2017年6月27日火曜日

イラストレーターについて考察してみた。















このThéo GUIGNARDという作家に関係する文書が見当たらないのでイラストレーターについて考察してみた。wikipediaではイラストレーターとは、情報や概念の視覚化、図解、娯楽化など、何らかのコミュニケーションを主目的とした絵=イラストレーション(イラスト)を描くことを生業としている人のこと。

挿絵、表紙、絵本、広告、パッケージ、ポスターなどを主な活動範囲とする。と書かれている。私的体験では当時スター的存在イラストレーターだった横尾忠則の存在が大きい。






















その横尾忠則も1982年の画家宣言でイラストレーターの期間を自ら終了させている。イラストレーターという名称は、もともとは挿絵画家と呼んでいた職業名がいつの間にかイラストレーターという名称に変わった。そのきっかけは横尾忠則、宇野亜喜良、灘本 唯人、和田 誠らの活躍によって反主流の美学とも言うべき 1960~1970年代のカウンターカルチャーを象徴するものだったからだろう。






















https://www.behance.net/theo-guignard
http://theo-guignard.tumblr.com

2017年6月25日日曜日

現代の都市景観の密集した環境で新しいエネルギーを生み出すタワーマンションは「ヒエラルキー発生装置」でもある


ポーランドを拠点とする水彩画家のマジャ・ウィンスカは、都市景観の活気にあふれた描写を私たちに披露した。最近では現代の都市景観の密集した環境で新しい焦点とエネルギーを発見したと言う。格子状の道路の上に何千もの窓があり、橋や高速道路の上にはプリズム状の建物が立ち並び、水や土は微妙な地形のフレームを提供する。
Modern Cityシリーズ(東京、シカゴ、フランクフルト)の3つのアーカイブプリントを制作した。















これらのタワーマンションは「ヒエラルキー発生装置」でもある(再掲)

実際、エレベーターで自分よりも上の階に住む人と乗り合わせると、不思議なことに「上の階の住人オーラ」を感じてしまう。「見える化」された高低の格差が原因だろう。特に社会で常にヒエラルキーに晒されている男性が相手の場合はこの傾向が顕著である。















タワーマンションの構造と値付けは、人間の「見栄」に基づく心理的ヒエラルキーを発生させる装置となるのである。こうした「ヒエラルキー発生装置」は他にもたくさんある。












たとえばファースト・ビジネス・エコノミーと分けられた飛行機は、同じ地域に向かって空を飛んでいるだけなのに格差を感じてしまう。フェラーリのような高級車も、一般道を走るだけならあんなスペックやスピードは必要ないと分かっているのに、隣を追い越されると格差を感じてしまう・・・などなど。












こうした「装置」は、サービスを提供する側には価値の多様化によって利益を追求する機会を生み出す。一方の利用者の側には、望むと望まざるとにかかわらず、収入格差というヒエラルキーに基づく社会の縮図を強く意識させる効果をもたらしている。















http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36812?page=2
http://www.thisiscolossal.com/

2017年6月17日土曜日

植物とテクノロジーの共生関係を探るプロジェクトは、コンピュータがいつか有機的な生活と直接的にやり取りできる可能性を感じる。

アニメーターのSasha Katzにとってコンピューターと植物の関係は少しニュートラルだ。 Katzは、iPhoneのガラススクリーンやキーボードのキーから植物の標本が出てくるのを見ている。彼女の進行中のGIFシリーズの一環として、コンピュータがいつか有機的な生活と直接的にやり取りできるコンバージェンスを想像している。

また私が慶応SFCの教授だった頃の同僚だった、田中浩也准教授は自然とコミュニケー ションするコンピュータというテーマに取り組んでいた。たとえば、風とコ ミュニケーションするコンピュータや、鳥の声に対して反応するコンピュータなどです。

メタレヴェルの視点を獲得できれば、次に、いま私たちの身の回りに実在する「自然現象」と「コンピュータ」という二つの計算機構の特質を、現代的に結託させて、まだ見ぬアルゴリズムを生み出そうとする創作の営みを開始することもできる可能性もある。







http://www.thisiscolossal.com/

2017年6月16日金曜日

足の裏に直接貼るソールは、今年の夏のビーチでビーサンを駆逐するのか?

















スティック・オン・パッドは、実際に足を休めるのに便利な機能がある。イタリアのメーカーによって作られたNakeFitのソールは、荒れた岩場などの地形や高温の砂などの条件に耐えられるように設計されている。どんなビーチにでも素足で行くことが出来るNakeFitは、防水、耐熱、滑り止め機能を持つ。
スリムなパッドには、ブラック、ピンク、ライトブルーの3色があり、Kickstarterでは1足のプレオーダーが$ 33だ。久光製薬から販売している消炎鎮痛剤「サロンパス®」のように使えるNakeFiは今年の夏に流行るのかな?



2017年6月14日水曜日

先週は凸版が主催する「GRAPHIC TRIAL 2017 HK」に参加するため香港に4日間滞在した。































イベント会場はアランチャンの所有する「Space27」ギャラリー、デザイナーの浅葉克巳さん、勝井三雄さんがゲストと豪華メンバーだった。西洋と東洋が混在し、看板が至る所に密集するグラフィックの盛んな土地柄だ。私が見た香港やアランチャンの美術館のようなオフィスなどのビジュアルをランダムに投稿する。
ダミアンハーストのスカルの前でアランと






























香港はロンドン及びニューヨーク、シンガポール、東京と並び、世界的に重要な国際金融センターに格付けされ、低税率及び自由貿易を特徴とする重要な資本サービス経済を有し、通貨の香港ドルは世界第8位の取引高を有する。





























150年以上のイギリス植民地の歴史で世界に知られる。広大なスカイライン及び深い天然の港湾を抱える自由貿易地域であり、1,104 km2 (426 sq mi)の面積に700万人を超す人口を有する世界有数の人口密集地域である。wikipediaより引用。
チャイナクラブにて

チャイナクラブにて

ホテル アイランド・シャングリラの巨大な絵、250枚のパネルからなり、40人の画家が6ヵ月かけて制作した「偉大なる母国、中国」がホテルのアート・コレクションの中核を成している

900を超える芸術品を所有し、アート・フェアやオークションも開催されている。



2017年6月13日火曜日

PaulDeGraafは30年以上何度も塗られた壁の断片を剥がした絵の具の層をImgurに投稿した。























木の年輪のように30年もの間にグラフィティーアーティストによって階層化されているので、タイムラインを計ることが出来る。凄い厚さになる物ですね。

*Imgur とはオンライン画像共有と画像管理サービスだ。「家庭から、コメント、投票、共有によってコミュニティがリアルタイムでウェブにおける最も人気のある画像にアクセスする場所」と自称している。
http://imgur.com/

























http://imgur.com/gallery/Vqxv4

2017年6月2日金曜日

国際的な美術誌に作品に囲まれた自分の写真を全面広告として掲載するジェフ・クーンズ


最近気になるアーティストは、ダミアン・ハーストとジェフ・クーンズの二人につきる。ペンシルベニア州ヨークで生まれ、ウォールストリートの商品仲買人をやっていたキャリアはおおいに投機的なアートの世界で役立っていると想像できる。



















1980年代に美術家として認められると、ニューヨークのハウストン通りとブロードウェイの交差点に位置するソーホー・ロフトにファクトリー風のスタジオを持った。そこでは30人のスタッフが制作に割り当てられた。これはアンディ・ウォーホルのファクトリーに似ている。















またクーンズは、公的ペルソナ、つまり世間から見たジェフ・クーンズ像を深めるのに、イメージ・コンサルタントを雇った。具体的には、主だった国際的な美術誌に作品に囲まれた自分の写真を全面広告として掲載した。































1986年、ウサギのおもちゃを巨大にしたステンレス鋼製の『スタチュアリー(Statuary)』を制作し、それから『バナリティ(Banality)』シリーズを1988年まで続けた。その1つ『マイケル・ジャクソン・アンド・バブルス(Michael Jackson and Bubbles)』(1988年)は、ペットのチンパンジーのバブルスを抱いている歌手マイケル・ジャクソンの、金粉を施した等身大の座像で、世界最大の陶器と公表された。



























3つ作られた内の一つが、3年後にニューヨークのサザビーズでロット・ナンバー7655として競りにかけられ、約560万ドルで落札された。それはこれまででクーンズの作品についた最高値の3倍の値段だった。
レディーガガとKoons





































1991年にクーンズは、ハンガリー生まれでイタリアに帰化したポルノ女優で、1987年から1992年まで女優で国会議員のチチョリーナと一時結婚していた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/