2016年5月12日木曜日

VRで“絵の世界”へ、VRヘッドセットと「Tilt Brush」が見せる3Dアートワーク制作の未来。VR空間内での作業は、等身大の像を作っている感覚に近いというから彫刻に近い感覚なのだろう。














ニューヨークで、“ストーリーの伝え方”をテーマとしたイベント「Future of Storytelling」が2012年から毎年開催されている。今年10月の開催に先駆け、ディズニーのアニメーターのグレン・キーン氏が、VRデバイスを装着して3Dアートワークを制作する映像が披露された。

グレン・キーンは、映画「美女と野獣」の野獣や「リトル・マーメイド」のアリエルなどの主役を描いてきたディズニーの伝説的アニメーターだ。今回キーンは、ValveとHTCが共同製作しているVRヘッドセット「HTC Vive」を装着し、両手に持ったコントローラーで空間に野獣とアリエルの3Dアートを描いている。

キーンは今回の映像で、フラットなため世界観に入り込みづらい紙とは異なり、VRを通じればより空想の世界に入れるようになると言う。なんとエキサイティングなことだろう。VR空間内での作業は絵を描いているというよりも、等身大の像を作っている感覚に近いというから彫刻に近い感覚なのだろう。

Googleと共同で開発が進められている「Tilt Brush」は、3Dペイントアプリケーションだ。さまざまなツールやブラシを使用して3D空間に絵を描き、制作した作品は「Google Cardboard」と共に動作するアプリ「Tilt Brush Gallery」で鑑賞することができる。
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/you-can-draw-3d-art-in-vr-with-tilt-brush/



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