2011年4月13日水曜日

伝説のクリエイター、ワイデン+ケネディのジョン C ジェイから、「これからの若いデザイナー達へ10のレッスン」

クリエイティブ・エージェンシー、ワイデン+ケネディの創業者ダンワイデンのパートナーのジョン C ジェイも、僕と似たようなところのある癖のある人。若い人達が好きで何かと世話をし支援している。そのジョンから、「これからの若いデザイナー達へ10のレッスン」なかなか良いことを言っている。 


受賞者ジョン C ジェイを祝う殿堂ガラ·プレゼンテーションADCホールからの抜粋。

クリエイティブの世界では伝説の男でありミステリアスな男。毎週違う国にいることで、ジョンは何人もいるとも言われている。ポートランド、ニューヨーク、アムステルダム、東京、上海等々。そして眠らない男とも言われている。典型的なショートスリーパー、しかし彼のプレゼンテーションは見事だ。複数の知り合いが世界一のプレゼンテーションだと言う。僕は一度だけクライアントの前で行われたプレゼンを見たことがある。ジョンはシャイな自分を撃退してから自己紹介をし、「Tell the truth」から始まったプレゼンは、確かにすごかった!彼のプレゼンの後は、したくないと言うクリエイターには、何人も会った。その気持ちは十分理解出来る。

若いデザイナー達への十のレッスン
自分に正直でありなさい。君が持っている最大の資産は個性だ。ああしろこうしろという他者の言うことには耳を傾けるな。
他の誰よりも仕事に励みなさい。努力は必ず報われる。
パソコンから離れ生身の人間、本物の文化に触れなさい。これが人間の本質である。
技に磨きを掛ける事を怠るな。思考の革新のみでは足らない。手先を動かしモノを作りさない。
可能な限り旅に出なさい。旅先で自分の無知を再認識するといことはとても謙虚で刺激的な経験である。
現代社会はテクノロジー率先で流行に翻弄されやすい。しかし、その中でもやはりオリジナリティは君臨する。
自分もそうなりたくないのなら愚かな者の元で働くな。
本能。直感。己の力を信用する事を学びなさい。
黄金律(「おのれの欲するところを人に施せ」)は真。善意に尽くせ。
例え他のすべてが失敗しようとも、②を維持できればそれは君のキャリアの最大のアドバンテージになるであろう。
ジョン C ジェイ
10 lessons for young designers:
1. Be authentic. The most powerful asset you have is your individuality, what makes you unique. It’s time to stop listening to others on what you should do
2. Work harder than anyone else and you will always benefit from the effort.
3. Get off the computer and connect with real people and culture. Life is visceral.
4. Constantly improve your craft. Make things with your hands. Innovation in thinking is not enough.
5. Travel as much as you can. It is a humbling and inspiring experience to learn just how much you don’t know.
6. Being original is still king, especially in this tech-driven, group-grope world.
7. Try not to work for stupid people or you’ll soon become one of them.
8. Instinct and intuition are all-powerful. Learn to trust them.
9. The Golden Rule actually works. Do good.
10. If all else fails, No. 2 is the greatest competitive advantage of any career.
John C Jay

ジョン C ジェイ / John C Jay
Co-Executive Creative Director / Partner/1993年にクリエイティブデイレクターとしてワイデン+ケネディに参加。ナイキ、マイクロソフトやコカコーラ等のグローバルブランドの仕事をする。1994年、ニューヨークのI.D.マガジンの"最も影響力のある40人のデザイナー"に選出、さらに1997年には、アメリカン・フォトグラファー・マガジンの"写真界で最も影響力を持った60"に選出される。デザインを手がけた"Soul Of The Game"はレプジック・ブック・フェアにてゴールド・メダルを受賞、その他幅広い領域で多くの国際的な賞を得ている。 それはエディトリアル、グラッフィック、パッケイジング、リテール、ウェッブ、ビデオ、インテリアのみならず広告、ショートフィルムまでも含む。コペンハーゲン・アプライド・アート・ミュージアムでは"世界で最も美しい14冊の本"に選出される。1998年 『ワイデンアンドケネディー東京』設立。2005年 上海にワイデンアンドケネディーとして一番新しいオフィスを立ち上げる。彼の最近の日本での仕事は、Graphis Magazine で特集され、デザインやポップカルチャーについて、“SOMA”,“Theme”,“The New York Times”等に文章を書いている。

Weiden and Kennedy ワイデンアンドケネディー
Portland
に本社を置き、NYLondon, Amsterdam , 上海、そして東京に事務所を持つクリエイティブエイジェンシーの最高峰。世界中のクリエイターからリスペクトされる。日本の広告代理店とは全く違う仕事の持っていき方を心がける。ナイキ、マイクロソフト、コカコーラ等、世界中のトップ企業とのクリエイティブワークは独特なカルチャーを形成している。





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