2018年8月26日日曜日

自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、「自己像幻視」とも呼ばれる現象「ドッペルギャンガー」をGIFで体験させる。

"Dust"
“Dust”

シカゴに拠点を置くアートディレクター、デザイナー、イラストレーターのトレーシーJリーは、GIFで失われてゆく被写体とコントラストの高い光と影で彩られたアニメーションで都市のあらゆるシーンを作成する。 GIFのいくつかでは、”自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、「自己像幻視」とも呼ばれる現象「ドッペルギャンガー」”として自分自身の外に出て、フレームに入り消える。
"Rain"
“Rain”

"Nameless Bird"
“Nameless Bird”
フィギュアは、双子の隣にデュエットしたり、フロア上の位置から自分を助けようとする。 最後のいくつかのGIFは、韓国のボーイズバンドBTSからインスピレーションを得て、Leeの好きな曲の一部を特集している。
"Waiting for a friend"
“Waiting for a friend”
"Butterfly"
“Butterfly”
"In that Briefest Moment"
“In that Briefest Moment”
"Illusion"
“Illusion”
"Disguise"
“Disguise”
"Song for the Lost"
“Song for the Lost”
"You long for the past, the future, but why is it never the present?"
“You long for the past, the future, but why is it never the present?”

https://www.thisiscolossal.com/


2018年8月23日木曜日

平成元年、当時の世界時価総額ランキング上位50社中、日本企業が32社を占めていた(今平成30年はたった1社だ)

まさに鴨長明の「方丈記」にあるように「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」だ。






































昔はNTTや日本の銀行が上位であったが日本から米国へと主人公は移っている。今はアメリカがほとんどで中国が8社入り、日本がトヨタ一社のみしか入っていない。しかしあと10年もすれば中国が半分くらい占めるかもしれない。

日経平均株価は平成元年12月29日の大納会で3万8915円を付けた。地価高騰も凄まじく、東京23区の地価が米国全体の地価の合計を上回るといわれた。「株も土地も永遠に上昇を続ける」。国も金融機関も我々もそう信じて疑わなかった。これらの現象はバブル(うたかた)だった。
https://diamond.jp/articles/-/177641?page=2










2018年8月21日火曜日

テオ・ヤンセンの新ストランドビートは、不安定なキャタピラのように風だけでビーチを歩き回る。


ポリ塩化ビニール(PVC)のパイプでできたからだをスムーズに動かす、まるで生きているかのようなアートピース「ストランドビースト」。

このあまりにも有名な人工生物の生みの親、テオ・ヤンセンは、風だけを動力にして動く一連の風力発電ストランドビーズに新たに加わったUMINAMIを発表した。 キネティック彫刻は以前の反復よりもはるかに薄く、ヒンジジョイントなしで作られているため、砂浜沿いをロービングするときに潤滑する必要は無くなった。

製作されたクリーチャーは、這うキャタピラの動きを模倣して、砂浜を横切って波打つ動きを作り出している。
https://www.thisiscolossal.com/



2018年8月19日日曜日

コンステレーション・ブランズ(ビールの「コロナ」)は15日、カナダの医療用大麻生産大手キャノピー・グロースに多額出資、グリーンラッシュの到来だ。

ゴールドラッシュならぬグリーンラッシュの到来だ。米ビール業界の幹部は、一部消費者がビールからワインや蒸留酒に移行するなか、大麻が合法化されれば、ビールの売り上げが落ちる可能性を懸念してきた。一部のビール会社は、THC(テトラヒドロカンナビノール=大麻の主な有効成分)を含まないが、大麻の風味がするビールを試みている。














2018 年 8 月 16 日 06:31 JST米酒類大手コンステレーション・ブランズ(ビールの「コロナ」や「モデロ」、ワインの「ロバート・モンダヴィ」などを手掛ける)は15日、カナダの医療用大麻生産大手キャノピー・グロースに追加出資すると明らかにした。大麻入り飲料など大麻製品市場の急成長に乗じる狙いだろう。コンステレーションは、キャノピーに追加で50億8000万カナダドル(約4300億円)を投じ、持ち株比率を38%に引き上げるとした。
コンステレーション・ブランズはアルコールセクターでトップの売上成長で他社を圧倒。
















 コンステレーションは向こう3年で行使すれば持ち株比率が50%を超えるワラント(権利)も取得する。7人で構成するキャノピー取締役会に4人を送り込む。コンステレーションは、数年後には大麻が全米で合法化されるとみて大きな賭けに出た。昨年キャノピーに初めて出資した際には、大麻入り飲料の開発計画が前進するとしていた。カナダでは10月半ばに娯楽目的での大麻の使用が合法化される予定だ。

米国の場合、現在29の州で医療用大麻が合法とされている。しかし米国には各州が独自につくる州法と全米共通の連邦法が存在するため、「州法ではマリファナOKだよ、でも連邦法ではダメ」の矛盾が起きる。しかしあと三年でほぼすべての週で合法となると言われている。

最近大麻の酩酊作用、いわゆる“ハイ”にならせる成分(テトラヒドロカンナビノール、THC)の正体をつきとめ、さらに、痛みや嘔吐を緩和しホルモン分泌や睡眠促進などマリファナが医療用になり得る成分(カンナビジオール、CBD)の化学構造も解明した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-15/PDIEK96VDKHT01
https://forbesjapan.com/articles/detail/18340



2018年8月11日土曜日

「なぜ日本ではデザイナーの地位が上がらないのか?」というbtrax社の分析が面白い。

大企業のデザインセンターから役員が出る企業は未だ10社に満たないだろう。「なぜ日本ではデザイナーの地位が上がらないのか?」というbtrax社の分析が面白い。

最近は海外を中心にエンジニアと共に、デザイナーの需要が高まっている。理由はシンプルで、プロダクトに加え、企業経営にとってデザイン思考やサービスデザインなど、「デザイン」の言葉で表現されるマインドセットやスキルが求められているからだ。と説明されている。「デザイナーの待遇調査結果」で比較するとよくわかる。

デザイナーの待遇調査結果 (中間値による算出):

• 世界のデザイナー平均年収額は$91,000
• アメリカのデザイナー平均年収額は$99,000
• カリフォルニア州のデザイナー平均年収額は$128,000
• アメリカ国内デザイナーの1週間の平均労働時間: 42
• 29歳以下のデザイナーの平均年収額は$71,000
• 30-50歳のデザイナーの平均年収額は$116,000
• 51歳-のデザイナーの平均年収額は$94,000
• 10年以上経験のあるデザイナーの平均年収額は$114,000
• 年間平均昇給額は$2,890















ある調査では、日本のグラフィックデザイナーの年収の平均値は300〜430万円。日本ではデザイナーに対して低い待遇になっていることがわかる。


その理由は、

【企業側の問題】

「デザインを上手にお金に変換できていない」

そもそもなぜアメリカ、特にカリフォルニア州でデザイナーの待遇が良いのか。答えは、デザインをビジネスに最大限活用できているから。言い換えると、デザイナーの能力を経営側がビジネス=お金に変換することを知っているから。

「組織の中でデザイナーのポジションが確立されていない」

経営者がデザインの重要性を理解していない場合、企業の中でのデザイナーの立ち位置が非常に難しくなる。そうなってくると、デザイナーが経営の根幹に関わることは難しい。

参考: 時代の変化でこれから生まれる8のデザイナー職

「ユーザー体験を真剣に追求できていない」

冒頭のリサーチ結果からも分かる通り、最も待遇が良いデザイナー職の一つが”UXデザイナー”である。正しいユーザー体験を設計するのが彼らの仕事だが、プロダクトのサービス化が進むここ数年で、最も注目されているデザイナー職の一つと言える。つまりUXそのもがプロダクトだ。

【デザイナー側の問題】

時代とともに変化するデザイナーに求められるスキルや考え方に追いついていない。「デザイナーに必要なのはスキルアップではなくスキルチェンジ」デザイナーは新しいスキルをどんどん導入していく必要がある。

参考: 【これからのスキル】デザイナーとエンジニアの境界線がどんどん無くなる

日本のデザイナーは総じてスキルレベルが高い。これはおそらく世界的に見ても間違いなく、細部にまでこだわる事のできる日本のデザイナーの能力はもっと評価されるべき。その一方で、一般的なデザイン能力は高いが、他にまねのできないユニークな価値が提供できているケースはまだまだ少ない。

「価値のあるデザイン教育がされていない」

サンフランシスコの凄さの一つが、デザインスクールの数と質だろう。それも、最新のスキルを即戦力で使える人材が街にゴロゴロいる。これは、現役のデザイナーがビジネスとデザインの両方の側面で教えているのが理由。

以上btrax社のレポートを抜き書きし一部加筆してみた。
この投稿の転載希望は私ではなく、直接筆者のBrandon K. Hillまでお願いします。
お問い合わせは tokyo@btrax.comまで。
筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.
http://blog.btrax.com/jp/2018/05/29/designers-in-japan/


2018年8月8日水曜日

デザインのコストパーフォーマンス「デザイン経営」宣言

経済産業省・特許庁が行った「産業競争力とデザインを考える研究会」のレポートを見て、私が知る限りデザインの効果をKPIで説明されたのは初めてだ。大企業のデザインセンターは経営陣から常にその経営上の効果を数値化することを求められる。その課題に答えたのがこのレポートだ。簡単に言うと「デザインのコストパーフォーマンス」が証明されたことになる。そのデータはBritish Design Councilがまとめたもの。

”デザイン”という言葉自体の概念も時代と共に変化している。これまでの”絵を描く”ことから、デザイン的考え方を事業の為の一つの戦略として活用するケースが増えている現在。20世紀のデザインは表面やパッケージを美しくする事だった。デザインシンキングを初めデザイン的観点から何らかの問題を改善すること全般を指すようになってきた。その意味で言うとマーケティング同様、デザインも企業活動全般に関わっているはずだ。














簡単なプロセスは、デザインへの投資→デザイン力の向上→ブランド力向上・イノベーション創出→競争力の強化となり生み出されたイノベーションやブランド力は、効果的にデザインされた顧客とのコミュケーションを通じて市場に波及し、企業に収益をもたらすということになる。
http://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf