2011年1月22日土曜日

砂浜の強い風だけを動力源にして動き回るなロボットは、まるでヨットのように風さえあればどこまでも移動できる。

























東京で展覧会が開かれていたときに、たまたま入って見たのだが、とても感銘を受けた。決して美しいディテールやかっこいいデザインでもなく風力だけで動くロボットに好感を覚えた。科学者から転身したオランダの芸術家、テオ・ヤンセン氏によって作られている。この見かけ、一見不思議な生命体のようだが、実は風力だけで動く「砂浜動物」と呼ぶロボット。「アニマルス・リノセロス・トランスポート」「アニマルス・ペルセピエーレ」と、名前を変えながら、少しずつ進化していっている。砂浜の強い風だけを動力源にして動き回る。作ったのはテオ・ヤンセン氏。クリーンエネルギーなロボットの動きは、ヨットのように風さえあればどこまでも移動できる自由さを感じる。




















アニマルス・ペルセピエーレ(浜辺の知覚動物)と呼ばれるこのロボットは、風を受け羽を羽ばたかせることで体内に空気を溜め込み、そのエネルギーを元に自力で歩行する。テオ・ヤンセン氏は、哲学的にダーウィンの進化論や自然淘汰説を、遺伝子が生き残るためのプログラムだと捉える「利己的な遺伝子」という概念に啓発され、作り続けている。パーツの交換ができるため、遺伝子に見立てたプラスチック管を生き残らせるために、透明チューブ、紐、ゴム、ペットボトル等のコモディティーで構成されるパーツを試行錯誤している。コンピュータ上で歩行に最適なメカニズムとか研究している。

Simulation CGI of Theo Jansen 's Mechanism
Wind Powered Monster | ZapRoot
Theo Jansen
BMW (South Africa). Defining innovation.







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