2019年7月17日水曜日

北米各地の子供たちがアニメーションでミュージックビデオを作成するために3,000フレーム以上の絵を制作した。














Meg MyersがKate Bushの曲をカバーしたアニメーションミュージックビデオは、子供の塗り絵を生き生きと動かしている大人と子供の共同制作だ。 Jo Roy監督は最初にマイヤーズをクロマキーで撮影し、ミュージックビデオで見れるようにクロール、クライミング、フライングを実行した。次に、3,202フレームのそれぞれを白黒の塗り絵の本のページとして印刷した。

10の学校からの小学校の子供たちと米国とカナダのアートプログラムは、提供されたクレヨンカラーパレットで、彼らが望んだページを着色した。2,100人以上の子供たちが、結果として生じるアニメーションに貢献した。そして、それはマイヤーズが変容する蛾として宇宙を探検する動画になった。黒い輪郭線の中に、走り書きのようなチューリップの絵と陰影を付けた惑星が、歌手の翼のある旅の背景を形成している。





https://www.joroy.ca/
https://soundcloud.com/megmyersofficial
https://www.thisiscolossal.com/2019/07/meg-myers-music-video/

2019年7月15日月曜日

WanJin Gimによるデッサンは一見単純なジェスチャーの微妙なエネルギーをとらえる。

WanJin Gimは、素肌の微妙な色と質感を示す絵画には驚く。 主にクラフト紙で描いているGimは、手や腕、足。そして色の配列を使ったクロスハッチング(インク図面や印刷に最も一般的に関連する技術)を使っている。 主題は単純だが、ジムの絵は慎重にレンダリングされた手足のジェスチャーがエネルギーで脈動している。































https://www.instagram.com/willeys_art/

2019年7月9日火曜日

電子タバコ「YOOZ」の創業者の蔡躍棟氏や赫畅氏は、KOL(インフルエンサー)、1日に500万元(約8,000万円)の売上げ達成した理由。

二ヶ月前に元人気漫画家の蔡躍棟と会ったときは電子タバコ「YOOZ」を買収した直後で、まだオフィスには従業員もまばらで、名刺さえ無かった。ところが先週訪れたときには従業員が200名を超え、会社らしい体裁を整え、一ヶ月に3億円の利益をたたき出していた。この強烈な速度感が私を中国の虜にしている。
蔡躍棟と赫畅

年々、成長をとげているEC市場。その中でも、メーカーやブランドが自らECサイトを構築して直接消費者とつながり、ファンを増やしながら販路を拡大する「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」モデルが台頭してきている。この電子タバコ「YOOZ」も中国D2Cブランド成功事例として取り上げられており、ソーシャルメディアの口コミで1日に500万元(約8,000万円)の売上げ達成した。

春節の定番ギフトである煙草の代替品として、“電子タバコ”を贈るのが中国でブームになりつつある。多くの異業種ニューカマーが参入して話題を集める中国の“電子タバコ”市場で、いきなりトップ5に登場したYOOZの成功の大きな要因は「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」モデルであることだ。





















中国の喫煙者の“電子タバコ”に対する認知の向上と共に、これまで春節ギフトの定番であった煙草の代替品として“電子タバコ”を贈るのがブームだ。また、近頃中国では“電子タバコ”市場に多くの異業種ニューカマーが参入し話題を集めている。人気漫画家の蔡躍棟も電子タバコに目を付けた1人だ。

2019年1月20日、蔡躍棟氏は微信(Wechat)のモーメンツ(タイムライン形式での投稿)で、「新しいビジネスを始めます。皆さん応援して下さい!」と発表した。電子タバコ「YOOZ」の販売を微信ミニプログラムで開始し、微信のモーメンツやKOL(インフルエンサー)等による宣伝・拡散によって、発売から24時間で500万元(約8,000万円)を売り上げた。

















蔡躍棟氏は清華大学美術学院を卒業後、「微博(Weibo)」上で発表した12星座キャラクターの漫画エッセイシリーズ「大道大叔」が大きな人気を博した。現在はエンジェル投資家としても活躍する同氏は「大道大叔」の活動を停止した後、アメリカ・シリコンバレーで実地調査を行い、個人投資家へと転身。さらに、ファーストフードチェーン「黄太吉」創業者の赫畅氏らと共に「YOOZ」を起業した。

異業種から参入した理由については、「従来の煙草や加熱式タバコと比べて、電子タバコは煙に含まれる主な有害物質を取り除き、禁煙や受動喫煙を防ぐ助けとなる。電子タバコは従来の煙草の代替品として価値があり、禁煙に効果的だと思った。当時はまだ市場に総合的に満足がいく商品が見当たらず、私たちは電子タバコで起業することにした」と語る。































中国版インスタグラム「小紅書(RED)」で拡散される「YOOZ」、「彼氏へのプレゼントにコスパ抜群」、「禁煙におすすめ」、「煙の臭いが気にならない」などのコメントが書き込まれている。電子タバコ「YOOZ」の販促方法は、「淘宝(タオバオ)」店舗への出店や、伝統的な消耗品販売ルートを使っていないところに特徴がある。「YOOZ」の販売ツールは微信(WeChat)ミニプログラムの店舗で、ソーシャルメディアで紹介されたQRコードをタップするとすぐに販売サイトへ遷移し、直接購入することができる。

創業者の蔡躍棟氏や赫畅氏は、これまで企業家やKOL(インフルエンサー)と築き上げた人的資源があり、ソーシャルメディアで知人や友人から多くの信用と指示を得ている。彼らは自身の強力な人脈や、SNS個人アカウントのPV数の優位性を活かしたマーケティングで、多くの注文を短時間に取り付けた。
































創業者の各メンバーは、それぞれ20の大口取引先を対象にタイムライン形式で情報を拡散し、即座に100余りの大型顧客との接点を取り付けると同時に、KOLらの影響力を活用して潜在顧客に対する「YOOZ」ブランドの知名度向上に成功した。「電子タバコは、中国国内の喫煙者にとってまだ少数派が使用するものだという考えがあり、販売ルートも未成熟だった。そのため、YOOZの最初の商品マーケティングはソーシャルメディアによる“口コミ”を主体とし、将来的にオフラインの実店舗やオンラインショップで効力を発揮する方法を採った」と蔡躍棟氏は言う。

特に注目すべきは、「YOOZ」は初回販売で単品の取り扱いを行わず、5,800元(約9万円、18セット)、18,800元(約30万円、60セット)、36,800元(約60万円、150セット)の3種類のギフトボックスのみを用意したことにある。

蔡躍棟氏はその理由について、春節ギフト商戦のこの時期に、消費者にとって有意義な贈り物を提案したかったのだと言う。そのため、YOOZはギフト用のミニプログラムを開発し、ユーザーがオンラインで商品を購入して直接贈りたい人にお届けできるよう、ギフトカードや受取人の住所を選択できるようにした。

中国は世界一のたばこ消費国であり、喫煙者数は約3.5憶人で全世界の1/3を占める。また、74%の喫煙者が禁煙しようと思った経験があるという。現在、市場には“加熱式タバコ”(煙草葉使用、ニコチン・タール含む)と“電子タバコ”(煙草葉不使用、ニコチン・タール含まない)が混同し、前者は国家専売制度の管理下にあって民間企業は参入できないが、後者へは参入が可能だ。
https://kol.westock.jp/column/uu98H

2019年7月7日日曜日

石浦克による初めての展覧会を、BRICK & MORTAR 中目黒店にて開催します。

友人の石浦克による初めての展覧会
Ishiura Masaru 展 [2016 - 2019 中今 I
shiura Masaru 2016-2019中今 from TGB design. on Vimeo.

グラフィックユニット TGB design. の一員として、90 年代よりファッション、音楽、アートなど 東京発のカルチャーに携わり、2010 年以降はプロダクトデザインや自動車、ロボットの企画開発 などで様々な企業と先進的な活動を続けている石浦克。

このたび、石浦克による初めての展覧会を、BRICK & MORTAR 中目黒店にて、2019 年 7 月 5 日 ( 金 ) ~ 7月20 日(土曜日) の期間、開催します。本イベントでは、石浦克が個人的なライフワークとして2016年 から制作している「和紙」と「藍」と「自然素材」だけをつかった作品を中心にお披露目いたします。

会場 : BRICK & MORTAR 中目黒店

「時代の要請に応じてつねに先端技術の場に身をおいてきた、
その揺り戻しとして体が自然なものを欲するようになりました。」

感性を働かせる仕事に 25 年近く携わり、多くの経験を重ねてきた今、自分の内面を感じられる作品を 作りたいと考えるようになりました。ものごとの感じ方は人それぞれであり、十人十色だからおもしろい。 僕の場合、人間としてのセンシング機能=感じる心を磨き上げていくことで、自分の内に潜む情報を引き 出す作業をはじめました。

インターネットを遮断して、湯河原の師匠の工房へ出向き、肉体を動かしながら、 自然素材を使って作品をつくる、心地よさ。展覧会のタイトルにつけた「中今」は神道の用語で、 “永遠の過去と未来の中間にある今” を意味しています。会場ではその時々のわたしが感じたままを表現 したアート作品を見ていただき、皆さんの内側にすこしでも共鳴するものがあれば、とてもうれしく 思います。(石浦克)













和紙 × 藍 × 自然素材 × 潜在意識 +++++++++++++++++++++++ ある人は、作品を見て昔の出来事を思い出し、 ある人は、なぜか懐かしさを抱くかもしれない。 私たちの「記憶」はどこから来て、 どこへ繋がってゆくのだろう̶̶。 +++++++++++++++++++++++

染色用の糊をつかって和紙に描かれた抽象的な線は、私の潜在意識と精神を表している。 糊には防腐用の役割があり、糊以外の部分を藍の原液をつかって着色、 和紙を水で洗い流し、糊を剥がして作品が完成する。
藍の起源は紀元前 3,000 年といわれるほど古く、私たちの地球も、宇宙から深海に至るまで、 圧倒的に藍から生まれた青色に包まれている。 さまざまな濃度で着色された藍は、本来の自分に還るためのトリガーである。 藍は、空気・水などの自然素材にふれて増殖し、和紙に定着された作品は、 潜在意識や集合的無意識など、見る人の過去とつながる装置として機能する。 とかく忙しい現代人は忘れがちだが、私たちが今あるのは祖先が命を繋いだおかげだ。 進化の過程で、その DNA のプログラムには、先人の願いや希望、自然の叡智などの情報が 組み込まれていった。 今後、私たちがどのような方向に進むのかの鍵は、祖先によって受け継がれてきた DNA に宿り、 潜在的に私たちはその情報と繋がっている。

人間の DNA に刻まれている藍をとおして、過去とつながり、プログラム情報にアクセスできれば、 人として進むべき未来への道が見えてくるだろう。

●石浦 克 Ishiura Masaru アーティスト。TGB design./ TGB lab 代表

http://tgbdesign.com www.instagram.com/ishiuramasaru 日本のグラフィックデザイナーのルーツとして民藝運動で知られる染織家の芹沢銈介に着目し、 芹沢の和紙を染める技法に興味を持ち、2016 年より故芹沢銈介氏を師とする型染工房高田にて 型絵染めの技法を教わる。2018 年の終わりには糊を使ってペインティングする独自の作風を発見し、 型染工房高田の協力のもと、1 年間をかけて今回のアート作品を作り出した。

会期中、石浦克が日本中を歩いて出会った工芸品をオブジェ化するレーベル「中今 NAKAIMA」の ポップアップ・ミュージアムを同時開催いたします。また、DJ・選曲家の松浦俊夫氏による選曲で 作品コンセプトを表現した会場演出も必見・必聴です!

●中今 NAKAIMA http://www.nakaima.tokyo/
●松浦俊夫 Matsuura Toshio
1990 年代に、United Future Organization (U.F.O.) のメンバーとして、日本におけるクラブカルチャー の礎を築いた DJ/ プロデューサー。2002 年に U.F.O. から独立後も、精力的に世界中のクラブやフェス ティヴァルで DJ を続けており、2018 年には Toshio Matsuura Group を結成。世界を舞台に活躍している。

Ishiura Masaru 展 2016 - 2019 中今
会期 : 2019 年 7 月 5 日 ( 金 ) ~ 7 月 20 日 ( 土 ) 12:00 ~ 19:00 日曜・月曜定休

会場 : BRICK & MORTAR 中目黒店
〒153-0061 東京都目黒区中目黒 1-4-4 TEL. 03-6303-3300

BRICK & MORTAR 中目黒店は、新鮮なものを、自由に、そして柔軟に伝えていくインディペンデント ショップです。世界中から新たなプロダクトを発見し、ときには本屋になったり、アトリエやギャラリー にもなる。訪れるたびに変わっていく BRICK & MORTAR をお楽しみください。 http://www.brickandmortar.jp/