2014年8月24日日曜日

logmiの[「学ぶことを今すぐやめよう」 IQ170の13歳少年が語った、”天才”の条件]が面白い。

一般的に学ぶことの価値はすでに十分に語られている。「丸の内朝大学」[TED]を初め今の人たちは「学ぶこと」つまりインプットを好むように見える。反面学んだことを行動に移すことには恐怖心があって、なかなかアウトプットしない人が多いように見える。
Lou Beach

私は公的な場ではあまり話していないが、成功したプロジェクトは大半学んだことでは無く、まったく過去にインプットの無いプロジェクトだった。Be-1はじめカーデザインのコンセプトワークに取りかかったときにもカーデザインの経験どころか、自動車免許さえ持っていなかった。

契約金が振り込まれプロジェクトが始まってから、日産自動車の担当の方を初め多くの人からカーデザインの知見を得てアウトプット「考え」「創造」した。
Lou Beach





























多くの人は未経験のことでは無く、経験したこと(インプット)のみが自分の得意分野だと思って仕事(アウトプット)する。つまり学ぶという行為は他者の知識のコピー(写経)でしかない可能性があるということではないか?と考える私はジェイコブ・バーネット少年の「学ぶことを今すぐやめよう」という発言にはとても共感する。
Lou Beach















しかしこれらの考え方は反社会的な臭いがするのか?あるいは学ぶことの必要の無い人は「天才」という言葉で片付けられてしまう傾向がある。その証拠に、このジェイコブ・バーネット少年のYoutubeのコメント欄には感情的な大人の批判が多かった。人は理解出来ない概念に出会うと拒絶したい気持ちが高まるのだろう。














2歳の時にアスペルガー症候群と診断された少年は、12才の時には「未来のノーベル賞候補」と呼ばれるまでに成長していた。IQ 170の当時13歳のジェイコブ・バーネットが、ニュートンやアインシュタインや過去の天才たちが受け入れるだけの「学ぶこと」を止めた事で得た自分独特の視点から物事を見て「考えること」を経て「創造すること」へ移行したことを語る。(TEDxTeen 2012)
以下ジェイコブの意見を要約すると、ニュートンの事例では、1665年、ニュートンはケンブリッジ大学にいた。その時代、ペストのせいでケンブリッジ大学が閉校していた。

だから授業を受け学ぶことが出来なかったニュートンは、その代わりに天体物理学のある問題について考えていた。彼は地球のまわりの月の動く速さを計算したかったのだ。













ニュートンはこの問題を解くため、微積分法、ニュートンの3つの法則、万有引力の法則、自分の研究を観察するための反射望遠鏡、光学などの素晴らしいものを、学ぶことを止めた2年間でつくり出した。

ニュートンがもし、学ぶことを止めないでいれば、彼はおそらく学者になれたし、オールAの成績をとり、成績優秀者リストに載り、教授は彼を誇りに思ったでしょう。しかしそれでは、何も創造することはなかったでしょう。













ジェイコブも特別支援クラスにいて、学ぶ術がなかった。彼は何も学ぶことができませんでした。その代わりにたくさんの影について考え始めたのです。それが私が今、天体物理学、物理学、数学を好きな理由だと思います。学ぶことを止めなければいけなかったため、今の彼があるのです。

アインシュタイン、ジョンソン、ニュートンは、天才でしょうか? 天才だったから、発見をしたのでしょうか? まったく違います! それが理由ではありません。

彼らは、学ぶことから考えることへ、そして創造することへ移行したということです。今、彼らを天才と呼びます。彼らはもちろん高いIQを持っていたでしょう。でも、高いIQを持ちながらもこのような創造をしない人もたくさんいます。そういう人は大抵、何十万桁もの円周率を暗記して終わるのです。
http://logmi.jp/19098






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