人間の極めてデリケートな感覚を総動員して感知する世界「ハプティック」。猛烈に繊細で静かな、五感の驚きにあふれた世界!五感が覚醒して多様なマンマシーンインタフェイスで身体全体が多様なセンサーを通してデジタルの世界とコミュニケーションする時代だ。
たとえば、ゲーム機のコントローラーが操作に応じて振動するのもハプティック。現在、応用が期待されているのはスマートフォン分野だが用途はPCやスマートデバイスばかりではない。電装化が進む自動車への応用も嘱望されている。
今後自動車や建築などあらゆる分野で今のタッチスクリーンUIを遙かに超えたよりも高次元のUIになるだろう。液晶画面上のボタンや凹凸を触ったときに、あたかも実態があるような触感を得られるようになる。
Appleは「Taptic Engine」として実現させた。4月に発売された新型「MacBook」では、指でマウス操作やクリックをするトラックパッド部分に使われており、トラックパッドを押したときに擬似的なクリック感を味わえるようになった。
「AppleWatch」にも採用されたハプティック。普通のバイブレーションに加え、「コツコツ」と手首を軽く叩くなどの複雑な感触を表現できるAppleWatchの分解写真を見るとわかるように、上部の「TAPTIC ENGINE」と書かれた部品がハプティック機能を担う部品。
現在、車載のエアコンやオーディオなどの操作機能をボタンやスイッチからタッチパネルに置き換えていく動きが進んでいるが、ハプティックを使えば、触っただけでどこを押せばいいか、わかるようになる。まるで麻雀の盲牌だ。
http://toyokeizai.net/articles/-/78742
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