今日は、あまり肩の凝らないデザインの話をします。「野崎のコンビーフの缶詰」この台形の缶のかたち、もともと発祥の地EUでもこの形をしていたので真似たのだろうけれど、実に良くできている。僕は開けるときに取り出しやすいから、この形と考えていた。しかし実は面積の大きい台形の底から充填することで、缶の中に空気が入らず酸化防止に役立つことが生産上の理由だったと知った。日本に於いては、一時期は標準的な丸型の缶詰も存在していたが「コンビーフの缶詰は台形」というイメージが定着しているためか売上は芳しくない。形と機能の関係がわかりやすいデザインの一例だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿