2015年11月17日火曜日

ミニスカートは1960年代以前は存在せず当時は世界を覆ったイノベーションだった。ミニスカートの流行は、その後の世界の価値観を大きく変えた一つのアイテムだ。

11月13日金曜日に、世界を震撼させるテロ事件がパリで起き120名を超える死亡者が出た。そういう流れもあってか、考えることがあって昨日たまたまベルトルッチ監督の「ドリーマーズ」を見た。1968年パリ。政府に対し学生が蜂起するという政治情勢の中、ディカプリオに似ているマシュー (マイケル・ピット) は、イザベル (エヴァ・グリーン) の双子に出会う。

両親がいない間に、テオ、イザベル、マシューの3人は、どんどんセクシュアルな関係を深めていく。自らヌーヴェル・ヴァーグの一員だと自称するベルトルッチらしい映画。当然イザベル (エヴァ・グリーン) はその時代の象徴としてのミニスカート姿を披露する。






















1960年代はプレタポルテの台頭と若者のストリートファッションの影響も強くなっており、その典型的アイテムが『ミニスカート』だった。1960年代後半に世界的に大流行するミニスカートはロンドンのデザイナーマリー・クワントが若者向けに売り出したことで流行するようになったと言われている。





















1965年にはイギリスのアンドレ・クレージュがオートクチュールでミニスカートを発表しツイッギーが着用してブームを呼び起こし、これによりミニスカートは世界中に広がった。

つまりミニスカートはそれ以前は存在して無く当時はイノベーションだった。ミニスカートの流行したこの時代は、東名高速道路全通/アポロ11号月面着陸/大学紛争/東大安田講堂陥落/東大入試の中止など波乱が起こりその後の世界の価値観を大きく変えた。
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