2011年10月13日木曜日

水(五代松鉱山)と名付けられた鶴田憲次の新作絵画。これは写真ではなく、人間が筆で描いた絵だ。形を描いているのではない。

水(五代松鉱山)と名付けられた鶴田の新作絵画。これは写真ではなく、人間が筆で描いた絵だ。形を描いているのではなく、彼の目に映る光を描いているそうだ。今回は鶴田憲次の個展のお知らせ!京都へ旅行の予定がある方は、ぜひ、本物を見てください。関西の情報と東京の情報は未だ落差があるようだ。この展覧会の情報も鶴田本人から送られた葉書で知った。WEB上でも天才鶴田の情報はほとんどない。
















天才鶴田憲次が「人間の目をごまかすのは極めて簡単だ。その範囲でしか描かなくなった。」と解説している。これを描いた鶴田に言わせるとRGBという光の三原色を一つずつのフィルターに分けて、彼の目に見える光を描いているそうです。つまり形を描いているのではなく、彼の目に映る光を描いているそうだ。天才の話は凡人には参考にならない。この絵を描いた鶴田憲次は、京都芸大に同じ時期にいた友人だ。点描のように細かいドットの集積によりスーパーリアリスティック絵画を展開する作家だ。テーマは、常に形のない砂や水の波紋などを描きながら、時間と空間との関係を際立たせる作品を展開してきた。
http://bit.ly/e5q4zd

鶴田憲次展―niwa―
会場:アートスペース東山/京都市東山区三条通神宮道東入ル北側
会期:2011年10月25日(火)~11月16日(日)
時間:11時~18時(月休 日17時まで)
TEL:075-751-1830
初日17時よりオープニングパーティ開催。

鶴田は鉱石の収集でも有名人だ。今回の作品の対象となった五代松鉱山は、奈良県の天川村は修験道の開祖・役行者に縁の大峰山の麓の村。大峰山は、今となっては日本で唯一の、女人禁制が残る霊山で、その麓に五代松鉱山がある。磁鉄鉱や灰鉄輝石、アンドラダイト、方解石、水晶などが採取できる。

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