2011年10月5日水曜日

自分のDNAをアートにする会社、DNA11を知っていますか?人間は基本的に自分が好きだ。DNAは自分固有のモノという意識が購買欲求に繋がるのでは?

サラムーノビックとアマードのふたりは、すべての人たちのDNAには何百万ドルもの事業価値があることを思いついた。一緒に会社を興し、わずか5年で数百万ドル規模まで大きくしたのだが、その背景にあったのは、アップルから借用したイノベーションに対するアイデアと、我々が持って生まれたもの—DNAだった。アップルの影響力は広範に広がっている事例だ。

DNAをアートにする会社、DNA11を興したのだ。やっていることはとてもシンプルだ。注文があると、頬の内側からDNAサンプルを取得する特殊なキットを送る。送り返されてきたサンプルのDNAをアートにする。できたアートは顧客の部屋に飾ってもらう。















2005年、サラムーノビックはインターネット関連のコンサルタントとして働いていた。アマードはバイオテクノロジーの会社で営業をしていた。ふたりでワインを飲んでいたとき、アマードが持っていたDNAの画像を見て、サラムーノビックは「マーク・ロスコの絵(下の画像)みたいだなぁ」と思った。ロスコというのは、両親とともにロシアから米国に移民し、ニューヨークで活動した抽象表現主義の画家だ。壁に飾ったらかっこよさそうだと感じたサラムーノビックは、そういうDNA「アート」を欲しいと思う人がけっこういるかもしれないと思いつく。

「アート世界のアップルになりたい」と思ったサラムーノビックが「ジョブズならどうするだろうか?」と自問した。片方は科学系に強いがマーケティングに弱く、友人の力を借りなければ商品化は成功しない。マーケティングが得意なほうは幅広い経験や興味から創造性を発揮し、ほかの人が気づかないようなつながりをみつけることができる。その結果、初年度の売り上げは100万ドルに達した。

「dna11」は、そのDNAアートを販売しているサイトです。実際に購入を考えている人は操作を見たほうが分かりやすい動画です。

http://web-marketing.zako.org/web-marketing-news/possible-use-ajax-tab-dna-11.html
書籍「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション」―「人生・仕事・世界を変える7つの法則」から多くの文章を引用した。この本は非常に素晴らしい洞察に満ちている。

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