僕は日本文化デザイン会議の会員として2001年「日本文化デザイン賞」沖縄に村上隆さんを強く押したのですが、当時はまだ年長の会員の方には、知らない方も多かったので説明が大変でした。しかし結果的には村上さんが受賞しとても嬉しかった事を思い出しました。村上隆さんは、アニメやマンガからインスピレーションを受けた絵画や彫刻のほか、ファッションブランドの先端を行く『ルイ・ヴィトン』のバッグやアクセサリーデザインなどで知られる。
その村上さんの回顧展が、ニューヨークのブルックリン美術館で、2008年4月5日から7月13日まで行われた。『(C)MURAKAMI』と題したこの回顧展では、村上さんが16年間のキャリアの中で制作した作品の中から90点あまりが展示された。村上さんの作品は100人のアシスタントがいるのも頷ける迫力だ。この動画のニューヨークマガジンのJerry Saltzさんの英語はとても解りやすいし、映像も臨場感がある。
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ゲゲゲの鬼太郎の「妖怪城」に登場する村上隆さんによる『たんたん坊』(2001年、キャンバスにアクリル、 3600ミリx5400ミリx×67ミリ) |
美術館の内部にルイ・ヴィトンが出店した。このあたりが村上さんらしい。「商業と芸術の融合」はウォーホールが試みた世界だが、アートビジネスとしての「手法のバトン」は村上さんに託されたのかもしれない。頑張って欲しい。
Twitter上で繰り返されるアート論争も精力的で楽しめる。
http://www.kaikaikiki.co.jp/c-murakami/
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