2016年2月1日月曜日

バービー人形に3つの体型が追加される。「カービー(曲線的。最近は太めな体型を指す)」「ペティート(小柄)」と「トール(長身)」のはバービー人形が多様性を欠落しているという問題発見から始まったダイバシティマネージメント。

発売から57年以上となる米マテルのバービー人形に3つの体型が追加される。「カービー(曲線的。最近は太めな体型を指す)」「ペティート(小柄)」と「トール(長身)」の3つだ。これにより、同社は長期にわたる売り上げ低迷から脱却したい考えだ。

















バービーだけではなくリカちゃんも売り上げを落としている。バービーの売上高は過去8四半期を通じて10%以上のマイナスが続き、店頭の棚スペースをウォルト・ディズニーの「アナと雪の女王」シリーズ(マテルが今年まで製造)に奪われているその他ケータイゲームなどの低年齢化も拍車をかけている。





























この変更の理由は、バービー人形が現実離れし多様性を欠落しているという問題発見から始まっている。つまり、背が高く、細くて、金髪という伝統的なバービーの外観が、女の子たちが一緒に遊びたいと思うようなタイプとは違うのではないかとの懸念だ。



















ダイバーシティ・マネジメントはプロセスである。実際の取り組みのプロセスでこのような問題点や解決策が見つけ出されるような、長期的な観点が重視されている。

ダイバシティが企業の売り上げや発展に貢献し、競争力の源泉となるという考えに基づいているアクションだろう。






















人種や性別に焦点が当てられがちだが本来ダイバシティは人種、国籍、文化、風土、宗教、障害、性別、性的指向、年齢、既婚、独身、部門、業界などのほか、個人や集団の間で違いを生み出す可能性のある、あらゆる要素を考慮している。国籍、宗教、文化が違う人たちが寄って、あたらしいイノベーションを起こすという考え方が米国の根底にある。


















バービーブランドの責任者を務めるエベリン・マゾコ上級副社長は、「われわれは女児や親に対し、美への幅広い見方を反映するという責任を負っている」と述べた。このニュースは、タイム誌によって報じられていた。マテルは昨年、「ファッショニスタ」シリーズ導入にあたり、肌の色、顔の造りや髪型を増やした。それは1959年のバービー発売以降で最も多様性(ダイバシティ)に富んだシリーズだ。


















マテルは過去数十年間でバービーの商品ラインを拡大し、1967年にはアフリカ系米国人を追加した。このほか、バービーの就いている職業も、美術教師や獣医師など数十種類に増やした。しかし、体型はおおむね同じままだった。米国の子どもは非白人のヒスパニック系が過半数を占めている。

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