2013年9月9日月曜日

マクドナルド・ハンバーガーの「ダイバシティをベースにしたデザイン」 chicken maharaja mac


デザインとは科学でもあり、大半は数値で表すことができる。したがって同じモノが世界のどこでもいつでも再現可能である。そうするとマクドナルドのハンバーガーは立派なデザインと言える。

マクドナルドのハンバーガーは厳格なマニュアル管理の下で調理され、日本全国どこの店舗に行っても同じハンバーガーが食べられる。店舗も同様で、立地条件や戦略によって多少の差異はあるが、基本的にはどこの店舗も同じ哲学の下に設計されている。さらに、マクドナルドがグローバルでも優れているのは、「ダイバシティをベースにしたデザイン」、つまり「共通のコンセプトが存在し、その上で宗教・地域差に合わせてローカライズされたデザイン」を実践していることにある。

P&GやIBMをはじめ、世界規模でのブランディングに成功している企業は、こうしたデザイン戦略に成功していることが多い。今回は世界各地のマクドナルドを比較しながら、「ダイバシティをベースにしたデザイン」に迫っていきたい。
http://pdweb.jp/column/c_j_design_1307.shtml
chicken maharaja mac














インドは宗教上の理由から牛肉や豚肉を口にすることは難しい。日本のマクドナルドのように「ビーフ100%です」とPRするのはもちろんNGだ。したがってメニューも「チキンマハラジャマック」や「ベグ・マックマフィン」など、鶏肉や野菜を使ったものが多く、全体的に明るい色のメニューが並ぶことが印象的だ。

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