2017年7月30日日曜日

「ウソ」が「事実」に勝る世界にフェイク・ポスターを表現に使った風刺ポスター

フェイク・ニュースで溢れたWEBに関して様々な議論がある「ウソ」が「事実」に勝る世界。今日はフェイク・ポスターを表現に使った風刺ポスターだ。Jason C. Saenz はボリビアのコメディアンだが、カリフォルニアのいたるところにフェイクポスターを貼るパフォーマンスを展開した。そのなかで秀逸なのはGoogleの雇用を求めるフェイク・ポスター。

No need to apply,we already have all your information.(申し込みをする必要はありません。私たちGoogleは、すでにあなたのすべての情報を持っています。)






















http://www.boredpanda.com/fake-prank-poster-project-saenzsigns/





2017年7月29日土曜日

「人々が愛するであろうものは何か?」を考えるのではなく、「人々が愛して欲しいものは何か?」を考えないといけない。






























1990年代から世界のイノベーションを牽引してきたとされている「デザイン思考」では突破できなかった壁を崩す新たな手法「意味(インサイト)のイノベーション」を、ミラノ工科大学のビジネススクールでイノベーションを教えるロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる』(日経BP社刊)で解説している。「デザイン思考」は特に非デザイナーに支持されプロセスが正しければ、そのアウトプットも正しいとされ、大企業の大勢の人たち向けて根回しとしての機能は大いに満たしてきた。

しかし「デザイン思考」だけだと、問題発見からの問題解決では 0→1のイノベーションは生まれない。イノベーションを生むには、意味(インサイト)を新しく作り出す(あるいは発見する)必要がある(キャンドルは火をともすためのものだけではなく、匂いを楽しみリラックスするためのものだ。)(柔軟剤は本来の機能より香りで差別化されている)そのための方法は、従来のデザイン思考とは異なり、ユーザーのニーズからではなく、むしろ自分から常識を疑い、ことの本質を考えていくべきなのではないか。という説を考えられている方です。

もちろん、人々は問題やニーズを抱えており、私たちにはそれを解決する責任がある。もしあなたが人々に愛されるモノゴトを創造したいのであれば、問題解決からは離れた方がよい。イノベーションを試みる多くの人たちが、「ニーズ」や「ソリューション」という言葉に振り回れ過ぎ見失っている視点の回復を試みている。

働き方が多くの人の議論のネタにのぼるのも、「複雑」「速い」という現代を表現するに必要不可欠になった言葉が、個々の人生観にここまで影響を及ぼすようになった。ベルガンティは何度も繰り返す。モノゴトをおこす人間は「人々が愛するであろうものは何か?」を考えるのではなく、「人々が愛して欲しいものは何か?」を考えないといけない。「ユーザーのニーズをおさえる」というフレーズでは、企画する人間の主体性がやや後ろに下がってしまうのだ。ベルガンティは、イノベーションの概念や手法にイノベーションがないことこそに危機感をもっている。

2017年7月28日金曜日

波動プロジェクトの一環として、ミニマリズムとマルチメディアを組み合わせて、動的なアート作品を作成する

フランスのアニメーター「フレデリック・ヴェイユーズ・フォア」は、WavegrowerというTumblrで短編アニメーションをTumblrで公開し、複雑な数学的概念を美しいビジュアルで表現している。

正弦関数、高調波振動、およびフラクタルは、彼のうねりと美しく騒がしいアニメーションの背後にあるすべてのコアコンセプトだ。 このブログでは、波動プロジェクトの一環として、ミニマリズムとマルチメディアを組み合わせて、動的なアート作品を作成することに焦点を当てている。


tunnel(”S” version)

mesmerizer

bubble machine

scale odyssey

va-et-vient

wearethegifers:
“ drops in the ocean (2015)
Frédéric Vayssouze-Faure
”
inverted version of this one
submitted to theGIFER Festival : cool GIFs in here, check it out!

harmony

pulses

drops in the desert

truchet trip

space party
(mirror ball + space symphony) / 2

équilibre instable

équilibre instable
http://wavegrower.tumblr.com/tagged/bo

2017年7月15日土曜日

ブランドの差異を調べるときにそのブランドが誰に極端に愛されているのか?を調べる方法

ブランドの差異を調べるときにそのブランドが誰に極端に愛されているのか?を調べるために、ブランド名(brand)と入れ墨(tatoo)を入れて検索する。今回は自動車ブランドの例を挙げてみる。

もともと「brand(ブランド)」の語源は、焼印を押す意味の「Burned」で、自分の家畜と他人の家畜を間違えないよう、焼き印を押して区別していたことから、「商標」を「brand(ブランド)」と言うようになった。という説があるので、刺青とブランドの偏愛の関係はブランドが持つ愛され度は測れると考える。

この「出典:永遠に愛されるブランド ラブマークの誕生」に掲載されている四象限の「ラブマーク」に注目して欲しい。「あきらめる前に犠牲を払ってもいい」とブランドへの愛の強さがわかる。ブランドの次の次元の姿をラブマークという言葉で表し、スーパーロイヤル顧客の姿が描写されている。

いわゆるジャーマン3と言われる、メルセデスベンツ、アウディ、BMWとLEXUSの4ブランドの偏愛の強さを計ってみた。LEXUSは数人の刺青があったが、シンプルに言うとLEXUSのスペックは尊敬に値するが偏愛の対象には至っていないということだろう。まさにブランドとの一体化のために自分の身体に入れ墨を入れる人々がかなりいる。テスラはどうか?と思い検索してみたら、発明家ニコラ・テスラや回路図などが混在しているが一定の偏愛は獲得している。

















*電気技師、発明家であるニコラ・テスラは、交流電気方式、空中放電実験で有名なテスラコイルなど多数の発明や、磁束密度の単位「テスラ」にその名を残している。

ブランドとは?
・BURNED(焼く)が語源《家畜と区別するため焼印》
・「好き」という感情(USAMI)
・目指すべきは「ラブマーク」(Saatchi & Saatchi)


2017年7月14日金曜日

公園遊具をノスタルジックに幻想的に撮り続ける木藤富士夫氏の撮影秘話とは?


公園遊具をノスタルジックに幻想的に撮り続ける木藤富士夫氏の撮影秘話の中に、不審者扱いされて警官に不審尋問されたことや、周辺の住民に怪しまれたり、相当な苦労があったようだ。それにしても薄暗い子供のいない夜の公園遊具は不気味な存在感を持つ。


















2005年、木藤富士夫は脱サラをして2005年フリーランスフォトグラファーになった。彼は日本の遊び場を作っている多くの面白いセメント成形の遊具は、私も以前から興味があった。


















ケトルの嶋浩一郎さんとインサイトを探すためのリサーチとして、公園にあるセメントで作られた遊具の種類について伺ったことがある。パンダ、カバ、キリン、豚、恐竜、リス、羊、ゾウ、亀など様々あるが、以外とパンダが多く、カバは砂場がつきものだという話になった。















ノスタルジックなセメントの型は日本全土に広がっていて、大部分は安全上の懸念について無関心に放置されている。これはセメントがほとんどメンテナンスを必要としないためだろう。数年に一度だけ塗料のコーティングのみの維持のようだ。















木藤富士夫は、彼のウェブサイトで販売している一連のフォトブック(それぞれ800円で販売)として購入できる。http://fujio-panda.com/books.html















木藤富士夫:神奈川県相模原市生まれ法政大学卒業、脱サラをして2005年フリーランスフォトグラファーに屋上をこよなく愛し全国のデパートの屋上遊園地を撮り歩く。ついでに地方などの町歩きも好み、面白いもの探しに勤しむ。近頃は面白い公園遊具も探して撮影している。目標はデパートの屋上遊園地を世界遺産に登録すること!



















http://fujio-panda.com/profile.html
http://www.thisiscolossal.com/

2017年7月11日火曜日

ツィッターで投稿された「つげ義春」さんの「ねじ式」の目医者の実際の写真にとても大きな反響があった。






























「ねじ式」は「つげ義春」さんの夢の世界を描いた作品だ。しかしリアルな実写画像が存在した事に皆驚いている。つげ義春のシュールな漫画『#ねじ式』の目医者だらけの街が台湾に実在していたのだ。

今まで「つげ義春」さんの空想の街だと思ってた街が存在していたのだ。つげ義春「ねじ式」は1968年発表。この写真は王双全の作品で、1962年台南市内の「明元堂」または「珠明堂」を撮影したもの。ツイートした方が指摘するように、つげ義春氏が日本のカメラ雑誌に掲載された同写真を参照した可能性は高い。






























「ちくしょう目医者ばかりではないか」と言いつつ医者を探すときに、目医者の看板が6つも向いているが、この目は対人恐怖症の世界をよく現している。

海岸でメメクラゲに左腕を噛まれ静脈を切断された主人公の少年が、死の恐怖に苛まれながら「医者はどこだ」と言いながら医者を求めて漁村らしき奇怪な町を放浪し、不条理な目に遇いながらも、ついには必要とした女医(産婦人科医)に出会い「シリツ」(手術)を受けることができ、事なきを得るという話である。wikipedia
https://twitter.com/search?q=%E3%81%A4%E3%81%92%E7%BE%A9%E6%98%A5%E3%80%80%E7%9B%AE%E5%8C%BB%E8%80%85&src=typd



2017年7月10日月曜日

ヒマラヤ山脈のデジタルで実社会につながったパンハサリ・リトリートは究極のコワーキング・スペースだ。#Stylus

コンシューマはデジタルで世界中がつながった今、生活のすべての面で柔軟性を求めるようになった。米国で初めての住宅購入者のシェア (NAR2015) 1987 年以来の低水準に下落している。手頃な都市住宅の不足は、シェアライフの増加につながっている。コンシューマは仕事、旅行、社会と家庭生活の境界線はますます曖昧になる。デジタルノマドの極限の姿だろう。






















毎日の通勤からのより極端な脱出を望む人たちのために、建築家カルロ・ラッティはインドのヒマラヤ山脈にシェアオフィスとシェアライフ空間を設計した。パンハサリ・リトリートはダージリン地域に位置し、川と滝の間に挟まれている。

それはすべてのデジタル環境を提供するだけでなく、紅茶の敷地や作物のプランテーションの景色をも提供する。訪問者は、積み重なった建物の一部である2つの家のうちの1つ、あるいは歩道橋を介して接続された1つの住居のいずれかに滞在することを選択できる。















「私は1973年に書いたMelvin Webberの言葉を覚えていました:「歴史上初めて、山頂に位置し、ビジネスや他のものと親密でリアルタイムかつ現実的なコネクトを維持することは可能かもしれません」とカルロ・ラッティは建設の動機を語っている。 これはパンハサリ・リトリートの設計とその進化に長年にわたり影響を与えた。











パンハサリ・リトリートには、農村での経験を望む人々のためのスポーツ施設や農業施設、スポーツ施設、共同生活空間、4人のための十分なスペースがあります。 Rattiはチークや石などの地元の素材を使って建築物を作り、地元のデザイナーや職人と一緒に仕事をしている。彼らのデザインはまた、地域の典型的なベランダとオーバーハングを参考にしている。

「人間の相互作用は依然として重要です。たとえどこからでも働くことができても、私たちは常にそれが欲しいというわけではありません。私たちは知識を共有し、アイデアを生み出し、才能と視点を蓄積することができる場所作りに努めています。パンハサリの私たちの目的は、孤立のための空間を創ることではなく、世界に生息する、より包括的で持続可能な方法を構想する空間です。」
https://thespaces.com/2016/09/01/co-work-himalayas-carlo-rattis-pankhasari-retreat/



2017年7月9日日曜日

ラグジュアリーなサバイバル・コンドミニアム、超高額所得者は守らなければいけないものが多すぎるのだろうか?#Stylus


このプロジェクトの目的は、安全性、機能性、スタイル、快適さ、贅沢までのあらゆるユーザが求める要素を実現することだ。超高額所得者は守らなければいけないものが多すぎるのだろう。ラグジュアリーの市場は大きく変化してきたようだ、概念が単に豪華であれば良いという時代は終わった。
ラグジュアリーなサバイバル・コンドミニアムは、住民にプライバシーと快適さを提供しながら壊滅的な出来事から保護するために建てられている。ロジックインテグレーションは、カンザスでもともとはミサイルサイロを大規模なリノベーションした。















サバイバル・コンド・プロジェクトのプロジェクト・マネージャーのラリー・ホール氏は、完全に閉鎖されたドアで守られたサバイバル・コンドはより安全を意識できると語る。















彼は2番目のサイロ・リノベーションとして、ウィチタの約2時間北にあるアトラスミサイルサイロに取り組んでいる。フルフロアユニットは1,820平方フィートで、3百万ドルの費用がかかる。ホール氏によると、サバイバル・コンドミニアムのオーナーは様々な政治的信念を持った国際的なビジネス、建築、法律、医学などの職業の人々だという。

















http://survivalcondo.com/details/
http://siamagazin.com/ultimate-tour-of-a-doomsday-bunker-inside-the-luxury-survival-condos/


2017年7月6日木曜日

ステファノ・ボエリがデザインした世界で最も美しい超高層ビルボスコ・ディ・ミラノは、まるで垂直の森だ。


















ミラノサローネ2017に行った時にたまたま見かけたインパクト満載のビルを見た。ミラノの中心部に位置する超高層ビルは、自然との接触で感じるのと同じようにユーザのニーズを満たすことはできるのか?

















2014年に都市居住協議会(CTBUH)により「インターナショナルハイライズ賞」を受賞した高層ビル。エキスポ2015で注目された後、イタリアの建築家ステファノ・ボエリによって設計された超高層ビル。

















ライフスタイルを犠牲にすることなく、環境と都市の生物多様性を再生成するのに役立ち自然の生態系に住むことを望むユーザにはぴったりだろう。900本の木で、2つの建物のファサードに分散された低木および顕花植物の2,000以上の植物を含む2つの住宅タワーだ。















垂直の森の植生は、水分を生成し、CO2やほこりの粒子を吸収し、酸素を生成する。その結果建物の環境性能を向上させる。レンゾ・ピアノ、UNStudio、OMA、ロジャー&パートナーズなどなど、多くの国際的に有名な建築家とのコンペに勝ち、権威ある賞を受賞している。











































http://www.lifegate.it/persone/stile-di-vita/bosco-verticale-boeri-grattacielo-piu-bello-2015