2015年8月20日木曜日

赤池学さんの「生物に学ぶイノベーション」と、NASAがヤモリの構造を模倣する「バイオミメティクス」ヤモリは粘着物質などでは無く、足の裏に生えている何千もの微細な「毛の構造」によって物体表面に吸着する。

昨日は物学で、世界一受けたい授業でも知られてる赤池学さんのレクチャーを聴いた。「生物に学ぶイノベーション」がテーマだった。厳しい生存競争を勝ち抜いてきた生物たちの超技術を、研究・開発に活かす動きが近年急速に盛り上がっている。驚くべき技術を身につけてきた生物たちは、まさにイノベーションの先生だ。と語る。















生物の構造などを模倣することにより、新たな素材や機械を作り出す「バイオミメティクス」という分野が熱い。トンボの羽を模した超小型ヘリコプター/タマムシが遠くの熱を感知する仕組み→新型赤外線センサー/ハムシの水中歩行技術→泡を利用した水中接着技術

ハスの葉(ロータス効果)とバラの花びら(ぺタル効果)→超撥水性薄膜など、こういった例を数多く取り上げ、一般には知られていない生物の驚異の能力と、それをうまく取り込んだ驚くべき新技術を語った。















今朝wiredを読んでいたら、NASAがヤモリの構造を模倣する「バイオミメティクス」の典型例だ。「究極の吸着技術」を、宇宙探査用ロボットなどへ応用を試みる。との記事を見つけた。この動画も興味深い。
ヤモリは逆さまにぶらさがったり、壁につかまったりするが、実は粘着物質などでは無く足の裏に大量に生えている何千もの微細な「毛の構造」によって物体表面に吸着する。
http://wired.jp/2015/08/18/nasa-gecko-robots/


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