2012年1月8日日曜日

『ドラゴン・タトゥーの女』のオープニングタイトルのデザインは、かなり鋭く感覚的な解釈で作られていて、映画とは別の作品のようでもあり面白い。













2011年7月「ブラー・スタジオ」に、『ドラゴン・タトゥーの女』のオープニングタイトルのデザインを依頼されたことから、ティム・ミラーがオープニングタイトルを監督、(本編の映画監督はもちろんDavid Fincher)なお映像制作にはOnur Senturkが関わっているようだ。かなり鋭く感覚的な解釈で作られていて、これはまた映画とは別の作品のようでもあり面白い。

The Girl with the Dragon Tattoo Opening Titles from Onur Senturk on Vimeo.
The Girl with the Dragon Tattoo Opening Titles
Opening titles produced at Blur Studios.
Directed by Tim Miller
ドラゴン・タトゥーの女:2004年に急逝した、スウェーデン人作家スティーグ・ラーソンのミステリーを基にした作品で、『ドラゴン・タトゥーの女』は、2009年にも映画化されており、商業的にも大成功を収めている。40年前に起こった大富豪の令嬢の失踪事件をめぐる原作のダークな世界観を、「フィンチャーがどのように映像化しているのか?」に、とても興味がある。

1 件のコメント:

  1. フィンチャー作品はロゴひとつとっても繊細で魅力的なグラフィックビジュアルが施されてて、目を凝らさせる。
    でもDragon Tatoo のオープニングは頭ひとつ抜き出ていて、クールで。
    このオープニングを映画館のスクリーンと大音響で観られるだけでもお金払う価値があるんじゃないかと個人的に思っちゃう。
    ただでさえ、鳥肌総立ちの格好いい映像だけど、原作の3部作すべて読んでから改めてこの映像を観ると、ひとつひとつのビジュアルが思いつきでもなんでもなく、原作に忠実で適切で、うなる。
    スティーグでさえも存命ならば感銘を受けたのではないかと思ってしまった。
    主題歌の〈immigrant song〉はフィンチャーが脚本読んでいたときに「たまたま」聴いていた。みたいなことを言っていたように記憶してたけど、今日、和訳読んで嘘だと思った。
    原作にも映像にもマッチしすぎてて、まるでリスベットへの賛歌みたいだ。

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