2016年3月2日水曜日

「デザイン思考」から「スペキュラティヴ・デザインの問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること」

最近「デザイン思考」の問題発見と問題解決に疑問を抱いていた。なぜなら現象としての問題が無ければデザインが出来ないかのようにも思えたからだ。問題解決だけがデザインではなく、新しい視点を生み出す「もうひとつの」デザインの力はビジョンの大切さともとれる。デザインの再定義は、これからも続く。

テクノロジーやアプリケーションは速い速度で陳腐化するがビジョンは長期間その価値を維持する。

「企業のための問題解決、商品の売上向上がデザインだ」としてきたが現代の我々が直面する課題の多くは原発事故のように、もはや解決不能で、これらを克服するためには、本来の価値観、信念、考え方を変えるしかないとした「スペキュラティヴ・デザイン」に興味を持った。















書籍「スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること」を読み解くと 「問い」を生み出し、未来のシナリオをデザインすること。今ある世界に別の可能性を提示する「スペキュラティヴ・デザイン」の震源地は、どうやらロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)のデザイン・インタラクティブ学科の教員達のようだ。















Superflux、スプツニ子! などをスペキュラティヴ・デザインの実践者としている。「デザイン思考」のような課題解決型ではなく、これからの社会の未来シナリオをデザインして、いまの世界に違った視点を提示する「スペキュラティヴ・デザイン」

ロンドンのデザインスタジオ「Superflux」が実践するそのヴィジョンとは。「多くの人が、デザインとは課題を解決するものだと理解している。




















もしくは、美学的な問題を解決する手段として考えている人も少なくない。しかし、デザイナーは人口増加や水不足、地球温暖化など、世界の諸問題を解決する人ではない。むしろ、世の中の価値や信念、態度を疑って、さまざまな代替の可能性を提示する役割を担っているのだ」
http://wired.jp/2015/03/16/superflux/#!/galleryimage_5


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