2016年5月29日日曜日

我々の日常は問題だらけのUIに囲まれていて、それらに柔軟に対応しなければいけない。デザインにおけるアフォーダンスは人の記憶(経験)から補完される要素も大きく。その記憶は変化を求めない。































UIやUXを調べていたらおもしろいサイトに行き当たった。さて左上のバーナーに火をつけたい場合、どのツマミをひねりますか?というもの。このコンロにはいくつかのアフォーダンス的な問題がある。我々の日常は問題だらけのUIやデザインに囲まれている。
Spiral Burner Cooktop by Alireza Alavi » Yanko Design

• バーナーとツマミの対応付けが曖昧なので、付け間違い、消し間違いが起こりやすいというミスリードの問題。
• よく見るとツマミの側にアイコンで示されているけれど、これが長年の使用で消えてしまったら、もはや手がかりがない。
• 汚れやすい場所にツマミが付いているので、掃除の時にバーナーに火がついてしまうかも知れない。

上のUIの問題をいくつか解決したものが次のコンロだ。
Scale Gas Range by Naeun Kang » Yanko Design
















こうなっていると分かりやすい。ハードウェアの対応付けという意味で。


次は毎日色々なエレベーターの間違ったデザイン至上主義に偏ったひどく使いづらいUIに、瞬時に対応しなければいけない緊張感。デザインだけでなくアフォーダンスは人の記憶(経験)から補完される要素も大きいのだから、公共物は、あまり変えない方が良いのではないか?























パソコンもスマートフォンもネットも使ったことのない人にとって、Amazon でものを買うことも難しい。つまりデザインは人の記憶を利用できるという意味でアフォーダンス的だという認識も重要だ。

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