2015年12月10日木曜日

ハンギング・アニマルは良い悪趣味だ。ソットサスが、いい趣味というブルジョワ的なモダニズム(グッドデザイン)に逆い反デザイン(バッドデザイン)を宣言していたことを思い出した。































致命的な捕食者の口に座るハンギング・アニマルの椅子、もとは伝統工芸の製法で作られていて絶滅危惧工芸の復活への目的もある。














僕の最初のデザイン作品は、京都美大に在籍中に作った刺青Tシャツだった。なぜ刺青かというと、この時代は、世界中でヒッピーのカウンター・カルチャー、反体制などの社会の変革の風が京都にも吹いていた。





















そんな時代の中ではお行儀の良いグッドデザインなんかは全く興味が持てなかった。またデザイン界では、ソットサスが、いい趣味というブルジョワ的なモダニズム(グッドデザイン)に逆い反デザイン(バッドデザイン)を宣言していた。
































70年に発刊された「ドムス」にソットサスが書いた面白い記事がある。「モノをデザインするときに、人が何かに気づき、自分を解放する助けにならなければならない、そして人に内なるときめきを感じさせる機能をものに与えることだけを考えなければならない。」
































やはり僕にとっては、その「うちなるときめき=エモーション」はアウトローが肉体に描いている刺青をファッションに置き換えることだった。





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