇宙が誕生してから今の姿になるまでに匹敵します。

















驚異的なYoutube、その驚異的な規模を紹介するサイトで、味のあるキャラクター達が、Youtubeの凄さを教えてくれます。

Youtubeには、1秒間に1時間分の動画がアップロードされます。さて、この規模を広げていくと…
↓遊べます!
http://www.onehourpersecond.com/

このサイトはどこまでも続いていく様に思われますが、最後には…Youtubeに380万年間でアップロードされる動画の合計時間は、宇宙が誕生してから今の姿になるまでに匹敵します。驚異的ですね…

そんな動画共有サイトですが、大変興味深い作品がありました。『スターウォーズ・エピソード4 新たな希望』

Vimeoの開発者である”Casey Pugh”が、スターウォーズの一部(15秒間の動画)を製作して欲しいと公表しました。そして、3年の歳月をかけ「スターウォーズ・エピソード4 新たなる希望 」が完成したのです。世界中の人が動画製作に関わる、「クラウド型の映画製作」が実現したのです。
これからは、世界中のユーザーが参加した映画が公開なんてこともあるかもしれません。

「ヴィクトリア朝時代のインターネット」という書籍は、200年前の初期のインターネットの話だ。まず電信に挑戦したのはクックとモールスである。その他、天才時計師のブレゲ、電池を発明したボルタなど、詐欺師か天才か?わからない人々が暗躍し実現する。

服部桂さんという元朝日新聞社科学部記者が翻訳した経緯もあり、この本「ヴィクトリア朝時代のインターネット」を贈呈して頂いた。インターネットの本質が「距離に関係なく情報のやり取りができる」だとしたら、その革命をこの地球上で最初に成し遂げたのはヴィクトリア朝時代だった。(1837年から1901年)産業革命勃興の時、すでにインターネットは存在していたのだ。もう面白過ぎて友人達に薦めまくっている。































もちろん今と同じインターネットがあったわけではない。ヴィクトリア朝時代に生まれたのは電信(電報)である。仕組みはごく簡単で電線と電池とランプがあれば後はつなげたり離したりすると電気がついたり消えたりするのでこれで情報を送り合うのだ。つまり電子ではなく電気であった。
シャップの光学式テレグラフ

この簡単なテクノロジーでとてつもない距離を即座に超え、コミュニケーションの速度は飛躍的に上昇。世界はこれで一つになると多くのメディアが書き、実際に何から何までが変わった。また電信が辿った道筋をたどることでインターネットをより良く理解できることを目標とした。その目論見は見事に成功していて、刺激に富んでいて読んでいてとても楽しかった。何しろ今から200年近く前にすでにインターネットがあったという時点で驚きではないか。

電信に挑戦したのはクックとモールスである。その他、天才時計師のブレゲ、電池を発明したボルタなど、詐欺師か天才か?わからない人々が暗躍した。今やなくてはならないテクノロジーであるインターネットは元々なんだったのかということを知ることは日々の生活をもっと豊かにしてくれるだろう。(服部さんの文章を少し加筆したり削ったりした)

*服部桂:1951年生まれ。著書に『メディアの予言者』、『人工生命の世界』などが、訳書に『デジタル・マクルーハン』『パソコン創世 第3の神話』などがある。

2012年1月28日土曜日

「アルファベット2 」は、実験的な児童教育の映像。「ABCの歌」とは一線をかくし文字自体の意味を視覚的に表しています。














子供用の設定ですが、大人でも充分楽しめる内容です。作者は多様に異なるテクニックと材料で一文字ずつ視覚的に単語そのものの意味を表現しながら遊んでいます。
The Alphabet 2 from n9ve on Vimeo.
表現する多様な素材は変わっても、常にフォントはヘルベチカにフォーカスして、スペル-ビデオは楽しい言葉のコレクションです。英語で使われるアルファベットを学習するための定番に「ABCの歌」などがありますが、この作品は素材感などを含め非常に完成度が高いです。

2012年1月27日金曜日

蛙の子は蛙なのか、カラスが鳶を生んだのか?わかりませんが、坂井研の草野絵美の母上草野かおるさんが「みんなの防災ハンドブック」という素敵な本を出版されました。

この親子の面白いところは、娘が母親にデジタルリテラシーを教えているところです。また娘の影響を受けた母上が、けなげに頑張ってブログを書き本まで出版したことです。「4年以内に首都直下型地震70%」東大地震研が予測などという物騒な情報もあります。




























地震、津波、自然災害から身を守る、節電・放射能対策、非常時や避難生活を乗りきるアイディア、もしものときのために今すぐ読みたい自分と家族を守る180の方法。「みんなの防災ハンドブック」を読んで心構えをしましょう。


























草野 絵美:日本のフォトグラファー。東京都出身。現在慶應義塾大学環境情報学部に在学中。2008年からウェブサイトでレポーターを経た後、フォトグラファーとして活動。 ウェブサイト「Japanese Streets」 英語雑誌『メトロポリス』、CNNのトラベルガイド総合サイト「CNN Go」などで原宿を中心にストリートスナップを撮影。ファションフォトグラファー/大学生
http://kusanoemi.com/
草野 かおる:セツモードセミナー卒。出版社勤務の後イラストレーターとして活躍。雑誌(マタニティ、ベビー雑誌、料理関係など)を中心にカットやイラストルポなどを手がける。PTA、自治会を通じて16年に渡り防災勉強会や防災訓練など防災活動に関わったことを生かし、ブログにて発信中。多くのアクセスを集める。

以下WEBから内容紹介
3.11東日本大震災後に話題になった4コマ防災ブログ、待望の書籍化。世界の大地震の2割は、日本で発生しています。私たちが地震国日本で生のびるために、防災の知識は不可欠です。本書では、地震や津波などの自然災害に備えての準備をはじめとし、自然災害が起きたそのときに取るべき行動、停電・放射能対策、避難所生活のアイディアなどをかわいい4コママンガで紹介。正しい知識をラクラク得ることができます。親子で読めば、いざというときにすぐに行動することができるでしょう。

2012年1月26日木曜日

自然の中や交差点など、あらゆる場所がステージとなり、ユニークなダンスが展開される。屋外でのパフォーマンスは日常が切り裂かれるようにショッキングで美しい。

三宅純さんから嬉しいメールが届いた。ヴィム・ヴェンダース監督の映画「ピナ/踊り続けるいのち」がアカデミー賞ベストドキュメンタリー部門にノミネーションされたとのこと。このピナの音楽には、ストラヴィンスキーからカエターノまで沢山の素敵な曲が使われていて、三宅さんが提供したのは本編3曲+トレイラー+エンドロール部分です。三宅純さんの喜びが伝わってきて、僕まで朝から温かい気持ちになった。とても良い映画です。皆さんも是非見て下さい。

















親愛なる皆さんへ、お知らせです。主要楽曲を提供したヴィム・ヴェンダース監督の「ピナ/踊り続けるいのち」が、アカデミー賞ベストドキュメンタリー部門に正式にノミネーションされました。ノミネーションとはいえ、昨日はまるで自分が映画監督になったみたいにドキドキしてしまい、勢い余っての報告です。トラックの制作時にお世話になった方々に心から感謝いたします。オスカー最終審査は2月26日、日本公開は2/25からですので、機会があったらご覧になって下さいね。ではでは、三宅 純

ヴィム・ヴェンダース監督によるドキュメンタリーです。2009年に死去したドイツの世界的舞踊家であり振付家のピナ・バウシュと彼女の手掛けたダンスにスポットを当てた映画です。ピナの振付によるコンテンポラリー・ダンスなどで構成。彼女が長年にわたって芸術監督を務めたヴッパタール舞踊団のダンサーが、屋内外で躍動的なダンスを披露するが特に屋外でのパフォーマンスは日常が切り裂かれるようにショッキングで美しい。ダンサーの一人一人の息遣いまで伝わるような臨場感あふれるダンス・シーン。


















ストーリー:天才舞踊家と称されるピナ・バウシュ。2009年に急逝したピナの輝かしい軌跡を、映画監督ヴィム・ヴェンダースがとらえる。ピナが芸術監督を務めたヴッパタール舞踊団のダンサーたちが、彼女が振り付けたダンス作品を披露。自然の中や交差点など、あらゆる場所がステージとなり、ユニークなダンスが展開される。
http://pina.gaga.ne.jp/

2012年1月25日水曜日

谷をかすめるようにムササビ・スーツを着込み飛んでいく姿はスリル満点です。高所恐怖症の方は見ないように。















ウィングスーツは、ジャンプスーツの中に空気を通して人間を空中に飛ばすスポーツです。通称ムササビ・スーツまたはバット・スーツ呼ばれてもいる。上昇を可能にするためにむささびのように表面積を広げています。

Need4Speed: Insight from Phoenix Fly on Vimeo.
スカイダイビングをしていれば、こういう滑空への願望がエスカレートするでしょうね。それにしても凄い冒険だ。この動画にあるように渓谷をかすめるように飛んでいく姿はスリル満点です。高所恐怖症の方は見ない方が良いかもしれません。もしphoenix-flyのウィングスーツを買いたい方は→http://www.phoenix-fly.com/

Team Need 4 Speed are back in this extended length video documentary.
For more information, please check:
Phoenix-Fly.com
AdrenalinBase.com


アドレンズ社から発売中の度数調節可能なメガネ「アドレンズ p.o.v.」このメガネは、自分で度数が自由に調節できるという画期的なメガネ。












世界初の液体レンズテクノロジーの要点は「液体」です。メガネフレームの左右にあるダイヤルをそれぞれ回すことで、レンズ内の液体の容量を調整し、調整範囲も、近視から遠視、老眼と何でも対応ですが乱視は無理なようです。すごいです!コロンブスの卵的なイノベーションですね。販売価格は7,980円、2011年度グッドデザイン賞を受賞したプロダクト。ただし構造上デザインの自由度は難しいかな?
http://adlensjapan.co.jp/

「ビジョン・フォー・ア・ネーション」は、眼科医にかかれなかったり、眼鏡を買う余裕のない地域の人々が、誰でも眼鏡を利用できるように創設された革新的なプログラム。いわゆるBOP狙いのようですが、価格が難しいかな?ルワンダの全ての利用者の生産性、教育、雇用、生活の質に有益かつ計測可能な影響を与えられることを目標としているとのことです。頑張って欲しい!
www.visionforanationfoundation.org

2012年1月24日火曜日

彼女が目覚めたとき、自分の身体が無重力になったことに気がつく。そして重力が彼女を捕らえるまで、浮かび続ける。白昼夢のような不思議で美しい映像と音楽。














一人の若い女性が、海岸のマットの上に眠っている。そして目が覚めたときに、目覚まし時計が浮遊し、自分が無重力になったことに気がつく。













そしてその重力が消滅するまで、浮かび続ける。夢なのか?白昼夢なのか?皆さんは、どうして撮影したのか?気づかれましたか?
infine-music.com/news/198/rone-announce-so-so-so-special-gift

GRAVITY // UN RÊVE DE DEMAIN from Filip Piskorzynski on Vimeo.
GRAVITY // UN RÊVE DE DEMAIN
by Filip Piskorzynski
Music : "Tasty City"
by Rone

2012年1月23日月曜日

美人像は、環境や文化によってこれほど変化する。美人とは?1753年から現代に至るまでの日本の美人像の変遷が見れる動画です。

一分間に一人大量に美人が表れる、美人時計も人気のアプリだ。美人とは?1753年から現代に至るまでの日本の美人像の変遷です。喜多川歌麿の時代から現代までの美人像の変遷が、この動画で見る事が出来ます。当時人気だった芸妓やプロマイド、女優や歌手など、日本人が美人と感じる女性達が登場します。歴代の美人達を見る事で、日本人の美人観の変遷を解き明かします。


























美人像というものは、環境や文化によってこれほど変化する。今私たちが普通に生活していて目にする美人、彼女達も未来においては美人とは限らない。いかに人間の美への意識が移り変わるものなのか。

井上章一さんの書籍「美人論」は、江戸時代から今日までの美人のあり方、社会における美人の位置づけなどが井上さんらしく克明に研究されている。僕自身モデル事務所の経営者を友人に持つこともあり、美人の定義を語り合うことも多く美人論は大変興味深い。

この本は明治期の「美人罪悪論」から始まり、後半には「すべての女性は美しい」となる。「面喰い」をおろかと蔑む正義の正体とは。「受難の美人」「容貌における民主主義」「資本と美貌」など、日本人の感性の変化をたどるユニークな美人論が書かれている。

2012年1月22日日曜日

このモデルの匿名性が衣服を引き立てているのかもしれない。生きた究極のマネキンだ。レディーガガも狙うのかな?

きっと美人のはずだが、犯罪者のように顔を布地で覆っているので見えない。まるでハンドルネームのSNSユーザのようだ。僕も初めて匿名でブログを作ったことがあった、その時に縫いぐるみを着ているように感じた。でも、このモデルの匿名性が衣服を引き立てているのかもしれない。生きた究極のマネキンだ。レディーガガも狙うのかな?
Maison Martin Margiela - Spring Summer 2009 (Part 1 of 2)

マルタン・マルジェラはベルギー、ルーヴェン出身のファッションデザイナー。アントウェルペン王立芸術学院を卒業。1984年 - パリで見たジャン=ポール・ゴルチエのショーに感銘を受け、ゴルチエのアトリエに入る。1988年10月 - 自身のブランド「マルタン・マルジェラ」を立ち上げ、パリコレクション(レディース)でデビュー。






























(以下WEBから引用)
デザインの方向性としては「アンチモード」を掲げており、中でも軍服のリメイク品や中古ジーンズに白ペンキのペイント等の作品は「ポペリズム」(貧困者風)と呼ばれた。それまでの煌びやかで優雅な雰囲気を持つ「モード」とは対極のコレクションとして「デストロイコレクション」とも呼ばれ、以降マルジェラの代名詞ともなった。

又過去には、畳むと四角になる服などのデザインでコム・デ・ギャルソンと合同でショーを行った事もある。メゾンマルタンマルジェラの大株主であるレンゾロッソのインタビューによると、現在ブランドとしての「メゾン・マルタン・マルジェラ」のデザインは、マルタン自身が直接関わっておらず、メゾンにいる数人のデザインチームが担当しているとの事。
http://www.martinmargiela.co.jp/

2012年1月21日土曜日

「鮭のジェット機」「アーティチョークの魚」「ワイングラスの脚になすのへた」の見事な写真














写真家ジャン・フランソワ・デウィットを調べていたら、またあらたに猛烈に面白い作品に出会った。















先日は「皿、スプーン、フォーク、つまり台所で使用できる食器達」だったが、今回は食品を絡めたモノ、この「鮭のジェット機」「アーティチョークの魚」「ワイングラスの脚になすのへた」にあしらったモノ、などは、特に見事な写真だ。

















Jean-Francois De Witte
http://www.fubiz.net/2011/12/29/dishes-concept/
TAGS: dishware, jean-francois de witte, PHOTOGRAPHY, plates, Still Life, Still Life Photography

ナイキが新しいカテゴリーの画期的なデバイスを開発、しかもデバイスだけでなくサービス「NIKE+ FuelBand」や「活動量の単位」であるNikeFuelを同時に開発した。

ナイキが久しぶりに、アップルのiPadのような意味で新しいカテゴリーの画期的なデバイスを開発した。しかもデバイスだけでなくサービスNIKE+ FuelBand(ナイキプラス フューエルバンド)も同時に開発した。ハードウエアだけでなくサービスを開発したり、新しい「活動量の単位」であるNikeFuelを創造したことが素晴らしい。
















USB、またはBluetooth経由でiPhoneアプリを使用し、Nike+ウエブサイトにつないで毎日の活動を記録し、それをFacebookやTwitterなどのSNSで家族や仲間とシェアすることもできる。

デジタル部門を統括するステファン・オランダー副社長は「このNIKE+ FuelBandでは、新しい活動量の単位であるNikeFuelを使って、毎日の運動のデータを記録できる。そしてバンド上に数値で表示される。そして数値の下に並んだ1列のLEDが、最初は赤、活動を重ねるほどに黄色、そして緑へと変化しつつ増えていく。
















NikeFuelの目標値として設定される緑を目指す、そのことがユーザーのモチベーションにつながっていくのです。また、NIKE+ FuelBandでは時間、カロリー、歩数とNikeFuelの4つの情報が提供される」(記事ソースはwired.jpから)
http://www.nikeinc.com/news/nike-fuelband-makes-life-a-sport

2012年1月20日金曜日

ジョブズ氏のiPhoneの開発中に、アップルに入った増井俊之さんが語ったジョブズ氏の人身操縦術がわかる面接の思い出。

増井俊之さん:UI研究者で、日本語入力支援システムの一種、予測変換システムのPOBoxの開発者。いつお会いしても、あるとちょっと便利になるプログラムを開発中のものを見せてくださるチャーミングなエンジニアだ。iPhoneの日本語入力システムも、2006年に米Apple社に入社した増井さんによって開発が行われた。
増井さんが完成させたiPhoneのフリック入力

現在慶應義塾大学SFC教授で同じ建物に研究室があり同僚でもあります。ジョブズ氏のiPhoneの開発中に、面接を受けてアップルに入った増井俊之さんが語った思い出では、ジョブズ氏はウキウキした様子で面接に現れ、「Mac、iPodの次の柱で、めちゃくちゃ面白いプロジェクトをやっている。パソコンとはぜんぜん違うんだ」と話しただけで、「来るよね」と誘ったという。メディアで語り継がれているジョブズ氏の人身操縦術がわかる。
詳しい話は、増井さんのブログへ
http://tmasui.blogspot.com/
ホームページ
http://www.pitecan.com/Index/
ジョブズ氏を語る:「技術の選択眼、確かだった」増井俊之・慶応義塾大教授, 毎日新聞 2011年10月30日が大好評。






2012年1月19日木曜日

国、文化、テクノロジー、ジェンダー、年齢等、異なる考え方を、デザイン価値とする製品の競争力に活かす「ダイバシティー・デザイン」の時代の到来だ。

diversityで画像検索したら、やたら手の使われた画像が出てくる。肌の色の多様性を語っているのだろう。それにしても多様性と手?考えさせられる。






















急速にグローバル化する社会の今、デザインも同様の在り方、イノベーションを展開するだろう。国、文化、テクノロジー、ジェンダー、年齢等様々な異なる背景に起因する想像を超えた考え方を、デザイン価値として活かすことで製品の競争力に活かす「ダイバシティー・デザイン」の時代の到来だ。


















世界の市場で「日本製品離れ」も起き始めた。もはや一国のことだけを考えても意味が無い時代に突入した。業種業際の際も壊れ、デザインの際も崩壊し、プロダクトデザイン、店舗デザイン、パッケージデザイン、ユーザーインターフェース、ネットワーク・サービス、クラウド・サービス」と繋がり、デザインの境界を見つけることも不可能なシームレス(際もない)デザインとなる。

*ダイバーシティー〖diversity〗
《「ダイバシティー」とも》
1,多様性。相違点。
2,企業で、人種•国籍•性•年齢を問わずに人材を活用すること。こうすることで、ビジネス環境の変化に柔軟、迅速に対応できると考えられている。


リアルデザインからの質問

①世界で求められているデザインとその在り方についてのご意見
②これからのデザインの可能性=「デザインの持つ力」についてのご意見

を3月号に書いた。




2012年1月18日水曜日

マーティン・スコセッシ監督が初3D作品となる最新作『ヒューゴの不思議な発明』で、第69回ゴールデン・グローブ賞の最優秀監督賞を受賞した。

坂井直樹の”デザインの深読み”: マーティン・スコセッシ監督が構想を練っていた遠藤周作原作の映画企画「沈黙」がいよいよ13年度公開を目...: 今日は皆さん方にお知らせがあります。かねてより、大ファンであるマーティン・スコセッシ監督が構想を練っていた遠藤周作さん原作の映画企画「沈黙」がいよいよ13年度公開を目指して本格始動したようです。なお「沈黙」は、江戸時代の隠れキリシタンの話です。そこで、この映画制作を応援するために...+巨匠マーティン・スコセッシ監督が初3D作品となる最新作『ヒューゴの不思議な発明』で、第69回ゴールデン・グローブ賞の最優秀監督賞を受賞した。

漆黒の闇へ飛び込む裸体、その闇は水であり、上昇する泡と落下する裸体をハイスピードカメラで撮らえた映像。大変濃密な水と泡と裸体の映像に呑み込まれてしまいます。














ここに登場するものは全て神や自然等、人ではない何かによって作り出されたものたちのように見えます。大変濃密な水と泡と裸体の映像に呑み込まれてしまいます。10分を超える長い映像ですが、醍醐味があります。

S43 from Adam Santelli on Vimeo.

Drip from Adam Santelli on Vimeo.

from Adam Santelli on Vimeo.

2012年1月17日火曜日

ディッシュ、スプーン、フォーク、つまり台所で使用できるすべての食器達はここでは、動物、花、魚、そして人に変容している。

ジャン・フランソワ・デウィットはコンセプチュアルな写真を撮影するフォトグラファーだ。今回は「ディッシュ、スプーン、フォーク、つまり台所で使用できるすべての食器達」はここでは、動物、花、魚、そして人に変容している。

誰でも出来そうなことを、こういう完成度で仕上げてくるのは、とても力量が要る。子供さんのいる家庭で、このように親子で遊んでみたらどうだろう。まだ僕が若い父親だった頃、ホットケーキで飛行機や自動車、鳥など、様々な形で焼いてあげたことを思いだした。

























Jean-Francois De Witte
http://www.fubiz.net/2011/12/29/dishes-concept/

2012年1月16日月曜日

ポール・スミス(英国のファッション・デザイナー)が、イギリス・マン島郵便局とコラボし、ロンドンオリンピックの記念切手を販売する。夏季オリンピックとして第30回目となる大会の開催を記念して制作された。













2012年にロンドンで開催されるオリンピックを記念、マン島郵便局と「Paul Smith」が共同プロジェクトを実施。レストランやバーで会うと気軽に話しかけてくれるポール・スミスだが、少年時代に自転車競技のレーサーを目指していたが、不慮の事故により挫折した経緯もある。






















テニスや水泳、ヨットレース、ロードレースなど、7競技をモチーフにしたデザインのオリンピック公認の切手を販売する。なぜか?ポール・スミスは日本の売り上げが世界に比べて多く、彼自身も大変な日本好きだ。またカメラ・コレクターでO-productも所有している。






















ポール・スミスがデザインしたオリンピック公式切手は、一部の「Paul Smith」店舗やUK公式オンラインショップ、マン島郵便局で展開中。日本では、2012年春に東京・青山の「ポール・スミス・スペース ギャラリー」で開催されるエキシビジョンにて販売が予定されている。























■ポール・スミス スペース ギャラリー
http://www.paulsmith.co.jp/paul-smith-world/paul-smith-space/

ストリートの象徴ボーディングをエルメスというラグジュアリーに、使うというクリエイティブのアイデアが良い。














今度は Alexis Milantがフィルムディレクターが制作したラグジュアリー・ブランド、エルメスのバイラル動画に使われたフィンガー・スケートの事例。













手が人の全身に見える洒落た芝居もなかなかです。スケートという「ストリートの象徴」をラグジュアリーに、洗練させて使うというクリエイティブのアイデアが良いなあ。こういうことで若者もブランド認知するのだろう。













Opus14 Hermès fingerskate alexis milant fingerboarding

2012年1月15日日曜日

一人の青年がフィンガー・スケートで大変クオリティーの高い映像を製作しました。2本の指が高速で動き、まるで本物のスケートボードの様に様々なトリックを披露しています。














ある一人の青年がFingerSkateに情熱を燃やしていました。そして、その情熱に感化された父親が大変クオリティーの高い映像を製作しました。2本の指が高速で動き、まるで本物のスケートボードの様に様々なトリックを披露しています。

ƒingerbøard sp¡r¡t from Vitùc on Vimeo.

fingerboard mystery from Vitùc on Vimeo.

fingerboard aesthetic from Vitùc on Vimeo.
上記の動画は巧みなスローモーションによって、いかに精密に2本の指が動いているかを見せてくれます。純粋無垢な子どもが情熱を燃やして取り組んみ、素晴らしい成果が見られる大変刺激的な動画ですね。また彼の情熱に感化され、これほどの映像を作った父もまた、彼のような純粋な好奇心を持っていたのでしょう。
【親子が作り出した、ハイクオリティーな作品】http://www.fubiz.net/2012/01/04/fingerboard-spirit/

まるで布のように見えますが全て線で表現された、不思議な魅力を持つ抽象的な絵やポートレートなど、その繊細さは脱帽です。

これらはロシア人イラストレーター、Vasilj Godzh による作品です。全て線によって構成される作品は、アーティストが自身が見出した不思議な特徴です。これらの作品は線で構成されているものの、どこか生命感を感じます。


















<Vasilj Godzh >http://www.behance.net/artgoodly
【線のみで構成された、不思議な絵】http://www.fubiz.net/2012/01/05/vasilj-godzh/

2012年1月14日土曜日

口紅から機関車までデザインしたローウィが取った興味深いデザインリサーチの方法は、「不美人コンテスト法」と呼ばれるものだった。

「デザインの神様」といわれたレイモンド・ローウィが、すでに現代の優れたデザイナーたちの行っているコンサルティングや、マーケティングを行っていたことが興味深い。経営者の持つ問題解決を常にデザイナーの立場で実践してきたレイモンド・ローウィは現在のデザイナーの原点だろう。善し悪しは別にしてデザインが流行として消費され、陳腐化させられる時代の到来でもあった。1938年フランス人だった彼が、アメリカ市民権を取得し140社もの企業のデザイン・コンサルタントをつとめた。

「口紅から機関車まで」のキャッチフレーズで1930年代から70年代のデザイン界を牽引したレイモンド・ローウィといえば、御存知のように日本で言えば煙草ピースのデザインをした人で。白抜き文字のシンプルなデザインは「わかりやすく、新鮮、そして印刷経費を節約できる」と語り当時JTの経営者を説得した。かつてレイモンド・ローイがデザインすると、その商品は必ず売れると言われた時期だった。



















レイモンド・ローウィがピースのパッケージをデザインしたのは1952年だ。僕が5才だったから、この話は高校生になった頃に聞いたことになる。当時としては、とてつもなく高額のデザイン料、400万円と噂で聞いた。当時大卒初任給が1万円位だった。どれくらい高額なデザイン料だったか想像できるだろう。不謹慎ながら僕が、その後デザインに興味を持ち京都芸大に進んだ切っ掛けの一つになった。

ローウィは「良いデザイン」「悪いデザイン」という捉え方をせず、「売れるデザイン」こそが「良いデザイン」だときわめて米国的に考えた。そこでローウィが取った興味深い方法は、「不美人コンテスト法」と呼ばれるものであった。これはたくさんのデザインを消費者に見せて、嫌いなものを投票する。売れるデザインを見つけるためには、多くの人が「嫌い」と感じるものを避ける。そして商品に対する理解が明確なデザインこそが「売れるデザイン」だと決めた。

これは現在でも「コンセプトアピール・テスト」と名付けられて、より進化してマーケティング手法の一つになった。そしてデザインもマーケティングも、米国産業界にとって今も必要な経営資産として定着したことは興味深い。(WEB上のレイモンド・ローウィに関する複数の著述を参考にして再編集した)

四角い物体を軽々と持ち上げ、浮遊させています。この映像の立方体は一体何なのでしょうか?














このキューブは"The Three Cubes Colliding"と名付けられました。英国のWestinster大学の学生、SashとIvan Morisonが思いついた実験的なデザインです。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、凧なのです。













Three Cubes Colliding

Three Cubes Colliding from Jimandtonic on Vimeo.
一般的な平面凧ではなく、立体的な凧です。一体どんな構造でこの浮遊を可能にしているのでしょうか?それにしても、飛ぶとは思えない立体物が浮遊している様子は、実に興味深いですね。
【一見浮くとは思えない立体物が、グラフィックを見ているように浮遊します】http://www.fubiz.net/2011/12/27/three-cubes-colliding/

2012年1月13日金曜日

『8-bit』で多くの人々を驚かせた、ユニット「Rymdreglage」が、コインを使用したストップモーション『Ninja Moped』を製作。














2009年にレゴを使用して製作された『8-bit』で多くの人々を驚かせた、スウェーデンのユニット「Rymdreglage」

この二人が今度はコインを使用した『Ninja Moped』を製作した。

ただの一枚の布の上に、大量のコインで表現された世界は圧巻です。この映像はストップモーションで製作されていますが、圧倒的なクオリティーです。2次元と3次元が巧みに融合し、まだ見ぬ世界を見せてくれます。
【コインを使ったストップモーション】

このポートレートはどうやって描かれているでしょうか?想像してみて下さい。




























またここでピクセルのように使用されている兵士のおもちゃもは、中国で生産されたものです。実に迫力のある主張がされたポートレートです。














この作品はJoe Blackによって製作されました。このポートレートは5500もの数のおもちゃの兵隊で作られています。













"Made in China"と名付けられたこの作品は、Robert Capaによって撮影された中国人兵士のポートレートを元に製作されました。
「The Boy Soldier-1938」

【迫力のある主張がされたポートレート】http://www.fubiz.net/2012/01/06/made-in-china/
http://www.mrjoeblack.com/