「スピード・フリークス」とタイトルの付いた「wall paperマガジン」の記事。美しい流線型のプロダクトの画像が4点見ることが出来る。1930年代。当時の飛行機や自動車などの高速で移動するプロダクト・デザインに影響を受けてデザインされた様々な流線型の形を持つプロダクトは、空気抵抗などを考えて作られたというよりは、単純にスピードに対する純粋なあこがれの形だったはずだ。それは、スピードこそ当時の科学技術のわかりやすい成果だったからだろう。
レイモンド・ローウィをはじめ、当時のアメリカの多くのデザイナーがBITE THE BULLET(正確な速球)のテーマのもとに様々な製品をデザインした。古き良きアメリカ・デザインの時代だ。Eskimoという名前がつけられているヘヤードライヤーデザイナーは不明、1935~40年に作られたもの。Fiestaというピッチャー、デザイナーはFrederick Hurten Rheadで1936年に作られている。Streamlinerというミートスライサーは、1942年にEgmont Arensがデザインした。Skippy-Racerというスクーターは1933年に作られている。まるで一人のデザイナーがデザインしたように、同じ表情を持っていることが面白い。
この動画は「American Streamlined Design/The World of Tomorrow」と名付けられた「フロリダ・インターナショナル・ユニバーシティー」行われた展覧会で、同じか同じようなプロダクトが多く見ることが出来る。1930s and 40sにデザインされたもの。流線型で丸くスムースでクリーンなシルエットだ。
*レイモンド・ローウィ(Raymond Loewy、1893年11月5日 - 1986年7月14日)は、フランス、パリ出身のデザイナー、
フランス軍大尉。主にアメリカ合衆国で活動し、インダストリアルデザインの草分けとして知られる。「口紅から機関車まで」と言われるように様々な分野で活躍した。
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