2020年4月22日水曜日

もう(ビフォーコロナ)のようには戻らない。新世界(ニューノーマル)で求められるニーズやバリュー

2020年4月22日の今日、COVID-19新型コロナウィルス(COVID-19)が猛威を振るい多くの人が自宅に閉じこもり家族との生活と、時々のリモートワークを行い、ぎりぎりの社会活動を支えている。この2020に起きたことは100年後にも子供や孫に語られ続けるくらいグローバルな歴史上の大きな出来事だろう。

人々は、いずれは(ビフォーコロナ)前のようになるだろうと考えるが、「もう(アフターコロナ)の今は完全に新しい世界(ニューノーマル)なのだ」ともう元の世界に戻らないことを認めるしかない。





























対面で行うのが常識だったビジネスでさえ、もうすでにオンライン化している。ただ、ここで身につければ強くなれるスキルは、「たとえ、深圳の一度も会ったことがない人とでも、リモートだけで、信頼関係を築け、たとえ大きな予算の仕事の受発注でさえ可能になる」スキルのことだ。

これを、小林慎和さんはリモートトラスト(remote trust)と呼んでいる。このリモートトラストを身に付けることができた人は、とてつもなくビジネススキルが強くなるだろう。

もう(ビフォーコロナ)のようには戻らない。新世界(ニューノーマル)で求められるニーズやバリューに合わせて、経営者は事業内容を転換する決断が必要になるアフターコロナ。私は経営者というより起業家に近い、20才から40才まではファッションを事業とした。

40才頃からはコンセプターと称し自動車やケータイなどプロダクトデザインの業界の一員になった。その次は約20年前に山田進太郎さんや猪子寿之さんとブランドデータバンクという、いわゆるデジタルマーケティングを生業とした。その次が慶応大学SFCの教授になりデザインを教えた。その後デジタルマーケティングの商材を世界中で探し販売する事業を興した。つまり5回の業態変容を行って、その時代の求めるモノにビジネスをアジャストしてきた。

そして今ウィズコロナ(with CORONA)のまっただ中、今更だがオンラインサロンの準備を行っている。まさに私の人生も鴨長明の言う「うたかた」そのものだ。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」 と鴨長明が方丈記で書いている。

鴨長明は流れる河の水が、二度と戻らない事を見て、「無常」という仏教の言葉と重ね合わせて、常に同じものはこの世には無い。と言ったが、このCOVID-19の猛威の前にこの言葉は心に響く。

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