樹齢800年の盆栽 |
盆栽はストレスを解消することにも役立つが、時には世代を超えて数百年や千年以上もの忍耐と献身をオーナーに求める。古代の園芸盆栽は「penzai」と呼ばれ中国で発祥した。それ以降は日本の禅仏教の影響を受けて長い時間をかけて再開発されてきた。
多くの日本文化は外来だ、しかし再デザインや再編集を繰り返しやがて日本的な物に変容させてきた。そのルーツは枯山水庭園にある。限られた空間に無限の世界を表現する宇宙観は、禅の精神を具現化したもので、そのつながりを説明した「ZEN BONSAI」という本も出されている。
樹齢390 |
盆栽は芽をつまんで剪定し、配線枝で複雑に曲げたりや肥料の使用を制限するなどで成長を抑制させ小さく維持されている。それは繊細で時間のかかるプロセスだ。生きた植物なので「完成」というものがなく、常に変化するのも魅力の一つだ。
枝や幹の一部分が枯れることによって、樹皮が剥がれ白色の木質部分が剥き出しになることがある。こうなった部分を、枝で起こったものを神(ジン)、幹で起こったものを舎利(シャリ)と呼ぶ。
樹齢800年 |
樹齢250年のイブキ(伊吹) |
真柏(実生50年) |
福島五葉松 |
http://www.boredpanda.com/amazing-bonsai-trees/
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