2019年9月17日火曜日

デザインって何だろ?デザイナーのコメントを通して考えてみよう。


山中俊治「デザインエンジニア」

大量生産を支えた“20世紀型”デザイナーを越えて
──従来、ものづくりの現場では、機能の組み立てやしくみをつくるエンジニアや、ビジュアル面での設計や図工を行うデザイナーがいます。しかし、山中さんは、そのどちらでもない「デザインエンジニア」の教育および育成を進めていらっしゃいます。そこには、どのような問題意識があるのでしょうか?















山中 そもそも、英語の「デザイン(design)」という言葉には「機能をかなえる“設計”」という意味も含まれています。しかし日本では、設計とデザインは別の言葉として輸入されてしまったので、職能としても「スタイリングを決めるのはデザイナーで、機能を設計するのはエンジニア」というように分離してしまいました。もともと、工業デザインを行うスタイリングデザイナーという職業が成立するようになった20世紀初頭と、さまざまな分野で大量生産が導入されるようになった時期とは一致しています。
http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/

























原研哉「顧客の欲望の水準を変える」のがデザイン
「顧客の欲望の水準を変える」のがデザイン~原研哉氏
都市設計者が都市を変えるのではない。デザインは欲望のエデュケーションだ。
EUや中国の欲望の水準の変化が激しい。
















人と意思疎通を行うときは、一方的に情報を投げかけるのではなく、むしろ相手のイメージを受け入れる方が有効である場合が多い。つまり、“いかに多く説得したか”ではなく、“いかに多く聴けたか”がコミュニケーションの質を左右します。たとえば、何かがいっぱいに満ちた容れものを差し出されると受け取るしかないですが、空っぽの容れものを示されると、そこに自ら何かを入れようと、能動性が引き出されます。それがコミュニケーションの理想だと思うんですよ。https://visual-shift.jp/8626/

































佐藤卓「経営とデザインは一体である」
佐藤:デザインに対して企業側が、最後にかっこよくしてくれればいいっていう認識や発注の仕方だと、デザイナーがいくら開発の根本的なところから協力したいと思っていても、深く入っていくことはできませんよね。ですから、メーカーや企業側のデザインに対する意識が大きく変わっていかないといけないと思っています。そうした考えから、子どもの頃からデザインについて学ぶ大切さを痛感し、NHK教育テレビの番組にも携わるようになったんです。






















今年5月に、経済産業省が『デザイン経営』という宣言を出しました。この宣言は、経営とデザインは一体であることを表しています。どんな経営にも最初の段階からデザインが組み込まれるべきで、後から足すものではない。この宣言が具体的なものとなっていくためには、企業側の認識を大きく変えないといけません。また、いち早く変えた企業がこれからも生き残り、ブランドとしても力をつけていくだろうと思います。
http://creativeoita.jp/interview/people/taku-satoh/





























水野学「デザインでよくする」
水野:本来のブランディングとは、企業の大義であり、志であり、技術、そして人です。お城に喩えれば、石垣や城壁など基礎的な部分から、天守閣に至るまでの造り方すべてを言うと思います。ただ、僕の仕事の観点からは「見え方のコントロール」という言い方を敢えてしています。どんなに素晴らしい志や技術も見え方が悪ければ伝わらない。それが僕のデザイン、ブランディングという仕事において、大切なポイントですね。—それは、独立された当初から意識されていたことなのでしょうか?
















水野:デザインとは何をする仕事なんだろうと考えた時に、よくなっていないとデザインとは言えないと思いました。なので、「good design company」という名称には、超意訳的に「デザインでよくする」という思いを込めています。そういう意味では、当初から意識していたことですが、ここまで具体的に話せるようになったのは十数年前ですね。
https://www.cinra.net/interview/201809-mizunomanabu



















柴田文江「ヒエラルキーを超えたい」
児童向け携帯電話や家電、文具、家具、さらにはカプセルホテルや自動販売機まで手がけるインダストリアルデザイナー、柴田文江。ユーザー目線で考えつくされた的確な造形に定評があり、これまでグッドデザイン賞をはじめとする、数多くのデザイン賞を受賞してきた。そんな柴田が目指すものは、デザインの力で既存の価値観を超えた新しい価値を作り出すことだという。私たちの仕事は、ユーザーにとって真に豊かな暮らしを提案すること。同時に、それはメーカーにとって利益になるものを作らなくては成立しません。そのなかで、私が常に考えていることは、新しい価値を創造すること。

















別の言い方でよく、と言っているのですが、要するに既存の価値観を超えたものを作りたいんです。例えば、ダイアモンドは高価だとか、100年続いたこのブランドは素晴らしいとか、一般的に共通する価値がありますよね。こういう既存の価値観を、デザインによって超えたいと、私は思っています。時計に例えるならば、ロレックスも素晴らしいけど、スウォッチも大好きという人がいますよね。私も、もしお金持ちだったとしたら、両方持ちたいと思います。両者の値段の差は大きいですが、価値としてはどちらも高い。つまり、スウォッチはデザインによって値段以外の価値が生まれた結果、既存のヒエラルキーを超えたと言えるのではないでしょうか。
http://www.maujin.com/2011/archive/shibata_fumie/

















深澤直人「デザインは創造ではなく発見」
日本において外部デザイナーとして仕事をしていくなら、企業内のプロに対して社外から何か価値を提供する人間にならなければなりません。そこで日本のデザイナーたちと新しいデザインを研究し、学んでいくようなワークショップなどを展開することを始めました。そのワークショップが「without thought」です。MUJIから商品化されたCDプレイヤーは、ここから誕生しました。














近代の工業デザインというのは、デザイナーが何かを表現してやろうという意思が強すぎるように思います。必要なもの、便利なものはすでに自然な形で存在しているのだからデザイナーは創造するというより、そのすでに存在しているものを発見し、具体化していくものではないでしょうか。木を四角く切っただけのまな板が最も多様性を含んでいるように、すでに日本人はそういうものを知っているのです。ところがまな板にハンドルをつけて、便利になったというのが現在の工業デザインです。ノートでも罫線が一本も引かれていない真っ白なノートを提案すると、あなたはデザイナーとして仕事をしていないではないかといわれる。そのときデザイナーは、罫線を引くべきかどうか考えなくてはなりません。https://www.toppan.co.jp/biz/gainfo/cf/fukasawa/p2.html


2019年8月25日日曜日

ナミビアのカラフルで乾燥した地形


オーストラリアの写真家リアケネディは、ナミビアのカラフルで乾燥した地形を撮影した。作品の多くは空中写真であり、写真の抽象性と二重性を組み合わせるという彼女の創造的なシナジーを満たしている。 






















「結果の画像は、少なくとも一時的に現実から取り除かれ、さまざまな形を取り、場合によっては微視的な起源であるか、まったく別のものを連想させます。 このあいまいさと現実からの逸脱は、私の仕事に興味を持ち、刺激を与えるものです。」
























https://www.leahkennedy
https://www.thisiscolossal.com/

2019年8月24日土曜日

モーショングラフィックアーティストのDirk Koyは、焦点と視点に対する視聴者の期待を覆し心地よい目まいがするショートフィルムを作成。

空に満ちたフレームが周りでねじれ、回転する間、高いダイバーは静止したままであるように見える。 別のケースでは、コンピューターカーソルをドラッグするだけで建物が取り壊され、建設されたように見える。 Koyはバーゼルに住んで働いており、そこでは彼はアカデミーオブアートアンドデザインを卒業した。 彼自身のプロジェクトとコミッションに加えて、Koyはアカデミーのメディア科の講師でもある。









2019年8月16日金曜日

地域ごとの民度が出ていて面白い、 グラフィティアーティストたちの“落書き”で溢れてい るパリ。



パリ20区。旅行者にはあまり馴染みのないベルヴィルBellevilleは、若い芸術家たちの集まる街。落書きが合法化された路地の一つであるRue Denoyezは、グラフィティアーティストたちの“落書き”で溢れてい る。奇抜なデッサンとオブジェがいっぱいのこの小道が有名だが、其の他のレアールやマレ地区にもユニークなグラフィティーがあった。





























ルーブル美術館の目と鼻の先、Palais Royal (パレ・ロワイヤル) から、若者でにぎわうLes-Halles (レ・アール) 界隈。マレ地区は現在では、パリでも有数のアートギャラリーが集まる地域である。その復興に続いて、ソーホー等と比肩されるようにマレ地区は流行の発信地となった。地域ごとの民度が出ていて面白い。
















































2019年8月14日水曜日

パリ猛暑体験パート3。現代美術の展覧会を企画するギャラリー「パレ・ド・トーキョー / 現代創造サイト」


パリ猛暑体験パート3。2002年1月開館。現代美術、コンテンポラリー・アートが中心であり、絵画・彫刻・インスタレーション・デザイン・ファッション・ビデオアート・映画・文学・コンテンポラリー・ダンスなどの展示・上演が行われている。






















セーヌ川に面した建物全体もパレ・ド・トーキョーと呼ばれる。市が所有する東翼にはパリ市立近代美術館(1961年開館)が入居し、現代美術の展覧会を企画するギャラリー「パレ・ド・トーキョー / 現代創造サイト」は国が所有する西翼に入居する。






















セーヌ川沿いのケ・ドビリー(Quai Debilly、ドゥビリ河岸)は1918年に第一次世界大戦の同盟国・日本の首都にちなみ「東京通り」(Avenue de Tokio)と改名されたが、これに面して立つことからパレ・ド・トーキョーと呼ばれるようになった。パレ・ド・トーキョーの一番の特色と言えば、常設展示のないこと。開催されるのは企画展示だけ。数ヶ月スパンで、複数のエクスポがそれぞれの展示室で開かれる。






















いつ行っても違うエクスポが見られるとは面白い発想ですね。建物の中は、コンクリート打ちっぱなしのとても現代的な空間。天井が高く、色んな形での展示ができるようになっている。ただそエアコンは無いので、とてつもない暑さを味わうことになった。作家名、作品名は不明。しかしいろいろな国の若いアーティストのエネルギは感じられる。