2014年6月30日月曜日

目の前で起きているのにあまりにも高速のために見ることの出来ない世界。ボストンのカメラマンTom Guilmetteの作品。















フルHDで1秒間に2,500フレームをハイスピード撮影できるVision Research社製の「Phantom FLEX」を使用したムービー。目の前で起きているのにあまりにも高速のために見ることの出来ない世界。ボストンのカメラマンTom Guilmetteの作品。
http://www.tomguilmette.com/

Locked in a Vegas Hotel Room with a Phantom Flex from Tom Guilmette on Vimeo.

2014年6月29日日曜日

リスク上等:無難なプレーに潜むリスクに着目した「ラストゲーム」は、2014年のNikeのフットボールキャンペーン「リスク上等」の第3弾フィルム














Nikeの動画広告は素晴らしいモノが多いが、この「THE LAST GAME」も5分27秒と長いが最後まで見てしまう。ムービーはリスクを恐れぬフットボールとリスクゼロの堅実なフットボールが激突する­。リスクを冒さないフットボールこそが究極だとする科学者とクローンプレイヤー。彼ら­の間違いを証明したいロナウド・フェノーメノとオリジナルプレイヤー。どちらが正しい­のかを決める方法はただひとつ。「THE LAST GAME」だ。

「科学者」は名プレイヤーがピッチで見せるプレースタイルを蔑視しており、ズラタン・イブラヒモビッチのオーバーヘッドキックは76%の確率で失敗する、といった研究結果をもとに、効率や決断力、結果のみを重視する「クローン」を作成するシーンからストーリーが始まる。













分析結果に基づく「クローン」の機械的なプレースタイルに我慢できなくなったロナウドは、世界中に散らばったズラタンやネイマールJr.ら名プレイヤーたちを招集。フットボールゲームを美しく、大胆に楽しむことを伝える約5分間のムービーに仕上がっている。













ナイキ チーフマーケティングオフィサーのダビデ・グラッソは、「自信を持ってリスクを取ることは、フットボールにおいて必要不可欠です。クリスティアーノ・ロナウドの華麗なプレー、ズラタンの身体をいっぱいに使った迫力に満ちたプレー、ネイマールの魔法のような技が見られない世界が想像できますか。ラストゲームの最後の90秒は、間違いなく、美しいフットボールこそがフットボールのあるべき姿であると証明するものになります 」と語る。













「ラストゲーム」の制作はナイキとワイデン+ケネディ、パッション・ピクチャーズが担当した。

WEBサイトのデザインが格好いいので見てください。eコマースになっています。
http://www.nike.com/jp/ja_jp/c/football/riskeverything
記事参照
http://www.fashionsnap.com/news/2014-06-10/nike-lastgame-movie/



2014年6月28日土曜日

アイルトン・セナが「マクラーレン ホンダ」で記録した世界最速ラップを、エンジン音と光の演出で再現したプロジェクト「Sound of Honda / Ayrton Senna1989」がカンヌ・チタニウム部門のグランプリに選ばれた快挙!














「Sound of Honda/Ayrton Senna 1989」は、1989年のF1日本グランプリにおいて、アイルトン・セナが「マクラーレン ホンダ MP4/5」で記録した鈴鹿サーキットの当時世界最速ラップを、エンジン音と光の演出で再現したプロジェクト。

カンヌ・チタニウム部門のグランプリには本田技研工業 インターナビの「Sound of Honda / Ayrton Senna1989」(電通)が選ばれた。

















同作品はこの他に、6つのゴールド(フィルム、サイバー×2、プロモ&アクティベーション、ダイレクト、アウトドア)、6つのシルバー(サイバー×2、プロモ&アクティベーション、ダイレクト、デザイン、ブランデッドコンテンツ&エンターテインメント)、2つのブロンズ(アウトドア、デザイン)を受賞しており、受賞数は計15となった。
当時のF1で導入された“クルマの走行データを記録、解析し、運転に役立てる”という考えは進化を遂げ、現在ではHondaインターナビを搭載する車両から集められた走行データをもとに、安全・安心なドライブを支援。それにしてもマクラーレン・ホンダとアイルトン・セナの凄さ!エンジニアもドライバーもF1に関わる人の情熱と、これだけの膨大な予算を割いたホンダは凄い。真鍋大度さんが、当時の走行データ、コース場の軌跡を光と音のデジタル化パートを担当した。



2014年6月27日金曜日

7/4発売の「Android Wear」”LG G Watch”22,900円はポストiPhoneか?たんなるガジェットか?



































あの衝撃のiPhoneが2007年1月9日にMacworld Conference & Expoの基調講演でスティーブ・ジョブズによって、「本日、アップルは電話を再発明する」という有名な言葉で始まった。ポケットに入る「インターネットコミュニケーター」の登場で世界は激変した。しかし7年経ち、そろそろ次のデバイスが欲しくなってきた。その気分を満たす可能性のあるデバイスが「Android Wear」”LG G Watch”かもしれない。
ついにGoogleはウェアラブルデバイス用のAndroid OS「Android Wear」を正式に発表した。何社が出てていますが、”LG G Watch”が画像で見る限り一番デザインが良いように思います。Android Wearはウェアラブルデバイス向けに最適化されたAndroid OS。













必要な情報をちょうどいいタイミングでAndroid Wear は情報を整理し、朝の天気予報、空港に向かう前のフライト時刻やゲート情報など、あなたにピッタリの情報を尋ねる前にお知らせします。「OK Google」と発声するだけで質問できます。













ここはGoogle グラスとほぼ同じ。たとえば、アボカドのカロリー数、フライトの出発時間、サッカーの試合結果などを尋ねてみましょう。「OK Google」と発声して、テキストの送信、リマインダーの設定、メモの入力などの操作もできます。

2014年6月26日木曜日

多治見智高が「代官山王国」として初めてのPVをYouTube上で発表しました。Brave というオリジナル曲、派手に激しく、ライブでも人気の曲です。
















慶應SFCのOBそして大学の私のアシスタント歴6年の多治見智高がノスタルジックなアコースティックインストゥルメンタルトリオ「代官山王国」として初めてのPVをYouTube上で発表しました。

Your Brave というオリジナル曲、派手に激しく、ライブでも人気の曲です。年末と3月に舞台を一緒につくった、元シルクドソレイユのコンテンポラリーダンサーの熊谷拓明さんによる踊り、O'KOKに飾っている絵と写真の作者であるアーティスト中山晃子さんによるAlive Paintingとのコラボレーション作品です。















中山晃子さんは、Alive Paintingという独自開発の手法で、ジャズを中心に名だたるアーティストたちとの共演を重ねている、今年大注目の若い作家です。
液体の現象を、さまざまな方法・角度から作品へと昇華させている、とても面白い人です。単純にビジュアルとして、かっこいい。
http://www.akiko.co.jp

撮影と編集は、SFC藤田研のOB、吉原裕幸さんです。

O'KOKは、代官山駅すぐの、O'KOKという店です。
http://o.kok.jp/

2014年6月25日水曜日

スタジオ"Markunpoika"は数百本の鉛筆の束から花瓶を作り出した。鉛筆の断面が美しい!


























アマルガムは、鉛筆のユニークな六角形形状を利用しながら固体のブロックを形成するために密に接着される。最終的な作品は、機械旋盤で削られた鉛筆の断面が美しく浮かび上がり、視覚と触覚のオブジェクトとしての鉛筆の美しさは細密に観察されないと気付かれないように思われる。
Amalgamated from Studio Markunpoika on Vimeo.
ギャラリーFUMIとファーバーカステルのコラボレーションの一部。デザインマイアミ/バーゼル2014に出品。


2014年6月24日火曜日

実世界と映像の世界が繋がるインターラクティブな屋外広告、子供がブリティッシュ・エアウェイズの飛行機を指差すと飛行機の便名、行き先を表示。

















実世界と映像の世界が繋がるインターラクティブな屋外広告。ブリティッシュ・エアウェイズは「#lookup in Piccadilly Circus」「#lookup」キャンペーンの一環として、ロンドンのピカデリー・サーカスで行われた屋外広告「MAGIC OF FLIYNG」BRITISH AIRWAYSがDirect Lions のカテゴリーでGrand Prixを取った。
この広告はブリティッシュ・エアウェイズの飛行機の高度、緯度経度などの位置情報をリアルタイムで読み取り、ビルの屋上に設置された広告の上空にブリティッシュ・エアウェイズの飛行機が飛来したときに、画面上の子供がその飛行機を指差し飛行機の便名、行き先を表示した映像に切り替わる仕組み。YouTubeの再生回数は135万Viewを超えている。制作はOgilvyone London。
http://www.advertimes.com/20140617/article160619/


2014年6月23日月曜日

「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル2014」でyahoo!「さわれる検索」(博報堂ケトル)がSilver Lionを受賞













W杯の裏側で「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル2014」が開催されていた。PR部門ではSilver Lionをyahoo!「さわれる検索」(博報堂ケトル)が受賞した。音声検索と3Dプリンタを組み合わせ、検索した物を立体物として出力する『さわれる検索』というプロジェクト。




“さわれる検索”は、見る、聞くに加えて「情報を触る」ことに発展させた検索のコンセプトモデル。『さわれる検索マシン』に音声入力でキーワードを検索し、3Dデータベースからキーワードの3Dデータをダウンロード。3Dプリンターが内包されたマシンから、立体物を出力するというもの。
<Gold Lion><Silver Lion>で受賞
「RICE-CODE(ネイチャーバーコード)」 田舎館村 博報堂
http://nature-barcode.jp/award/

2014年6月22日日曜日

150年の時を経てついに完成するらしいサグラダ・ファミリアの完成予想図とCGがクール!

2026年に完成予定のスペイン・バルセロナにある大聖堂サグラダ・ファミリア。その完成までの様子を描いた3DCG動画が素晴らしい。奇怪で精密な塔が伸びていく様子のCGはまるで一つの生命体のように見える。また数々の名言を残している「芸術におけるすべての回答は、偉大なる自然の中にすべて出ています。」「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない。」






























ガウディの建築法の特長は、曲線を多用し細部にきめ細やかな装飾を施すことであり、生物的な建築として非常に独創的なデザインで知られており、多くの建築家や芸術家に影響を与えたことでも知られている。
ガウディはミサに向かう途中、路面電車に轢かれた。晩年身なりに気をつかわなかったため、浮浪者と間違われて手当てが遅れ、事故の3日後に73歳で息を引き取った。遺体はサグラダ・ファミリアに埋葬されている。サグラダ寺院は未完のままにとり残された。しかし同寺院は、ガウディが着手してから130年以上たった現在も、個人の寄付金によって建設が継続している。2026年に完成予定とされている。


2014年6月21日土曜日

昼夜問わず星空を長時間露光で360度のパノラマを撮影。神秘的で美しすぎる星空の映像「惑星のパノラマ」

A Multi Camera 360° Panoramic Timelapse of the Stars by Vincent Brady video art stars space panoramic
ミシガン州ベースで活躍する写真家ヴィンセント·ブレイディは、毎時1040マイルで回転している地球から夜空をキャプチャするために魚眼レンズで4台のカメラのカスタムリグを作成。

昼夜問わず星空を長時間露光で360度のパノラマを撮影。神秘的で美しすぎる星空の映像「惑星のパノラマ」!
http://www.vincentbrady.com/



2014年6月20日金曜日

表面張力の破綻したシャボン玉が、やがて表面張力を取り戻していく姿も美しい。

エネルギーに溢れた”giant soap bubbles”と名付けられた空気中で作られる泡「シャボン玉」は、春の季語だが梅雨のシーズンにもよく似合う。



























表面張力の破綻したシャボン玉が、やがて表面張力を取り戻していく姿も美しい。

http://ebullitions.fr/en
http://www.fubiz.net/2013/01/18/soap-bubbles-series/


2014年6月19日木曜日

生き伸びるためには地球に残された化学繊維で、究極の家である都市型サバイバルウエアー「FINAL HOME」を作る。|津村耕佑さん

















昨日、ディレクターとして参加している「物学」で「ファイナルホーム」というブランドのデザイナー津村耕佑さんのレクチャーを聞いた。1つのナイロンコートからファイナルホームのファイナルホーム(FINAL HOME)は始まった。































そのナイロンコートは、「もし、災害や戦争、失業などで家をなくしてしまったとき、ファッションデザイナーである私は、どんな服を提案できるか、またその服は平和なときにはどんな姿をしているのか」という問いから生まれたもの。
HOW TO USE FINAL HOME - HOME1 - from hajime baba on Vimeo.
SF的な未来を想像してしまうと、ナイロンを含め化学繊維だけはほぼ永久に土に帰らず手に入るだろう。それらの世界で生き伸びるためには残された化学繊維で究極の家である服都市型サバイバルウエアー「FINAL HOME」を作るだろう。















と言う極めてコンセプチュアルな作品だ。またファッションブランドとして存在する一方で、世界各地での展覧会への出展、異業種やアーティストとのコラボレーションアイテムの制作など、アパレルブランドというくくりには捉われない様々な活動を展開している。




























明確なコンセプトを持ち活動を持続している津村さんは数少ない凄いクリエイターだ。
FINAL HOME x REVOLVER from rvlvr-tyo on Vimeo.

2014年6月18日水曜日

故宮博物院の宝、究極の彫刻「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」が東京国立博物館にやってくる!






























ヒスイ輝石に虫がとまったハクサイの形に彫刻した高さ19センチメートルの「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」台湾台北市の故宮博物院に納められている。着色がされていないヒスイ輝石が使われており、故宮博物院の「最も有名な彫刻」と言われている。





























このようにこの素材(真っ白な部分と緑の翡翠という素材と白菜の造型は清代中晩期の流行)で無いと作れないというものは工芸ならではだ。例えば茶筅は竹以外で作ることは先ず不可能だろう。





























必見の展覧会「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」は2014年6月24日(火)~9月15日(月・祝)に東京国立博物館で展示。ただしこの白菜は、展示期間は6月24日(火)~7月7日(月)と期間が限定されてる。忙しい白菜ですね。




2014年6月17日火曜日

無重力の空間のように極めて緩やかに透明の「空気の人」は上下を繰り返し、軽さや、温度など見えないモノを見える化している。

































無重力の空間のように極めて緩やかに透明の「空気の人」は上下を繰り返す。きっかけはグラフィックデザイナーの原研哉さんがディレクションされた「TOKYO FIBER’07」というプロジェクトで、「スーパー・オーガンザ」という繊維の魅力を発見するためにつくり「人体の浮力と繊維の重力による均衡を表現しました。」と鈴木康広さんは語る。































その後乃村工藝社の新社屋での展示では、床の部分にヒーターを入れて、人体の中の空気とヘリウムを調合して、ちょうど浮くか浮かないかの絶妙なバランスにすることで、空間の「温度」を見せる作品に発展していきました。と説明している。軽さや、温度など見えないモノを見える化しているワケだ。

















武蔵美のオープンキャンパスでは「空気の人」の発展型の「大きな空気の人」を展示した。何だか愉快だ!
http://www.tokyo-source.com/interview.php?ts=62&p=2