2015年9月14日月曜日

アマゾンの新サービス、押すだけで発注の「Dash Button」は、IoTの覇権争いの徹底ぶりに底知れぬ恐ろしさが見える。自動購入システムを家にある家電のすべてをネットに繋げたいという計画がアマゾンの真の意図だろう。


2008年突然慶應SFCの教員になって友人の山中俊治さんと脇田玲さんを含む約10人の先生とXDというデザイン・プロジェクトを立ち上げた。その当持の宣言文を読み返してみると、今で言うIoTが当時の言葉で書かれていた。要約すると「モノとモノの通信が始まり、すべてのプロダクトがネットに繋がる時代がやってくる。そのときプロダクト・デザインはどうあるべきか?」といったものだった。












そして約8年が経過して、電気、自動車、通信と領域を分類していた産業が一挙にネットに融合し始めた。それがIoT革命と言うことになる。電機業界も自動車業界も製品をネットに繋げ始めた。しかし、サービスは端末ごとで仕様がばらばらになっている。












一方アマゾンの新サービス、押すだけボタンの「Dash Button」は、ブランドロゴが入り共通化された小さな端末のボタンを押すだけでスマホやパソコンがその場に無くてもアマゾンからその社の商品が送られてくる。これがデフォルトのプラットホームになるとコンビニも脅かされる。



















自動購入システムを家にあるすべての家電をネットに繋げたいという計画。それがアマゾンの意図だろう。アマゾンが新たに展開しようとする「Dash Replenishment Service(DRS)」が、その野望実現への最初のプランだ。 Replenishmentは補充という意味。












冷蔵庫からコーヒーメーカー、洗濯機まであらゆる家電をネット(アマゾン)に連携させようと言う意図だろう。コーヒー豆のストックが少なくなったとき、コーヒーマシーンが自動で追加注文出来る。洗濯機やその付近に設置しておき、洗剤が無くなりそうだなと思った時にボタンをおしておけば、それだけで洗剤が届く。購入できる消費材リスト

家電メーカーに積極的に売り込んでおりDRSサービス開始にあたり、すでにパートナーに名乗りをあげている大手企業(WhirlpoolやBritaなど)がいくつかあるが、パートナー企業に限らず、実はなんにでもDRSは連携できる仕様。アマゾンの底知れぬ恐ろしさはまだまだ続く。
http://www.gizmodo.jp/2015/04/dash_button_1.html#cxrecs_s


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