2010年9月25日土曜日

緒方慎一郎さんは「和の美」の実践者であり、プロデューサー、 アントレプレナー、デザイナー、ディレクターと多彩な顔を持つ。




































東山、八雲茶寮などの経営者で、wasaraのデザイナーの緒方慎一郎さんと、
大分前になるが輪違屋(わちがいや)に行った。
その時の緒方さんは真剣な表情で、輪違屋に潜む和の記号を読み取っていた。

画像は、輪違屋とwasara/
今の日本人に響く「使い捨ての皿」~WASARAという提案
http://www.j-cast.com/mono/2008/05/22020453.html

和って何ですか?日本って何ですか?
モダーンジャパニーズって何ですか?これらの質問に自ら生み出すデザインで答えている。
緒方慎一郎さんは「和の美」の実践者であり、プロデューサー、
アントレプレナー、デザイナー、ディレクターと多彩な顔を持つ。
現代の利休といえる人かもしれない。

緒方さんは、自身で経営されている飲食店のアートディレクションも行っている。
その幅広い見識とデザイナーとしての力量、
またデザインとビジネスを結びつける能力を持ち
「日本の美意識や価値観」は、なかなか現実の商品に落とし込むことが難しい。
しかし、どの要素をとっても根底に日本の美意識や価値観から選んだものに変換し、
それを統合してカタチにしている。

(以下輪違屋とは?)
輪違屋は、現在も営業されている 京都の花街、嶋原の置屋兼お茶屋だ。
創業は元禄元年(1688年)、置屋として始まる。 
かつては芸妓等も抱えていたが 現在は太夫のみを抱え、太夫の教育の場であり、
また、宴席の場として営まれている。 

建物は昭和59年(1984年)に京都市の指定・登録文化財。
太夫道中に使われる傘を襖に貼り込んだ「傘の間」、 
本物の紅葉を使って型取りしたうえに彩色した壁が使われた「紅葉の間」が特徴的である。 

浅田次郎小説およびテレビドラマの『輪違屋糸里』で 有名だが、
糸里が輪違屋にいたとの記録は輪違屋側にはない。
「維新の名花」といわれた「桜木太夫」を抱えていたのはここである。 
糸里が「桜木太夫」となる小説・ドラマでのエピソードはフィクション。

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