2015年9月21日月曜日

広重の江戸百『深川洲崎十万坪』には企み(浮世絵コード)が隠されている。この絵は実は風景画に昇華された「政府の隠したかった震災津波」の絵だ。洲崎は津波の被災地で、桶は流された棺桶なのだろう。まるで3.11福島第一原子力発電所事故メルトダウンの隠蔽にも似ている。

浮世絵にはコードが埋め込まれている。先日は広重の江戸百の「浅草田圃 酉の町詣」を事例に謎説きを試みた。今日は広重晩年の傑作「名所江戸百景」のひとつで、有名な広重の『深川洲崎十万坪』の謎を探る。十万坪を見下ろし、天空をゆったりと舞う大鷲と海上に漂う桶、鷲の天高く翼を広げた鋭い視線の先には波間に浮かぶ桶があるだけ。この桶の意味するものとは?つぶさに見ていくと、実に謎に満ちた一枚だ。改印を見ると安政四年(1857年)閏五月この年は巳年とわかる。

名所江戸百景の中には、広重は様々な様々な視点から絵を描いているが、「俯瞰」しているというのは、飛行機も無い時代に元々広重が八重洲の火消しであったことで、普通は誰もが上れるわけでもない火の見櫓からの江戸の景色も広重には馴染みだったのだ。広重の描いたこの絵のあたりから見える景色は、房総半島から三浦半島にかけて江戸湾全景をまさに抱きかかえるように望める絶景だ。

































広重の特長は「俯瞰」と近像型構図で「近景と遠景の構図」だ。その中でも最も俯瞰なのは、今日の一枚である「深川洲崎十万坪」だ。近景の鷲は広重で、遠景の霊峰筑波山は、釈迦が住み「法華経を説いたとされる「鷲の峰」を連想できる。江戸の大火の後だけに宗教心もはたらいたのだろう。

この風景は木場の海沿い、鷲は冬の海辺のシンボルだ。今の東京都江東区、地下鉄・東西線の木場駅と東陽町駅の間辺り。また、画面の中央あたりに、東京都現代美術館がある辺り。しかし元は、江戸のごみの埋立地だ。真ん中には筑波山。この鷲が狙っているのは、海に浮かんでいる謎の桶だ。































実はここに歌川広重の思わぬ企みが隠されている。実は風景画に昇華された「政府の隠したかった震災津波」の絵ではないかと気がついた。洲崎は津波の被災地で、絵からは復興の様子が感じられない。桶は流された棺桶なのだろう。広重の理由として想像すると、この頃「安政見聞誌」に崩れた半蔵門を描いた絵師歌川芳綱が幕府によって処罰を受けた後だ。幕府に咎められないようにコードにしたのだ。

*「浮世絵には禁令で描いてはいけないものが決められていた当時、メッセージをコードの中に埋め込んで隠した。ただ浮世絵の制作側の人々のコミュニティーだけに解る「浮世絵コード」を埋め込んで、鬱憤晴らしをしていたのだ。」http://sakainaoki.blogspot.jp/2015/08/blog-post_30.html



2015年9月20日日曜日

手塚治虫先生のトレードマークであったベレー帽に残されていた遺髪からDNAを採取し解析を行った。と聞いて、お誕生日を機会に私の「遺伝子検査」を「ジェネシスヘルスケア」にお願いした。

私の友人のアーティスト・ガリバーの作品。























お誕生日を機会に私の「遺伝子検査」を「ジェネシスヘルスケア」にお願いしました。遺伝子検査は「サイエンスの裏付けのある占い」のようにも思える。そして自分の身体の未来に関心があったことと、自分の先祖が世界のどこから来たのか?はとても好奇心を沸き立てた。































きっかけになったのは、2015 年7月7日(火)から始まった「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」の話し。「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」では、「生命とは何か、人間とは何か。遺伝子や医療がもたらす未来を誰よりも予見し、マンガを通じて向き合った男」手塚治虫という天才を遺伝子で解析できるのなら興味深いと思った。















手塚治虫は、ブラックジャックをはじめ医学のことや人間のことを描いてきたが、実は絶筆になった作品で『ネオ・ファウスト』という1989年の手塚の死により未完で絶筆となった。ゲーテの『ファウスト』を題材にしたオリジナルストーリーがある。この漫画で扱っているのがまさに遺伝子。遺伝子解析は未来の科学で、非常に手塚治虫的な世界だなというふうに感じた。と動機を語る。
手塚治虫の遺伝子を解析、特殊メイクで父に扮した実子・眞が検査結果を語る














息子さんの手塚眞さんとも面識があり毎年年賀状のやりとりをしている。彼は「天才手塚治虫の遺伝子を見てみたい、知りたい」という気持ちが強くなったとプロジェクトの動機を話しておられる。ロボット、未来都市、自然との共存、医療、人間の心の物語を描いた手塚。その影響は、現代の社会や生活に強く反映している。そんなマンガの神様の遺伝子を解析するとどんな発見がもたらされるのか?














手塚治虫のは膨大な記憶力なんです。それを頭のなかで自由自在に組み合わせることができる。3つぐらいの面白いエピソードがあったら、それを3つ組み合わせることでひとつのストーリーができてしまう。つまり膨大な記憶をリミックスしたのだ。彼は特別な記憶力があって、本を読むときに速読ができる。文字を追って理解しているのではなく、ぱっと見た瞬間に、一種のサヴァン症候群的なものだ。























有名な話しがある。たとえばアシスタントの方に漫画の背景を指示するときに、後ろに本棚があって、本棚の何冊目にある本の何ページの絵を描きなさいと、頭のなかでそれを覚えていて、それを指示することができた。だから、自分が何カ月も前に描いた漫画の何ページ目の左下にある、それと同じような自動車を描いてくいださい、そういう指示の仕方ができる。だから異常な記憶力だ。詳しくは以下のサイトで、、
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000008653.html
http://tezukadna.jp/mobile/dialogue1.html
以下のAmazonで購入できる遺伝子検査キット。


2015年9月19日土曜日

「江戸の情報」が、デジタル拡大画像により読み取れ人を等身大に拡大すれば、さながら江戸の町並に紛れ込んだような迫力がある。国安の「日本橋魚市繁栄図」も細かく見ていくと寿司屋の起源も見えてくる。


今日は浮世絵コードは置いておいて、ズームしてみる江戸庶民の姿。先日は浮世絵コードをかいたが、浮世絵は大判(おおばん) でも大奉書の縦2つ切り。もっとも一般的なサイズで縦39cm×横26.5cmと小さくて一般的に浮世絵の展覧会ではズームしてみることは難しい。
国安の描いた「日本橋魚市繁栄図」も細かく見ていくと当時の庶民の生活が見えてくる。印籠を着けて巨大なマグロを担ぐ二人の姿、右側にはたらいの中に大きな蟹が見える。小屋の中にはマグロをさくに切る調理人が見える。世界の寿司のオリジンだ。

































しかし近年専門家でさえ気づかなかったさまざまな「江戸の情報」が、デジタル拡大画像により読み取れズーム・アップしても、人を等身大に拡大すれば、さながら江戸の町並に紛れ込んだような迫力がある。魚河岸商人たちは、いなせで気風のよさが自慢。

「いなせ」は、出世魚のボラの未成魚のイナの背を意味するが、日本橘魚河岸で働く若衆たちの髭が似ていたことから、“威勢のよさ”という意味に転じて使われるようになった。
































日本橋には人や荷物がひしめく、当時の江戸は半分が侍、あとの半分が庶民だった。マグロの赤身は下々の食べ物。偉い人は白身の魚。誰もがマグロを食べるようになったのは戦後のことだ。江戸時代は寿司はファーストフードであり現在の寿司の原点だ。
































上の図の左上には富士山が見える。お城があるところが今の大手町、その右には日本橋三越の位置が解る。右にある寿司屋の暖簾の向こうにカウンターで食べる人も見える。真ん中一番奥にいるのが仲買い、アワビやたこ伊勢エビなど当時の人が何を食べていたのも解る。なかなか遊べる。


2015年9月17日木曜日

ロマンスグレーの髪やそのダンディな立ち姿は、とてもホームレスには見えない。しかし公衆トイレでグルーミングをして、キャスティングにでかけ、日々の生活費を稼ぐ男性モデルの厳しい裏と表。

男性のモデル業は、若い間だけお金の為にアルバイトや俳優やフォトグラファーに転身する為のつなぎとして、学業のかたわら短期間だけ行う人が大多数だ。しかも意外なくらいにギャラが低く、彼の年収は約150万円。女性のスーパーモデルの長者番付で、1位は4700万ドル(約48億円)を稼ぐジゼル・ブンチェン(32)と比べると天国と地獄だ。
高額所得モデル
この厳しい現実を描いた映画『Homme Less』(homelessと男性を表すフランス語hommeをかけたもの)が8月7日(金)にアメリカで劇場公開され今、話題になる。男性モデルの高額収入のデータは見つからず。

Homme Less Trailer from Filmfestival Kitzbühel on Vimeo.
身長188cm、52歳になる現在もモデルとして働く、俳優で写真家のマーク・リーイ。ロマンスグレーの髪やそのダンディな立ち姿は、とてもホームレスには見えない。でも、これこそが男性モデルの裏と表を表していると言う人も。「NYポスト」紙に、彼が語った経歴は、その過酷ぶりがすご過ぎる。












若い頃はモデルとしてまあまあの金を稼いでいた。そうして20代半ばになるころには、ジャンニ・ヴェルサーチ、フランコ・モスキーノやミッソーニあたりのランウェイを歩くようになっていた。フランス版『ヴォーグ』に載ったこともある。その時のギャラは60ドル(約9000円)だった。まあまあの当時の年収も約150万円。





























しかし、その後年齢を経ていく過程で、もっと厳しい生活が待っていた。そのとき、自分がスラムの5階建てのビルに住む友達のロビーの鍵を持っていた事を思い出した。それで、彼にも知られることなく、そこの屋上で夜を過ごすことにした。













その時にはもう、最低賃金はおろか生存ぎりぎりの生活で、自分の名前で稼げる仕事もなくなった。ホームレスをしながら、公衆トイレでグルーミングをして、キャスティングにでかけて、日々の生活費を稼ぐという生活を送って2年、精神的にも追い込まれたと言うマーク。





























そこで、同じく元モデルで、映画監督に転身したトーマス・ワーデンソンと出会い、ドキュメンタリー映画に出演することになった彼は、現在時々実家で暮らしたりしながら、モデルや写真家として仕事をしている。現在52歳。今後もこの仕事を続けるそうだ。
http://www.elle.co.jp/fashion/pick/hayamimi_homelesmodel15_0821/1

2015年9月16日水曜日

「Change」か「Origin」か?現実よりも未来に重点が置かれる米国と、歴史や伝統のある英国ではイノヴェイションに対するアプローチが違う。米国型のGoogleやFBによって世界の価値観が平均化し個性を破壊するという英国型の考え方は感慨深い。

「グーグルを生み出さない」英国式イノヴェイションに学ぶこと:石川善樹の要約。全文は以下のURLから。イノヴェイションという言葉を定義したのは、シュンペーターだ。簡潔にいうと、「新しく組み合わせること」がイノヴェイションの定義だ。

組織内の縦につながったネットワークではなく、組織の外にまたがる多様で横につながったネットワークをもつほうが、イノヴェイション指数(新商品や商標、特許数など)は3倍も高かった。つまり多様性こそ、イノヴェイションを生み出す源泉となる。
















では、日本はどれほどイノヴェイティヴな国になったのだろうか? 国別のイノヴェイション度を数値化した毎年発表ている「Global Innovation Index」という調査によると143の国や地域のなかで、日本は世界22位と低い。

一方、トップ3は、スイス、英国、スウェーデンだ。特に注目すべきは英国で、Originから出発せよ!という英国式イノヴェイションに感銘する。






















何かといえば「Change」と言う米国人、この価値観は長い歴史をもたない米国だからこそ、変化に柔軟だ。しかし「英国式価値観」は「Origin(起源)」に対するこだわりだ。「アメリカではどうやって次のグーグルやフェイスブックをつくろうかとする。

一方英国は、あんな企業が次々と出てきたら、自分たちの“Origin”が壊れてしまう」と考える。検索やソーシャルによって人々の知識や価値観は平均化し個性を失うからだ。































「Change」を目指すのではなく、自分たちの「Origin」に基づいたものでなければならないという強い気概である。米国と英国では、イノヴェイションに対するアプローチが違う。米国は歴史が浅いため、現実よりも未来に重点が置かれることになる。

一方英国は、これまで築いてきた歴史や伝統があるからこそ、現実から出発できる。そして自分たちが立たされている現実の「Origin」を知ることで、「Original」なイノヴェイションを生み出そうとしている。

日本も目指すべきは米国で無く、英国式イノヴェイションだろう。目先の技術革新やもっともらしいビッグ・ピクチャーに振り回されることなく、先人から脈々と受け継がれてきた現実から始めるイノヴェイションだ。すなわちそれは、外発的ではない、「内発的なイノヴェイション」とも表現できよう。
https://wired.jp/2015/09/13/innovate-uk/


2015年9月15日火曜日

相変わらず世界はAppleとGoogleとAmazonが変えていくのか?アップルやGoogleがEV自動運転車の開発に向けてプロジェクトを進めている。電気業界も自動車業界もまたこのプラットホームに飲み込まれていくのか?

AppleのEVプロジェクトのコードネームは「Titan(タイタン)」。しかも自動運転車。世界はAppleとGoogleとAmazonに電気業界も自動車業界も飲み込まれていくのか?アップルのカープロジェクトは、グーグルを含む自動運転車の開発を行う全ての競合に対抗するつもりだろう。「これはソフトウェアゲームだ。全ては自動運転にかかっている。」と考えている。















Appleは自動運転車のOSとUIを自前で提供することに興味があるのは間違いない。
車の製造に加えて、自動運転をする車のOSを販売することでスマホ同様の収益を得る事も考えている。自動運転に関連するサービスはもちろん、高解像度の地図、カーシェアリングや電気自動車の充電サービス等エネルギーのビジネスも含まれる。














今後アップルが次世代の車に必要とされるプラットフォームの覇権を狙いに行っている。スマートフォンでイノベーションを起こしてきたアップルの次の狙いはついに車に。http://www.gizmodo.jp/2015/02/icar_1.html#cxrecs_s

ググったら、どこか素敵な所に連れて行ってくれるかも。「グーグルの幹部が自社での量産と販売を検討していると認めた」グーグルの他のサービスと連携した自動運転車ができると思うと、ちょっとワクワクする。

グーグルは、地図だけでなく検索エンジンから収集した膨大なビッグデータと最先端のAI技術を持つ企業。そうなると、自動運転車は安全に移動する手段であると同時に、ユーザーに向けた、あらゆる情報を媒介するプラットフォームになる。行動パターンや検索履歴から自動車が学習してくれる。Amazonはどうするのか?ドローンを開発中なので空の覇権を狙うのか?
http://www.gizmodo.jp/2015/09/post_18286.html



2015年9月14日月曜日

アマゾンの新サービス、押すだけで発注の「Dash Button」は、IoTの覇権争いの徹底ぶりに底知れぬ恐ろしさが見える。自動購入システムを家にある家電のすべてをネットに繋げたいという計画がアマゾンの真の意図だろう。


2008年突然慶應SFCの教員になって友人の山中俊治さんと脇田玲さんを含む約10人の先生とXDというデザイン・プロジェクトを立ち上げた。その当持の宣言文を読み返してみると、今で言うIoTが当時の言葉で書かれていた。要約すると「モノとモノの通信が始まり、すべてのプロダクトがネットに繋がる時代がやってくる。そのときプロダクト・デザインはどうあるべきか?」といったものだった。












そして約8年が経過して、電気、自動車、通信と領域を分類していた産業が一挙にネットに融合し始めた。それがIoT革命と言うことになる。電機業界も自動車業界も製品をネットに繋げ始めた。しかし、サービスは端末ごとで仕様がばらばらになっている。












一方アマゾンの新サービス、押すだけボタンの「Dash Button」は、ブランドロゴが入り共通化された小さな端末のボタンを押すだけでスマホやパソコンがその場に無くてもアマゾンからその社の商品が送られてくる。これがデフォルトのプラットホームになるとコンビニも脅かされる。



















自動購入システムを家にあるすべての家電をネットに繋げたいという計画。それがアマゾンの意図だろう。アマゾンが新たに展開しようとする「Dash Replenishment Service(DRS)」が、その野望実現への最初のプランだ。 Replenishmentは補充という意味。












冷蔵庫からコーヒーメーカー、洗濯機まであらゆる家電をネット(アマゾン)に連携させようと言う意図だろう。コーヒー豆のストックが少なくなったとき、コーヒーマシーンが自動で追加注文出来る。洗濯機やその付近に設置しておき、洗剤が無くなりそうだなと思った時にボタンをおしておけば、それだけで洗剤が届く。購入できる消費材リスト

家電メーカーに積極的に売り込んでおりDRSサービス開始にあたり、すでにパートナーに名乗りをあげている大手企業(WhirlpoolやBritaなど)がいくつかあるが、パートナー企業に限らず、実はなんにでもDRSは連携できる仕様。アマゾンの底知れぬ恐ろしさはまだまだ続く。
http://www.gizmodo.jp/2015/04/dash_button_1.html#cxrecs_s


2015年9月13日日曜日

「大衆」はどこへ消えたのか? 万人向けを想定したものが以前のように売れなくなってきている。一方エバンジェリストやギークが新しいドローンやGoProのようなニッチ商材を見出す。


ニッチ市場とは市場全体の一部を構成する特定のニーズを持つ規模の小さい「隙間」市場のこと。しかしAppleも創業時はニッチ市場向けのマザーボード100台分を売るニッチ・メーカーから始まっている。

しかし現在米アップルの時価総額は、巨大化し米国企業とし世界一の時価総額約83兆6000億円を突破しニッチとはほど遠い企業になった。一方大手でも製造元SONYに捨てられたロボット犬「AIBO」はニッチ製品だったのだろう。
























既存の商品やサービスでは満足できない消費者が存在する場合、これらの消費ニーズがニッチ市場だ。「指毛専用の除毛クリーム」まど極端な事例もあるが、ドローンやGoProなども最初はニッチ市場で、ニーズの規模が小さい商品を要求する消費者の数が少ない市場だった。そしてあまりにも潜在的なニーズのため、多くの企業は「産業」として考えつかなかった。

















市場規模の小ささから既存企業が進出していないため、ベンチャー企業が進出しやすい「大手資本が手をつけないようなマーケット」のことをいう。海洋堂のフィギュアなども、「オタク向け」に特殊化した市場も発生し市場全体から俯瞰してみると多くのニッチ市場が登場している。 各々のニッチ市場の合計が一般層向け全体の娯楽媒体市場規模をも追い抜きつつあり、いわゆるロングテールというeコマースの強みが生かせる。

















自動車最大手のトヨタでさえもニッチ商品は販売している。TOYOTA・86「RC」。このグレードはエアコンや一部内装パーツ、さらにバンパー塗装すら省かれている。他のグレードとは違い写真のように購入後カスタムすることが前提の「素材」と割り切った商品であるからである。
wikipediaニッチ市場


2015年9月12日土曜日

ソーシャル偏差値の高い人同士は極端に知識の共有化が進み、そうで無い人はいくら話していても共通の知識にたどり着かない。本当に我々の情報量は増えたのか?










この10年間で一次情報が極端に減った。情報の洪水というけれど、ソーシャルボタンがいっぱい付いた記事はFacebook、Twitter、Lineなどのソーシャルでシェアされ、拡散され、多くの情報はどれが一次情報なのか、コピーなのか?真贋もわからない。スマホの時間でさえ、もちろん一次情報では無い。













その結果ソーシャル偏差値の高い人同士は極端に知識の共有化が進み、そうで無い人はいくら話していても共通の知識にたどり着かない。つまり本当に我々の情報量は増えたのか?













このHELL'S CLUBは、時空も論理も超えて存在する。HELL'S CLUB NEW MASHUP AMDSFILMSは、ビデオ・マッシュアップ最高傑作とSNSで語られている。多くの映画から集められた 「ナイトクラビングのシーン」 を融合させエキサイトな物語を紡ぎ出している。もちろんサンプリングなのでオリジナルでは無くオリジナリティー溢れるリミックス(編集)と言える。HELL'S CLUB. NEW MASHUP AMDSFILMS.

出演者はターミネーター VSトニー・モンタナVSトム・クルーズ VSカリート・ブリガンテ VSブレイド / ジョン・トラボルタVSアル・パチーノVSピンヘッド VSマスク VSロボコップ VS ダース・ベイダー VSマイケル・ジャクソン













HELL'S CLUB. NEW MASHUP AMDSFILMS.
There is a place where all fictional characters meet. . Outside of time, Outside of all logic, This place is known as HELL'S CLUB, But this club is not safe
TERMINATOR VERSUS TONY MONTANA VERSUS TOM CRUISE VERSUS CARLITO BRIGANTE VERSUS BLADE VERSUS JOHN TRAVOLTA VERSUS AL PACINO VERSUS PINEAD VERSUS THE MASK VERSUS ROBOCOP VERSUS DARTH VADER VERSUS MICHAEL JACKSON.


2015年9月11日金曜日

人の心の底の劣等感をごまかすような文句と批判されることもある「相田みつを」の詩はへこんだ人を慰めるメッセージだが、むしろ対局にある「ポジティブメッセージの塗り絵」
















詩人で書家の「相田みつを」は、人間臭く、わがままで、嫌いな相手とすぐケンカになったり、女性にもてたりしたという。奥本大三郎は「素直に言ってこの相田みつをと言う人の、わざと下手に書いて人に阿(おもね)るような字も、それを紙に書きつけた、人の心の底の劣等感をごまかすような文句も私は嫌いである。」などと厳しい。






















「へこんだ人間を励ます」というニーズがあったのか?人生の後半には大変大勢の人に相田作品が購入され人気がある。





























「相田みつを」の詩はへこんだ人慰めるメッセージだが、似て非なる「ポジティブメッセージの塗り絵」は塗り絵をすることで自分をポジティブにする。















モントリオールをベースに活躍するアーティスト、サラ・マングルによるこの塗り絵。カラーリングは、治療やストレス緩和作用を持つことが知られている。



http://www.theaffirmationscolouringbook.com/


2015年9月10日木曜日

Apple Watchのエルメスとのコラボレーションモデルに見る「デジタル×ファッションの融合」は、物理的価値と心理的価値の融合だ。今まで機能だけでやってきたデジタルの世界にファッションが融合する時代に突入した。

ブランドには物理的価値と心理的価値の二面性がある。物理的価値は機能的、合理的、効率的等で測れる価値観で数値化が可能で左脳的。それに対して心理的価値は、持っていて人と違う自分が演出出来る、端的言うとセンスが良いと自慢出来る等アート的で数値化出来ない右脳的な価値観。


















Apple Watchにもエルメスとのコラボレーションモデルも登場し、「Apple Watch Hermes」を10月に発売すると発表した。フランスのエルメスの職人による手作りのレザーストラップと、カリフォルニアのAppleのデザイナーが一が創造しなおしたというエルメスの文字盤を組み合わせた新モデルだ。














長めに作られたストラップが特長の「ドゥブルトゥール」ストラップは、38mmのステンレススチールケースと、「フォーヴ」「エタン」「カプシーヌ」「ブルージーン」の4色から選べる「ドゥブルトゥール」ほか、クラシックなエルメスのデザインで、馬のガースベルトの留め金を思わせるバックルの「シンプルトゥール」、乗馬用の馬具からインスピレーションを得たというモダンなデザインの「カフ」の3モデルがラインアップする。

















Appleは、「同じ方向を向いた発想、共通のビジョン、お互いへの敬意を持つパートナー同士が、Apple Watch Hermesという1つの頂点を作り上げた」としている。一般的にダブルブランドは一方のブランドが弱ったときに行われるケースが多いが、これはどちらとも言えない。

三越伊勢丹が提案する「デジタル×ファッションの融合」とは、ファッショナブルでワクワクするあたらしいデジタルの提案への挑戦を売り場で行う。今まで機能だけでやってきたデジタルの世界にファッションが融合する時代に突入した。
http://japan.cnet.com/sp/iphone2015/35070279/
http://japan.cnet.com/news/service/35069665/


2015年9月9日水曜日

IoTで製造業そのものを再定義する「インダストリー4.0」。工場はいずれスマホと同じになる。アプリで、どこからでも生産できる汎用性の高いロボット化された「生産装置」が登場するだろう。

ドイツで始まったIoTで製造業そのものを再定義しようとの試み「インダストリー4.0」。提唱者のヘニング・カガーマンは「工場はいずれスマホと同じになる」と言う。アプリをダウンロードすればどんなものでも生産できる汎用性の高い「装置」を思い描く。

「4.0の背景には、データ量の増加と、センサー価格の下落などがある。視覚、触覚となるセンサーを介し、巨大なデータがより容易に得られるようになった。機械工学と電子工学が急接近し、ビッグデータを活用すればドイツ全体のインダストリーにプラスの影響がある」

















シンギュラリティ――。「特異点」と訳されるこの言葉。人類の知性を超える、と人間にしかできなかった仕事、作業がAIを含むコンピューターですべて置き換え可能になる。人がやりたくない仕事からAI化が始まるだろう。

クイズで人間を負かすスーパーコンピューター(IBM Watson)、自動運転車、モノのインターネット化(IoT)が矢継ぎ早に登場したのもシンギュラリティに向けた前哨戦と言える。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM28H8U_Q5A810C1000000/


2015年9月8日火曜日

廃棄された木の幹や枝などの天然素材を組み合わせエッジの効いたエレガントな作品。人が加工することを人工とするならば、木という天然素材を極めて人工的に見せることに成功している。





























韓国のアーティストJae-Hyo Leeは、廃棄された木の幹や枝などの天然素材を組み合わせエッジの効いたエレガントで完璧なカラム、球、円錐、ドーナツ形状に構成されたアート作品や家具を製作した。




















隙間に何か別の素材を充填するように見えるが、どうも隙間が黒く見えるだけのようだ。主に水平に切断された断面を表皮に配置したことが成功の要因だろう。人が加工することを人工とするならば、極めて人工的に天然素材を見せることに成功している。









http://www.lifebuzz.com/wood-craft/
http://www.mymodernmet.com/profiles/blogs/list/tag/jae-hyo+lee