2013年9月30日月曜日

空気を入れて膨らました風船のような構造を持った「アーク・ノヴァ」は移動出来るコンサートホール。


















北京のデザイナーズウィークに行っていて、珍しくブログの更新が途絶えた。皆さんもご承知のように中国ではFacebookやGoogle系のサービスが使えないのが歯がゆいですね。現地で撮影した画像などは後日整理して公開します。ともあれ北京の大気汚染はすごく500m先の景観も見えない状況。

その北京でも様々な未来都市建築を見てきたが、松島の「アーク・ノヴァ」も負けていない「移動する風船建築」を紹介します。















「アーク・ノヴァ」と名付けられたこの建築は、宮城県松島市にて2013年9月27日~10月17日まで開催される音楽祭「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 松島 2013」のコンサートホールだ。

未来都市のようなインフレータブル(空気を入れて膨らました風船のような構造)モバイルホールは、英国の彫刻家アーニッシュ・カプーアと日本の建築家・磯崎新によってデザインされた。

















様々な被災地に行けるように移動式の仮設建築だ。「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 松島 2013」で、世界中から音楽家や芸術家が集結し、坂本龍一氏、坂田藤十郎氏なども参加し歌舞伎・狂言・能など日本の伝統文化芸能から現代音楽・ジャズ・クラシックなどが演奏される。
http://ark-nova.com/matsushima
http://www.fubiz.net/2013/09/27/first-inflatable-concert-hall/


2013年9月25日水曜日

子どもの頃にちょっとした身の回りのモノを見ながら妄想を拡張していたことを思い出させるグラフィック・アート。

アレックス・ソリスは、Tシャツのために多くのビジュアルを描いてきたアメリカのイラストレーターだ。Tシャツをメインにデザインしてきたキャリアを反映してシンプルで親しみやすく、非常に分かりやすいスタイルのイラストレーションで知られてきた。






















いつものTシャツとは違った彼の才能は、日常生活の新たな舞台を垣間見せる。子どもの頃にちょっとした身の回りのモノを見ながら妄想を拡張していたことを思い出させる。ホームページを見ると、もう少し大人っぽくグロデスクなモノもあるが、ここで選ばれたグラフィックは軽妙で可愛い。
















http://cargocollective.com/oddworx

2013年9月24日火曜日

考えてみると作品は人間よりも遥かに長い寿命で存在し、人間は移ろいのなかで微かに存在している。



















精神的・肉体的な体験を撮らえる写真.幽霊の様な記録、記憶の様な影’Matthew Pillsbury’が撮る写真には明確な人物は登場しない。美術館を通り過ぎる群衆、作品を通過し、忙しく動き回る群衆。そこに対比する様に存在するアート作品達。

















この作品を通じて、我々は作品を鑑賞しているのではなく、鑑賞されていることに気づかされる。モナリザは全てを理解している様な笑顔で、静かに我々を見下ろしている。


















考えてみると作品は人間よりも遥かに長い寿命で存在し、人間は移ろいのなかで微かに存在している。’Matthew Pillsbury’は、「私は写真の中で、精神的かつ肉体的な両方の経験の瞬間を撮らえている。それぞれの写真は、終わる事のない”私たちのコンプレックス”と”テクノロジーや文化、そして私たち個々人の関係性の進化”を反映している。」と、この作品について語っている。



























この作品を見ていると人間や社会や文化は、現象の様に感じる。そしてそこに存在する人間・文化・テクノロジーとの関係性が凝縮されたこの作品は、その現象を見事に撮らえています。皆さんはこれらの作品を見て、どう感じるでしょうか?






















<Matthew Pillsbury>http://matthewpillsbury.com

2013年9月23日月曜日

Googleのロゴも平らになり、Microsoftも米Yahoo!も「iOS 7」もフラットデザイン。古いデザインを陳腐化し新しいデザインで欲望を刺激する。

















なんでフラットデザインが流行ってるの? という疑問に、ジョナサン・アイヴとクレイグ・フェデリギが答えている。アイヴはUSA TodayのインタビューでiOS 7のデザインについて語る中で、「ユーザーはもう、ディスプレイにタッチすることに慣れて、物理的に見えるボタンはいらなくなった。」と言う。

















しかし、本当のところは、結局メーカーもユーザも単純に変化(刺激)を求めてるのでは?ファッションでも今年のメンズはジャケット丈が短くなり、それにつられてパンツもくるぶしが見えるくらい短い。そうすると不思議なことに長めのジャケットとパンツが野暮ったく思えてくる。これをobsolete(陳腐化)と言い、ユーザの購買への欲望を大いに刺激する。


















アイヴとフェデリギのフラットデザインの説明ももっともだけれど、結局はファッションと同じで古いデザインを陳腐化し新しいデザインでwants(欲望)を刺激し購買に導くということでは?それにしても4社とも同じ時期にフラットにならなくても、、
http://blogs.itmedia.co.jp/burstlog/2013/09/post-2459.html

2013年9月22日日曜日

ベイエリアの変遷、ジュリアナ東京→タワーマンション→”東京オリンピック2020”まで

現在「芝浦アイランド」と名付けられた地域に引っ越して6年目を迎えます。この界隈は80年代には、ジュリアナ東京や、ゴールド、インクスティックなどのクラブが全盛を極めました。










しかし今、この地域は、一棟で約1000世帯という規模のタワーマンションが4棟もあり新しい住宅地域になり、かつてのクラブで遊んでいた人たちが良き親となって家族を構成しているのですから面白いモノです。















そのベイエリアも晴海や豊洲、お台場まで広がり今度は「東京オリンピック2020」臨海部の「東京ベイゾーン」となり、晴海に建設される選手村から半径8キロ圏内に85%の競技会場を配置するといいます。











その後のベイエリアは「選手村は、オリンピック後分譲して売却する」とのことですから巨大な住宅地となり現在の青山通のようになると言います。相変わらずこの辺りはブームの渦中が続きそうです。ただし今後7年間道路工事に悩まされること間違い無しです。

2013年9月21日土曜日

楽器の変わりに、かつて時代を風靡したテクノロジー機器、"SEGA Mega Drive"などを使い一人で行われたギークなセッション















空のプール、そして一人で行われたギークなセッション。かつて時代を風靡したテクノロジー機器に囲まれたイギリス人ミュージシャン’Julian Corrie’楽器の変わりに、"SEGA Mega Drive"や”Commodore 64”やフロッピーディスクなどを使い、1人でセッションを行っています。花を置いているのは献花のつもりかな?

Polybius from James Houston on Vimeo.
「忘れ去られた友人達への、ノスタルジックな別れ」そう唄う彼の歌は、ノスタルジックであり、古いデバイスに対する愛がこもっています。先日他界された任天堂前社長、山内溥氏が見たらどう言うのでしょうか。 他にも面白いデバイスを使った音楽 The Animals House of the Rising Sun Old School Computer Remix
Big Ideas (don't get any)
Big Ideas (don't get any) from James Houston on Vimeo.

2013年9月20日金曜日

GLASSTESLAは、Google GlassでTeslaをコントロールできるアプリ。

Google GlassはUIがシンプルなのとハンズフリーなのでクルマとの相性が良いという意見が多い。ただしGoogle Glassを持ってTeslaも買わなければならないので基本お金持ちしか意味が無いアプリ。













Teslaの様々な機能をGoogle GlassでコントロールできるアプリGLASSTESLAで、出来ることは、EVで一番不安な充電までにどれだけ走れるかを教えてくれる。Teslaを駐車した場所を忘れてしまった時、車への帰り道を教えてくれる。ホーンを鳴らしたり、ライトを点滅させたり出来る。













まだ運転そのものを出来るという程はGoogle Glassの処理速度は速くないようだ。











glasstesla

2013年9月18日水曜日

「Briggo Coffee Haus」は、個々の顧客の名前と注文を記憶し、カフェオレなどを入れてくれる産業用ロボット

















スマホとクラウドに対応し、お気に入りのコーヒーを、豆を挽くところから精密につくってくれる。ついにコーヒーハウスが自販機になった。バリスタが提供するドラマティックな演出は回転台から、見た目がクールなカップが姿を見せ、カスタマイズされたコーヒーが登場する。



































Fuseprojectは、イヴ·ベアールによる、スタートアップの"Briggoコーヒー"をパートナーに選び、新しい製品体験を提供する"コーヒーハウス"と呼ばれるテーブルとスツール押し出す小さな家の形のキオスクを開発した。コーヒーは完全なオーガニックで、フェアトレードで提供を行う。





























「Briggo Coffee Haus」は、個々の顧客の注文を記憶し、名前を間違えずに、精密な方法でカフェオレなどを入れてくれるロボットと自動販売機の融合した産業用ロボットだ。
http://www.fuseproject.com/products-78
http://wired.jp/

このようにデザインを積極的に事業開発のコアとして活用するプロジェクトが増えて来た。デザイン+ビジネス+イノベーションを同じチームが同時に行われることはもう普通になってきた。IDEOやZIBAのイノベーション・コンセプトは、今後一般の市民にまで活用されるようになるだろう。

*Fuseprojectとは、デザイナーのイヴ·ベアールによって1999年に設立され、まとまりのあるコンセプトのブランドを開発し、新しい製品体験を創造する。そして新しい市場を確立し、古いものを破壊することに焦点を当てて開発に長期的な戦略的なアプローチを取る。というイノベーションを目的にしたプロジェクトだ。
http://www.fuseproject.com/

2013年9月17日火曜日

空中からビルの頂点を歩き撮影したロシアのスカイウォーカーの画像、高所恐怖症の人は見ない方が良いですね。

ロシアのカメラマンで向こう見ずなヴァディム・モホラとvitaly・raskalovymは、高層ビルの上からという未体験ゾーンの異常な視点をキャプチャした。彼らの最新の冒険の成果は高層ビル、建設クレーン、そして大聖堂の尖塔などの画像は、建築や都市のサイトの中で最も壮大な視点の一部を露出させている。























アントニ·ガウディの傑作、バルセロナのサグラダファミリア、パリの象徴エッフェル塔、ドイツのケルン大聖堂のゴシック様式の尖塔のような有名なモニュメントの一番上に登り撮影を敢行した画像。
http://www.designboom.com/art/russian-skywalkers-photograph-european-buildings-from-the-air/