2015年3月13日金曜日

シトロエンのヘリテージを継いだレトロなデザインの「DS 21 Pallas(パラス)」の登場で思うこと。日本のデザインは「新しさ」にこだわりすぎるが、デザイナーは、過去のヘリテージをアップデートさせ未来へ伝えるのが役割。

2015年製












シトロエンのヘリテージを継いだレトロなデザインの「DS 21 Pallas(パラス)」2015年版がジュネーブ国際モーターショーで披露された。1955年当時の DS から綿々と続く歴史へのオマージュ。今回で60周年を迎える。「DSブランドが今日もデザインのインスピレーションの源泉としている、まさに大いなる遺産」という位置付け。
1973年製よく見ないと2015年製との違いがわからない。
















元来デザインが自分たちの財産と考えることがEUメーカーだが、もとAudiのカーデザイナー和田智さんのBe-1を初めとした日本のパイクカーに対する解釈が日欧で、どう違ったか?その結果その後のデザインの方向が日欧で大きく差が開いたという発言が面白い。

















和田さんの発言:当時の日本においては、「昔のクルマ」のデザインを借りてきたパイクカーも、「新しさのひとつ」だったわけですが、ヨーロッパのメーカーのとらえ方は、そうでなかった。
















「自分たちの足元を見つめ直したクルマ作りをする」ひとつのきっかけになったと語っている。あのときの日本のパイクカーブームで、はたと気づいたのがヨーロッパのメーカーだった。「僕らは新しさに少しとらわれ過ぎていたのではないか」と。






http://ennori.jp/2740/citroen-ds-21-pallas-2015-edition
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140901/270640/?P=6


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