2020年5月30日土曜日

COVID-19が変えた人々の心の変化と極端な行動変容を調べてみた。



巨大企業の経営者であるビリオネア。この未曾有のCOVID-19危機に対して、どのような変革の行動を起こしたのか。 4月7日に自らの総資産の1/4以上にあたる10億ドルの新型ウイルス問題対策基金を設立すると発表し、大きな注目を集めた。個人の新型コロナウイルス対策の寄付として最大規模で、傘下の財団などではなく私財から拠出し、資金の元手がツイッター株ではないことなどが話題になった。10億ドルは、ドーシーが共同創業者兼CEOを務める決済サービス企業スクエア(Square)の株式でまかなわれる。
















ツイッターの経営手腕については批判も多かったドーシーは、スクエアのフィンテック事業では高い評価を得ており、今回の支援の裏付けにもなっている。すでに食糧支援組織アメリカズ・フード・ファンドに10万ドルが支払われた。なお、アメリカズ・フード・ファンドは4月5日、レオナルド・ディカプリオ、ローレン・パウエル・ジョブズ(故 スティーブ・ジョブズ夫人)、アップル、フォード財団の計1200万ドルの出資で設立された。

パンデミックに揺れる人々の心の変化のプロセスがステージ1からステージ5に分類されている。ステージ1:混乱・動揺、ステージ2:変化への対応、ステージ3:順応・適応、ステージ4:収束の兆し、ステージ5:収束後の生活へ。
















目に見えないウィルスに命を奪われる恐怖による心の揺れは案外無自覚な人が多いが確実にストレスとなり人々に意外な行動をとらせる。人々の感情は、ストレスや無力感などが強い日本に対し、米国では一旦ネガティブに振れた心情が徐々に通常に戻りつつある。まだパンデミックが終了したとは言えないのに。。

まず著名なビリオネアたちのCOVID-19のパンデミックでの行動や寄付先を分析した記事を読むと、なぜか合計2095人のビリオネアの多くはCOVID-19以降に寄付をしていない。レアケースの一つは桁違いの寄付を発表したのはツイッターとスクエアの共同創業者でCEO、ジャック・ドーシー。ビリオネアランキングでは804位だが、資産の1/4以上にあたる10億ドル(約1070億円)を新型コロナウイルスやほかの課題解決のために寄付すると約束した。

イーロン・マスクはパンデミック後、突然「住宅を所有しない」つもりであるとして、全ての住居を含むほぼ全ての持ち物を売却することを計画しているとツイートした。ウィリー・ウォンカ役で最も有名なジーン・ワイルダーの家で敷地約2700平方メートル、メーンの住宅は約260平方メートルだ。当時の売却希望価格は950万ドル(約10億2000万円)だった。




























私のビジネスパートナーは、ミッドタウンのマンションと、その近辺のオフィスも処分して日本の南の方にセミリタイアすると言い出した。ある友人はリモートワークの恩恵で家族ごと地方都市に移住を決めた。我々は引きこもりの間に、大変なストレスを受けたはずだが、まださほど自覚していないが、実は我々の心はまだ戦闘状態だと思う。

私における大きな心の変化は、一言で言うと「断捨離」だ。遺言状を書き弁護士に預けた。後二年の75才で代表を交代することも決めた。そしてCOVID-19の少し前に自動車の所有と運転をやめた。これは余計な人生のリスクを減らしたいという理由だ。そしてリモートワークが意外と効率が良いことに気がついた。














移動する時間のロスや、過剰な人との付き合いは少し減らと夜は4時間くらい、ランチでは2時間程度削減できる。いわゆる人生の省エネ運転だ。ZOOMでの「好奇心とイノベーション」の出版記念イベントが期待以上数のファンが集まってくれて手応えを感じた。私は本にも書いたが、もうコロナ以前の生活には戻らないと、今でも思う。











今回強く感じたのは、コロナに極端に弱い飲食業のようなビジネスには手を出さない。たとえ第二波が来ようが第三波が来ようが、負けない強いビジネスに業態変革をしたいと思った。簡単に言うと「非接触ビジネス」だ。映像や、書籍や、ファッションなどのコンテンツやプロダクトを自らが作り、特定のファンを大切にした「 D to C 」ビジネスを構築する準備をこのステイホームの時間で準備した。糸井重里さんの「ほぼ日」は良いお手本だ。来月か再来月にはオンラインサロンをDMMで行う準備もしている。




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