2011年10月18日火曜日

広告/編集衝突、記事内容と関連がありそうな広告が一緒のページに掲載されることを「チャイニーズ・ウォール」と言い、WEBでは問題がないが、雑誌ではタブーの謎。

「チャイニーズ・ウォール」は従来のオールド・メディアの大半が、編集チームと広告チームの間に築いている壁(ルール)で、広告主が編集者に影響を及ぼせないようにしているのだ。しかし、チャイニーズ・ウォールだけでは不十分だ。読者に信頼される必要もあるので、車の記事のとなりに車の広告を載せたり、ソニー製品のレビュー記事の近くにソニーの広告を配置したりしないようにして、見た目の影響さえも避けている。理想は、ひとつの号に同種の製品の広告と記事を掲載しないことが旧来の編集の約束事だ。




















しかし、驚異的な成功となったグーグル・アドセンスの魅力は、広告とコンテンツが一致していることだ。WEB画像のwiredの事例を見れば解る。カメラボールの記事にNikonの広告が掲載されている。雑誌などのオールドメディアが禁じている行為をするグーグルに、広告主は多額の料金を支払う。つまり、ソニー製品のレビューのとなりにソニーの広告を置くのだ。そしてそれを読者は喜ぶ。関連性こそ大切なのだ。

つまり「チャイニーズ・ウォール」のルールは、雑誌とは人間によって編集されるものであり、人間は金銭で堕落しうる。と考えられている。一方、ウェブ上の広告はソフトウェアのアルゴリズムによって掲載されるので、より純粋なものに思えるのだ。アルゴリズムによる「無人化」「無作為」感で、信頼性を維持してる!人間の判断は信用しないが、アルゴリズムが正しいと言う思い込みがありますね。面白いです。(記事ソースは書籍フリーから)

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