2019年10月2日水曜日

快手は最大57秒の動画を投稿共有できるアプリでユーザー数は7億人。































9月に北京に行った。10月1日京の天安門広場で中華人民共和国成立70周年を祝う大会が行われることもあり、交通規制だらけの北京で、町の真ん中に入れないので周辺というか郊外の町にあり主に短尺動画をテーマに興味深い企業を回った。その中でも従業員数8,000人の最大手、快手(Kuaishou)に行って来た。











快手は中国で展開されているショートビデオSNSアプリだ。ユーザー数は7億人を超えており、ビデオの投稿、編集、ライブストリーミングサービス等を融合させたSNSとして、中国では大変有名なアプリだ。
















2017年には、テンセントから3.5億米ドルの投資を受けており、ますますの発展が期待されている。中国では、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSが規制されており使用できない。しかし中国独自のSNSが発達しており、その1つとして「快手(Kuaishou)」が人気を集めている。快手は最大57秒の動画を投稿し、共有できるアプリだ。機能が似ていることからInstagramの中国版とも言われており、2019年時点でユーザー数は7億人にものぼる。














投稿は動画のみですが、機能はInstagramと似ている。Kuaishouの創業者は宿华という人物だ。1982年に中国湖南省の農村に生まれた彼は、幼い頃から神童として有名だった。中学生時代からの彼は、大好きなPCゲームの武器を手に入れるために、プログラミングのコードを夜な夜な解読し、ギークとしての才能を開花させるなど、ゲームとプログラミングに夢中になっていた少年期・青年期だった。





























その後、清華大学ソフトウェア博士課程に進み、研究を続けていた彼は、北京の不動産価格の急上昇・中国経済の盛り上がりを目の当たりにし、ビジネスの世界へ飛び出すことを決めている。2011年、宿华は仲間とともに、Kuaishouを立ち上げている。






















Kuaishou起業までの失敗と、企業後の試みを、宿华はこう語っている。「私が自転車に乗った時、人々はそんな自転車じゃ遠くまで行けない、と言った。私が乗用車に乗り換えた時、人々はこの先には崖っぷちが待っている、と言った。私は人々の言葉には耳を傾けなかった。崖っぷちが待っていたら、飛行機に乗り換えるだけのことなんだ。今、私は飛行機に乗り、行きたいところに行くことが出来る。」起業家ならではのポジティブシンキングだ。


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