アップルが1997年に展開していた『Think different.』広告キャンペーンのCMを紹介。アインシュタインやエジソン、ガンジーなど世界の偉人の映像をつないだだけのシンプルなもの。でも、今見ても鳥肌が立つくらい素晴らしいCMです。
「クレージーな人たちがいる……物事が世間と違って見える人……彼らは物事を変える人だから。発明する人だから。想像力のある人だから。詳しく調べる人だから。創造する人だから。まわりに刺激を与える人だから。人類を前に進める人だから」アップルのCMです。時代を変えようとする人の行動や考えは、これまでの常識から見るとクレイジーに見えるかもしれません。しかし現代で「クレイジーだ」と言われているものは、新時代の常識になるかもしれません。
ハーバードの教授は、ジョサイア・ウェッジウッド、ジョン・D・ロックフェラー、アンドリュー・カーネギー、ヘンリー・フォード、エスティ・ローダーなどの有名アントレプレナーとよく似ているとスティーブ・ジョブズを評する。全員、積極的に動くトップセールスマン、好奇心が強烈、想像力が鋭いと同じ特質を持つという。
時代と本人の資質の相性もあったのだろう「ジョブズが大人になったのは経済・社会・技術が大きく変わろうとしていたころで、後に情報革命と呼ばれるようになる時代だった。ウェッジウッドは18世紀に英国で陶磁器メーカーを興して世界初の消費者ブランドを打ち立てたが、彼も、物事が大きく変化した産業革命の時代に育った人物だった。ロックフェラーは1870年代から1880年代に近代的な石油産業の基礎を築いたが、そのころは鉄道輸送と大量生産によって米国が農業社会から産業社会へと変革する時代だった。時代が変わるときには必ず、その変化を象徴するカリスマが誕生する。「ザ・ブランド―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略」にこのことは極めてドラマティックに書かれている。
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