2013年3月9日土曜日

21世紀型のスキルとは?「2011年度に小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」

新聞を読んでいると時折強烈に興味を引かれる情報に出会う。今日はその中でもインパクトのあった「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」という米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏が2011年8月、ニューヨークタイムズ紙のインタビューで語った予測が波紋を呼んでいる。「2011年の16年後、つまり2027年には今は存在していない職業に就く」ということだ。















情報化が進むに従って、我々の働き方は大きく変わってきたことは確かだ。例えば、10年前には「情報セキュリティマネージャー」や「ソーシャルメディア・コーディネーター」「ユーザーインターフェイスデザイナー」「ビッグデータ・アナライザー」などという職業は存在しなかった。
















山内祐平さんの「10年後の教室」でも、この記事に触れて「企業がイノベーションを進めるたびに、業態の変化によって新しい職業が生まれ、既存の専門職を置き換えつつある。」と書いている。また「雇用の前提となる専門性の変化が常態化し、職業が安定した存在でなくなることは間違いないだろうと考えている。」と専門性の激しくニーズの変化と多様化が、安定した職業という存在が希薄になると書いている。

米国の教育関連ニュースサイト「MindShift」でも、大学生が今まで存在しなかった職業に就くためにどの専門を選ぶのが有利かを考え始めていることが報じられている。「コミュニケーションやチームワーク」あるいは「ITスキル & 思考スキル(IDEOのロジカルシンキング)など「業界業際を転移可能な一般的能力」を重視するようになっているという。社会に求められる職業が大きく変わるということは、既存の職業はどんどん弱まっていくと言うことだ。

デジタル世代の21世紀の働き方と学び方についての著作「Now You See It:How Technology and Brain Science Will Transform Schools and Business for the 21st Century」

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