2015年11月23日月曜日

「村上隆の五百羅漢図展」に行って来た。「螺鈿漆器のように狂うほどの精緻で美しい村上芸術」にフォーカス。この絵画は芸術ジャンルだけではなく、日本が世界へ誇るべき最先端技術だ。































「村上隆の五百羅漢図展」が開かれている森美術館に行って来た。猪子寿之さんも絶賛していたこともあって、ずっと行きたかった展覧会に、やっと今日行けた。「アーティストは起業家である! 芸術には、世界基準の戦略が必要である。」と語る村上さん。






















欧米富裕インテリ層を中心とした、アートマーケットの構造を研究するだけでなく、「アート市場は株式投機と同じである現実」を示し、その対策をアーティストとして実践したと書籍「芸術起業論 」で書いている。「芸術闘争論」、「狂うほどの精緻さにあり、つまりそれらは、芸術ジャンルだけではなく、日本が世界へ誇るべき最先端技術である。」と語る。






















展示の目玉は高さ3メートル、全長100メートルの極彩色の超巨大絵画「五百羅漢図」だ。横山大観の「生々流転」など過去の絵画を研究し、現代の羅漢図を創り上げた。

 また村上隆さんの絵画の仕上げの美しさに感動した。まるで螺鈿漆器のように細密で美しいことに注目するためマクロの画像を撮ってきた。もう一つの評価は撮影自由SNSでのリアルタイムでの投稿自由という普通のルールを適用させたこと。















なぜか日本の美術館は撮影禁止がデフォルトになっているが、このSNS全盛の時代に「撮影禁止」にどんな価値があるのか?確かTwitter FB Instagram のマークが会場の入り口にあった。禁止よりOKの方が圧倒的に集客に繋がるはずだろう。






















村上さんが指示し、弟子たち約200人が24時間体制で1年足らずで完成させた。が作業に励むというアンディーウォーホルに学んだであろう分業による工房システムの成果だろう。





























そもそも五百羅漢図は、釈迦の弟子たちの修行の姿が理想化された姿で描かれ、信仰の対象となったもの。村上は本作について「祈り的なものは皆無で、まさに“無”みたいな感じで、なんにもない」とクールに語っている。

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