2014年10月6日月曜日

平野啓一郎さんが「アートは見た一瞬で、その価値が解るが、小説は数時間読まないとその価値が解らないというハンディがある」と語っていたことを思い出させる「ソーシャルメディア時代の『ネットニュース』の可能性」での発言。

エキセントリックな見出し→ざっくり言うと→→本文と、三段階で文章のボリュームが増えるが、「見出しとざっくり」の人たちが大半なのではないか?サマリーの時代かな?何でも要約するのは便利で早いけれど、思考する能力が欠落する可能性があるのでは無いか?

広く浅くという薄い知識の時代は、人々の何を変えるのだろうか?平野啓一郎さんが「アートは見た一瞬で、その価値が解るが、小説は数時間読まないとその価値が解らないというハンディがある」と語っていたことを思い出す。

特定の感情だけを刺激するバイラルメディア(約2分)に対して、多様性を重んじるキュレーションメディア(見出し→ざっくり)。可処分時間をスマホで埋める時代なんだろうな。
Lou Beach

アドテック東京2014。9月17日(水)に開催されたカンファレンス「ソーシャルメディア時代の『ネットニュース』の可能性」での発言。






















1つのニュースネタについて、特定の感情だけを刺激するバイラルメディアに対して、多様性を重んじるキュレーションメディアの構図が、深く浮き彫りにされていました。そんななか、特に興味深かったのが「スマートニュース」藤村さんの発言です。















ニュースを楽しむ。新しいものをどんどん知りたい。そういう欲求はたしかに高まっていると思います。ただ、キュレーションサイトとして、その期待値に応えたい気持ちもあるようで、本当にそれが正しい答えなのかという迷いもあるんです。

いまの「量と速さ」重視のニュース時代の揺り戻しがもうすぐ来てもいいんじゃないかなと。国内におけるTwitter投稿を独自に解析し、話題性の高い記事をキュレーションする「スマートニュース」は、まさに速さとコンテンツの量を追い求めるメディア。

その執行役員を務める藤村さんの発言は、コンテンツが増え情報過多となったネットニュース業界に、新たな展開が訪れることを予感させます。
インフォバーン社の小林実央さんの記事から。http://www.infobahn.co.jp/ib_column/4142


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