2010年12月18日土曜日

「松坂屋上野店」のマスコットキャラクター『さくらパンダ』が人気を集めている話が出ていた。日本のキャラクターデザインの不思議、関連ビジネス全体では5兆円規模!



今朝テレビのニュースを見ていたら、老舗百貨店「松坂屋上野店」のマスコットキャラクター『さくらパンダ』が人気を集めている話が出ていた。上野公園の桜と上野動物園のパンダを由来にした「さくらパンダ」は、昨年3月、50年ぶりに行なったリニューアルオープンに合わせて企画されたキャラクター。同社の販売促進本部によると、「売上高は想定の3倍」という好調ぶりだそうだ。「上野にある百貨店」をイメージしてもらおうということで「さくらパンダ」が作られたとのこと。Web戦略(34万人登録)もしっかり考えられていて「さくらパンダブログ」では、さくらパンダの着ぐるみが店内を紹介して、話題を呼んでいる。キャラクターデザインが、企業、製品への認知度、イメージをカタチづけることの実例だろう。
日本は世界でも米国と並んで有数のキャラクター大国だ、どんなモチーフでも擬人化とデフォルメを介することでキャラクターデザインが成立する。古くから招き猫、だるま、たぬき、おかめ、ひょっとこ、などのキャラクターを長く使ってきた。そう言うこともあってか、キャラクターに対する目は世界のどの国より進んでいるように見える。加えて続々と生み出されるアニメやゲームなどのキャラクターデザインは、物語に登場する架空のキャラクターの人相?、髪型、服装などをデザインする。




















新人キャラのスカイツリーのキャラクター「ソラカラちゃん」、愛・地球博の森の精「モリゾー」と「キッコロ」、せんとくん等の地域振興系キャラ、「ドラえもん」、「アンパンマン」などのアニメ出身者から、「アフラックのあひる」、NTTドコモのキャンペーン用「ドコモダケ」などCM出身者まで、広く話題を集めてきた。

キャラクターは、CMやグッズに使用されるだけではなく、ネットの世界でのサービスキャラや、 プレミアムコンテンツとしても、活躍している。キャラクタービジネスの市場規模は小売で約2兆円といわれているが、雑誌やアニメ、 ゲーム関係の売り上げなどを含む関連ビジネス全体では5兆円規模にも達している。しかし、大半のキャラクターも売り出してみるまでは誰もヒットかどうか?解らないというのが業界の声だ。この画像の中にもあるアマチュアが作った「青首大根」などは、その典型で誰も最初は、これほど人気が出るのは解らなかった。



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