2012年9月7日金曜日

「米国のヒーローは、タフでマッチョな大人」で、ヒーローは「アメリカの正義」を体現した存在

『アベンジャーズ』など、アメリカン・コミックのヒーローが活躍するブロックバスター映画(*)が続々公開されている。主人公であるアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、らを見ると改めて実感するのが、彼らが総じてマッチョで背も高く、年齢も青年以上であることだ(アイアンマンは大企業の社長まで務めている)。

「米国のヒーローは、タフでマッチョな大人」という印象が強い。 アメコミ作品では、ヒーローが自らの社会的使命について悩んだり、民衆が一致団結してヒーローを救うなど、「アメリカの正義」について考えさせられるシーンがよく出てくる。ヒーローは「アメリカの正義」を体現した存在でなくてはならない。
















体格にもアメリカ(国家)の大きさや力強さが反映される。その映画のイメージを通して米国のイメージが世界に形成される。そういう意味では一種の国策映画ともとれる。

*ブロックバスター映画…1億ドル以上の製作費をかけ、スター俳優と大がかりなセットをそろえた大作映画

『アベンジャーズ』:人気シリーズ「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」「ハルク」から各ヒーローが集合するアクション大作。自ら開発したパワードスーツをまとったアイアンマンとして戦う、億万長者で天才発明家のトニー・スターク(モデルはイーロン・マスクと言われる)

70年間の眠りから覚めた伝説の戦士キャプテン・アメリカ、神の王の息子で神々の国アスガルドから追放されたソー、怒りにより巨人ハルクに変身する科学者ブルース・バナー、女スパイのブラック・ウィドウ、エリートエージェントで弓の達人ホークアイは、人類史上最大の敵の襲来に備えた「アベンジャーズ」として召集される。

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