先進的な都市で、オーガニック化、カジュアル化が急激に浸透している。そのオーガニック化&カジュアル化の事例では、ニューヨークのカフェ・レストランMarlow & Sons「マーロウ&サンズ」を挙げている。
このレストランは、すべての食材がブルックリン郊外の契約農家から取り寄せたオーガニック食材を使っていて「コンフォート・フード」と呼ばれている。
また、東京もそうだがニューヨークもスーツやネクタイをしている人が少なくなり、カジュアル・ダウン化が進み「コンフォート・ファッション」を着て、人々は高価なブランド服を買わなくなった。そう言えば私も最近は、ほぼナイキの衣服だけでビジネスもプライベートも過ごす日々が増えた。
またその理由をソーシャルメディアの急激な普及にともなって「個人の可視化」が進み、プライバシーも可視化されシェアされる社会においては、ネットの世界で人々の人格は、ある程度分かってしまう。
その結果かっこつけても意味が無くなりオーガニック化、カジュアル化したという。そういう現象を、彼は本のタイトルの言葉“中身化”(なかみか)と呼んでいる。菅付雅信(2013)「中身化する社会」星海社から引用。
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