2016年2月28日日曜日

Googleの原型と言われる「全地球カタログ」の編集長スチュアート・ブランドのチームの一員だったダドリー・ディゾニアは私のLAの友人だ。こんな身近なところで世界の大きなイノベーションGoogleやAppleの種が起きていたことに驚く。

Googleの原型と言われ、スティーブ・ジョブズが語ったとされている『Stay hungry, stay foolish』は、実はジョブズの作った言葉ではなく「The Whole Earth Catalog(全地球カタログ)」の著者のスチュアート・ブランドの言葉だった。

その「全地球カタログ」の編集長スチュアート・ブランドのチームの一員だったダドリー・ディゾニアは私のLAの友人だ。こんな身近なところで世界の大きなイノベーションGoogleやAppleの種が起きていたことに驚く。
浦沢直樹とスチュアート・ブランド


















ラリー・ペイジが7才の頃にこの本「The Whole Earth Catalog」の最終号が発売されている。そのころに彼はプログラムを始めている。彼らがこの本を手にとって大いに影響を受けたのではと想像している。
左が「全地球カタログ」の編集チームの一員だったダドリー・ディゾニア


















古くからのLAの友人ダドリー、相変わらず知的で、陽気で優しい男だ。ダドリーは、スタンフォードで学生時代にホール・アース・カタログを作ったメンバーの一人だ。ちなみに今日書いているブログの登場人物はすべてスタンフォードだ。















「 Whole Earth Catalog 」は68年から始まり、71年の 「The Last Whole Earth Catalog」で一度終わる。アメリカのヒッピーたちの間でベストセラーになったホール・アース・カタログだ。この本は分厚いカタログだ。















かつて僕もひどく影響をうけたものだ。そこには450頁にわたって大量の「道具」色々な道具、本、情報が集められている。全体のシステム、土地利用、シェルター、工業、クラフト、コミュニティ、放浪、コミュニケーション、学習、などにまるでヤフーのポータルのように、あるいはGoogleのように分類されていて大量の情報が詰まっており、このカタログがあれば、どんな自然の中でも生きていくことが出来ると思わせた。

そして、ひとつひとつのアイテムには、詳細なコメントとイラストがついている。その膨大な情報量とアイテムの面白さには脱帽。それを僕の友人のダドリー達が学生の時に作ったものだとは、つい最近知ったことだ。
「The Whole Earth Catalog(全地球カタログ)」の著者のスチュアート・ブランド



























東部のプレップ・スクールを出て、スタンフォード大学を卒業。1966年に、NASAに対して地球の写真を公開する請求運動を開始。『全地球カタログ』の編集および制作者としてよく知られている。同誌は、ヒッピー文化を紹介する雑誌であったが、ハッカー文化をも取り上げた。





























1968年に発行された創刊号の表紙は宇宙に浮かぶ地球の写真。現在、彼と彼の妻はカリフォルニア湾の引き船に暮らしている。環境運動家であり、原発肯定派である。
http://native.way-nifty.com/native_heart/2009/01/post-bf6c.html
http://www.wholeearth.com/index.php



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