2014年10月15日水曜日

wiredの”男は退屈より電気ショックを選ぶ”の研究結果が興味深い。要は退屈はこの世の何よりも怖いことなのだろう。

例えば犯罪を犯すと「長期間の孤独と退屈と人間関係や社会との断絶」を与えるのが刑罰の基本だと言うことを見ても解る。

15分ほどひとりで何もせず過ごさせる実験を行ったところ、男性の場合は67%が、じっと考えにふける退屈より、自らに電気ショックを与える刺激を選んだそうだ。

かつての可処分時間はポケット文庫や週刊誌、あるいは新聞などで紛らしていたはずだ。しかし今は「われわれはスマホやメールやSNSが面倒だと文句を言っているが、実際にはそれらがもたらす気晴らしを楽しんでいるのかもしれない。」実に細かく我々は日々ネットの世界とリアルの世界を行き来している。
LOU BEACH


























「精神は世界と関わるようにデザインされており、瞑想などの訓練を受けない限り、ほとんどの人は外的な活動と関わることを好む」と、研究者はリリースで述べているが、もっともな話だ、人はコミュニティを持つ本能があるし、それらの社会と持続的に繋がっていたい欲望がある。

17世紀のフランスの哲学者ブレーズ・パスカルの次の言葉「あらゆる人間の不幸は、たったひとつの原因に由来する。その原因とは、人間が部屋でじっとしていられないことだ」を読むと昔から人は変わっていない。暇と退屈の倫理学、著者は國分功一郎も興味深い。
http://wired.jp/2014/07/07/men-would-rather-give-themselves-electric-shocks/


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