2011年6月6日月曜日

今日はちょっと格言めいた「デザインとは?」の三者三様の答え。皆さんなら、この質問にどう答えますか?

1,「モノが起こすコト(モノによって起きるコト)こそデザイン」グラフィックデザイナー佐藤卓さん

2,
「デザインはデザインそのものでは成立せず、気づき、考えることを起こすのがデザインの役割」デザイナー深澤直人さん 

3,「生活を変えるものでなければデザインでない」「デザインはローコストでハイリターンの経営資源」装飾性やライフスタイル的価値観から語られることが多いデザイン。その社会的機能に注目する。製品のコンセプトから考えてデザインをプロデュースする「コンセプター」は、「デザインは重要な経営資源」と考える。坂井直樹
(繊研新聞より)
design by Lou Beach/New Work : Republican War on Education (for The Progressive)

同じような発言をWEBで探してみた。
グラフィックデザイナー原研哉さんは「デザインってやっぱり構想業かな。論理でも演繹でもないアブダクション。世間に問題は無数にあるけど、問題をプロジェクト化する人が少ないよね。」それは時に「シンプル」という言葉に短絡されがちであるが、デザインとは、付加価値ではなく、形の合理性を探り当てる営みである。

プロダクトデザイナーの山中俊治さんは「20世紀のプロダクトデザインは、新しい技術を用いた製品をメーカーが開発し、最後にデザイナーの力で消費者にとって魅力的な形にすることが主眼でした。簡単にいうと、できた技術にかっこいいデザインをつけて売れるようにするということですね。けれど、20世紀末から21世紀にかけて、どうやらこの手法はもう通用しなくなりつつある。なぜかというと、ソフトウェアやネットワークの進歩でプロダクトそのものが様々なサービスを前提として作られるようになったからです。だから、新しい技術が完成するまでデザイナーが待っていてはいけない。どんな技術が求められ、それをどういう形で人々の元に届けたらいいかのビジョンを示すのが、これからのデザイナーに求められると僕は考えています」

最後にエレファントデザイン株式会社の西山浩平さんは、「デザインの対価はキャピタルゲイン」と言う「デザイナーもアントレプレナーのように給与のかわりに、役務を無償で提供したら、プロジェクトの一部を所有できる。アントレプレナーと一緒に役務というかたちで出資をして、投資が実を結んだらキャピタルゲインで投資を回収できるべきなのである。」 

2 件のコメント:

  1. Design is relationships. Design is a relationship between form and content. -Paul Rand

    デザインとは、モノとコトとの関係を最適化すること。さらに、その在り方をシフトさせ、新たな価値を生み出す。イノベーションに必要不可欠なスキルだと考えています。

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  2. 曲も同じように思います。理屈ではなく、多くの人に受け入れられて価値が出てくる。理屈は後から付けられる。気に入られるか、否かではないでしょうか?太陽の塔は初めあまり受け入れられなかったように思う、だけれど、年を経て馴染んでいった。音楽の世界にもあるようです。加山雄三氏は言っています。「一番いい曲は、君といつまでも」と、多くの人に支えられ、愛されてきた、だからいい曲なんだと。

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