2013年8月28日水曜日

ソーシャルメディアの急激な普及にともなって、プライバシーも可視化され「中身化する社会」になった。


なぜか一般の人より一歩先の社会のトレンドを読むことが上手な人がいる。菅付雅信さんもそういう一人で2013年今の時代の欲望を上手に書いている。その菅付さんが出版した「中身化する社会」を要約してみた。















先進的な都市で、オーガニック化、カジュアル化が急激に浸透している。そのオーガニック化&カジュアル化の事例では、ニューヨークのカフェ・レストランMarlow & Sons「マーロウ&サンズ」を挙げている。

このレストランは、すべての食材がブルックリン郊外の契約農家から取り寄せたオーガニック食材を使っていて「コンフォート・フード」と呼ばれている。















また、東京もそうだがニューヨークもスーツやネクタイをしている人が少なくなり、カジュアル・ダウン化が進み「コンフォート・ファッション」を着て、人々は高価なブランド服を買わなくなった。そう言えば私も最近は、ほぼナイキの衣服だけでビジネスもプライベートも過ごす日々が増えた。

またその理由をソーシャルメディアの急激な普及にともなって「個人の可視化」が進み、プライバシーも可視化されシェアされる社会においては、ネットの世界で人々の人格は、ある程度分かってしまう。

その結果かっこつけても意味が無くなりオーガニック化、カジュアル化したという。そういう現象を、彼は本のタイトルの言葉“中身化”(なかみか)と呼んでいる。菅付雅信(2013)「中身化する社会」星海社から引用。

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