2020年7月10日金曜日

ギグワーカーと「ギグエコノミー(経済)」

そもそもギグワーカーとは何だろうか。ギグは音楽用語でライブハウスなどに居合わせたミュージシャンらの即興のこと。短期の仕事に従事する人を「ギグワーカー」という。またこれらの「ギグワーカー」を前提に成り立つビジネスや市場を「ギグエコノミー(経済)」と呼ぶようになった。主にネット経由の仕事を指す。私から見ると自由で職業を観光するような感覚はうらやましいと感じることもある。私は若い頃から起業してすぐ経営者になったので、そういう転職の自由さとは無縁だった。













単発の仕事は昔からあったが、スマホで人と仕事を手軽に結びつけられるようになりTVCMも多くなり注目が集まった。消費者に身近な分野では配達や接客、家事代行など以前からあるサービスがネットを使った働き手の確保に熱心だ。料理を自転車などで配達する「ウーバーイーツ」が代表例で、配達員には拘束時間ではなく1件ごとに報酬が支払われる。

語学












 や料理などを教える人もいる。ジョブの売り方もメルカリ化している。米国では5千万人、日本でも1千万人を超す人たちが副業を含めたギグワークに従事しているという調査データもある。最近増えているのは主にネットで仕事をする人たちだ。ウェブサイトのデザイン、映像の編集、プログラミングといった分野ではギグワーカーの活動が目立つ。米国では5千万人、日本でも1千万人を超す人たちが副業を含めたギグワークに従事しているという調査データもある。

日本でもクラウドワークス社やマタビ社(副業斡旋エージェント)では登録ベースでは昨対で30%から50%増加している。増加の理由は正社員がリモートワークなどの働き方改革で成果型になり、副業可もありで、そもそもギグワーカー化しているからだろう。まるでPMのように個人が個人に発注することもある。ちなみにこのギグワーカーは年間2400万円の収入がある。

















一般的にはコンビニ、ファーストフード店、配送などが多いが、メルカリや、ウーバーイーツなど個人が収入を得る方法は多様になった。ギグワーカーの目的も多様だ、もちろん現金収入を得る目的が基本にあるが、異なった職業の体験価値と言う目的は、まるで大人版キッザニアだ。あるいはウーバーイーツなどではダイエットやトレーニング目的も多い。流行のDXの推進などでITエンジニアは特にギグワーカーが必要だ。自社の社員が持たない専門性を持ったギグワーカーは企業の生産性を上げるためにも貴重な存在だ。『働きたい時に働きたいだけ働きたい場所で働く』という人々が増えたのだろう。





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