2011年2月13日日曜日

水と絵の具と筆と紙が曖昧な固まりを描き出しながらも、確実にデッサンされて対象が浮かび上がるマッツ・グスタフソンのイラストレーション


ある雑誌で見たニューヨークのマッツ・グスタフソンは、スウェーデン出身のアーティストらしく、北欧の家具とアメリカの家具がグレイッシュな色彩でシックな部屋に住んでいた。彼の鋭く繊細な感性と独特の魅力は彼自身の作品にも表現され人々を魅了しつづける。「水」と「絵の具」と「筆」と「紙」が曖昧な固まりを描き出しながらも、確実にデッサンされて対象が浮かび上がる。水彩の滲みは偶然に生まれたはずだが、確実に計算されている。
























マッツ・グスタフソン/ファッションイラストレーター:1951年スウェーデン生まれ。1970年代後半から、コムデギャルソン、ヨウジヤマモト、ロメオ・ジリ、プラダ、グッチなどのトップコレクションを描いてきた。水彩絵の具の滲み具合、表現が豊かで溜息が出ます。






























このパンフレットは、1991年に日本酒「玉兎」のPRで作られた物。絵はMats Gustafson(マッツ・グスタフソン)に依頼した。書は渋江建男さんにお願いした。「玉兎」は千利休が好んだ炉の花、白玉椿(まだ開化しない白いツバキの蕾の別名)今も「沢の鶴」から販売されているロングライフデザインとなりました。純米酒+吟醸酒のお酒「玉兎」


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