2015年3月15日日曜日

「フィボナッチ比率」を用いて作られた非常に美しいガラス彫刻。デザインは通常人々の日常に使う工業製品のために使われる。ただしただ意味も無く美しいものも存在する。

デザインは通常人々の日常に使う工業製品のために使われる。ただしこの作品のように、ただ意味も無く美しいものが存在する。この作品は工業では無く工芸と言われる領域にあたる。













この作品は鉛クリスタルとダイクロイックを使用している。ダイクロイックフィルタとは、薄膜による光の干渉を利用して、特定の波長領域の光を反射し、残りの波長領域を透過する光フィルタを組み合わせたもの。
アメリカのガラス彫刻家Jack Stormsさんは「フィボナッチ比率」を用いて、非常に美しいガラス彫刻を制作している。父親の職人の技の思い出と、自らのアイデアから来たインスピレーションとを組み合わせたガラス作家としての彼のビジョン。これらの現代ガラス彫刻は24週間ほどかかる場合がある。
























カットし研磨し反射ミラーを作成する。積層されている鉛結晶のコアを作成することにより作業は始まる。光学ガラスに包まれた時、あるいはガラスを通過するとき、光の屈折がイリュージョンのような虹を作成する。現代ガラスアートの気が遠くなるような作品だ。















フィボナッチ比率とは13世紀の数学者である、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見した。となり合った2つの数字の和をつなげて作られる数列をフィボナッチ数という。ひまわりの花の繰り返しからパイナップルの表面のパターンまで、フィボナッチ数は、自然の中ですべての生き物の成長のパターンで発見された。













「フィボナッチ数列の各項を一辺とする正方形」を使っているのだろうか?ガラスの中心部などに見える幾何学的な模様にその配列を使っていると想像できる。




http://jackstorms.com/



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